音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

ネコード

2008年09月24日 | 本の感想
  
○レコード・コレクターズ増刊「猫ジャケ 素晴らしき”ネコード”の世界」(2008)
 猫をモチーフにしたレコードジャケットを、100ページ以上にわたり掲載したムック。しかもオールカラー。猫好きでレコ好きな人間にはたまらん本でした。

 各猫ジャケは、「ひとり猫」「なかよし猫」「美女と猫」「紳士と猫」「絵になる猫」というジャンル(?)に分類されて掲載され、その間に、スピッツ「名前をつけてやる」撮影秘話や、遠藤賢司(ほとんどのアルバムに猫をモチーフにした曲を収録している)、畠山美由紀(ソロアルバムのジャケで愛猫と仲睦まじい姿を披露)のインタビュー記事を収録してあります。
 
 子供のころから今に至るまで猫を飼い続け、猫に関する曲を書き、歌い続けてきたエンケン氏のインタビューは含蓄のある発言満載でしたし、結婚相手が猫アレルギーであるため、今は愛猫と一緒に暮らすことができなくなった、という畠山嬢のエピソードには深く深く同情してしまいました。

 以下、掲載ジャケの中から特に気に入ったものを紹介します。ちょっと重いかもしれませんがご勘弁を。



 「ひとり猫」コーナーではこれが一番好き。「猫歌手Tannaさんが友人たちと共に自慢の喉を披露」だって。聞いてみたい。



 「なかよし猫」ではこれ。二匹の表情のコントラストがたまりません。昭和40年代にこういう子供向けレコード、いろいろあったよなあ。

 

 「美女と猫」コーナーでは、この2枚の並びぐあいに負けました。左のはうちの猫そっくりだし。



 「紳士と猫」コーナーの、この見開きもインパクトあり。ザッパとエンケン。日米巨匠猫対決。



 でも「紳士とネコ」コーナーで一枚、となるとこれ。ロキシー・ミュージックのサックス奏者アンディ・マッケイのソロ。仔猫の愛らしさがなんともいえず。



 「絵になる猫」コーナーのイラスト猫ではこれが最高。「ヒゲが一本もないのに、肉球などどこにもないのに、ものすごい"猫感"が伝わってくるジャケットだ」というキャプションに激しく同意。楽しげな表情もいいですね。


 あー堪能した。でも、うちの猫たちに会いたくなってしまったよ……。