音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

1973年のフランク・ザッパ

2007年11月23日 | ザッパ関連
 YouTubeでザッパ映像を漁っていたら、1973年8月21日のストックホルムでのライヴ映像(公式にはリリースされていないもの)がごっそりと出てきたので、まとめておくことにします。
 ザッパ(guitar/vocal)、ジャン・リュック・ポンティ(violin)、ジョージ・デューク(keyboards)、イアン・アンダーウッド(woodwinds)、ルース・アンダーウッド(percussion)、ブルース・ファウラー(trombone)、トム・ファウラー(bass)、ラルフ・ハンフリー(drums)という、極度に演奏能力の高い集団によるプレイです。
 
 これはアルバム「Over-Nite Sensation」制作時のメンバーとほぼ同じメンツですが、その作品が"歌もの"を中心としたポップでコンパクトな印象を与えるのに対し、ここでは各人のプレイヤビリティを最大限に活用した演奏が繰り広げられているので、ずいぶん印象は異なります。

 この日の演奏自体は"Beat The Boots"シリーズの一枚として公式リリースされた「雑派大魔神 ストックホルムで激憤+シドニーで憤慨」(原題:「PIQUANTIQUE」)に収録されてはいます。でもあれはかなり音質的には厳しかったので、ぜひビシッとした音質のブツをオフィシャル発売してほしいもんです。(まあこの映像があれば十分な気もしますが…)

 ではまず1曲。「Montana」。いきなり熱いギターソロをカマすザッパ御大。
  

 続く演奏を以下に並べておきます。ご堪能ください。

 ▼「Dupree's Paradise」パート1
 ▼「Dupree's Paradise」パート2
 ▼「Father O'Blivion」パート1
 ▼「Father O'Blivion」パート2
 ▼「Father O'Blivion」パート3
 ▼「Cosmik Debris」
 ▼「Kung Fu + Penguin In Bondage」
 ▼「RDNZL」

 ああ至福至福。
 ところで、ザッパ御大は最初の方でタートルネック・セーター(のような服)にジャケットをはおっているんですけど、ストックホルムってとこは夏でもそんなに寒いんでしょうか。