音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Subtle Changes

2008年09月12日 | CDの感想
  
○Sambassadeur「MIGRATION」(2007/2008)
 スウェーデンのギターポップバンド。素晴らしい。すばらしいすばらしいすばらしい。バンド名の正確な読み方すらわからないけど(サンバッサダー?)すばらしい。

 マイクロフォンを極限まで近づけて録音したとおぼしき、「あたし、生まれてから一度もシャウトなんかしたことありませんわ」的ミステリアスささやき女性ヴォーカル。
 ネオアコ寄りギターサウンド時々電子風味の音。
 魅力的なメロディを持つ楽曲。
 その三つが混じりあって、なんともいえないリリシズムとせつなさがどくどくと湧きだしている。あふれてる。たまらない。

 1曲カヴァーがあるんだけども、それがなんとSpring(a.k.a American Spring)の「Fallin' In Love」である。
 スプリングといえば、ブライアン・ウィルソンの元奥方マリリンが姉ダイアンと組んでいた知る人ぞ知るデュオだ。そのデュオの隠れ名曲を、原曲に忠実に、しかも本家以上に魅力的にカヴァーしている。これもまたたまらない。

 Wikipediaの記述によれば、デビューは2005年でこれがセカンドアルバムらしい。本国では2007年にリリースされ、今年になってヨーロッパでもリリースされたもののようだ。ちなみに本国盤とEU盤ではジャケが違うのでご注意を。(上に掲げたのはEU盤のジャケ)

 試聴はここで。

 YouTubeに収録曲「That Town」のPVらしきものがあった。オフィシャルじゃないような気もするけど。


 こちらはファーストアルバム収録曲「New Moon」。この曲もいいじゃねえか。ファーストも入手しなきゃならんかな。