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(有)村田牧場通信

(有)村田牧場から情報を発信するブログ

クラブ募集馬4頭の近況

2022年02月04日 | クラブ募集馬
ここ数日、まったく雪が降らない日が続いたこともあって立ち写真を撮る時間があったので、それを含めてクラブ募集の1歳馬4頭の近況を報告させていただきます。



まずは、ローレルクラブ提供のアメージングムーンの2021から近況を報告いたします。







【1月末日現在の測尺】体高149cm 胸囲166cm 管囲18.4cm 馬体重361kg

1月前半は放牧地に雪がない状況が続いていましたが、その後は一気に雪が積もって寒い日が続くなかで、なかなか厳しい環境のなかでの昼夜放牧になっています。

本馬も体高や馬体重が先月より増えるなど成長を見せている一方で、胸囲や管囲が一時的とはいえ少し減っている状況です。

それでも飼い食いは良好で熱発などもなく、順調な成長を見せています。

前回の近況報告時には少し素軽く見せていた馬体は、再び程よく丸みを帯びた馬体に成長していて、数字以上にしっかりとした馬体をしています。

この中間に整歯も終えているので、今後はさらに馬体のボリュームアップが見込めるかもしれません。



次に、同じくローレルクラブに提供させていただいているオーシャンフリートの2021の近況です。






【1月末日現在の測尺】体高148cm 胸囲163cm 管囲18.9cm 馬体重347kg

本馬はこの1か月間クセのない成長を見せていて、ダート血統らしい程よいボリューム感のある筋肉の付き方と馬格に成長しています。

前回の報告時には気の強さを出す面がありましたが、現時点でもそういう面は見られるものの気性的に一回り成長して、少し余裕を感じさせる気性になっています。

人間が指示することを理解している面が見受けられるなど、賢さを感じさせる1ヶ月でもありました。

脚元も含めて不安な面はありませんし、引き続きこのまま順調に行くようにサポートしていきます。

なお、本馬は昨年12月に整歯をしています。



ここからは、ターファイトクラブ提供の1歳馬の近況を報告いたします。

まずはハーランズルビーの2021からです。







【1月末日現在の測尺】体高148cm 胸囲164cm 管囲18.6cm 馬体重358kg

本馬は体高が伸びた以外は前回とそれほど変わらない数字かと思いますが、見た目には一回り大きくなった印象です。

前回の報告時には、集牧時に少し逃げたがる面があったのですが、ここ最近はそういう面は見られません。

単純に集牧時にはマイナス10℃を下回る日が多いことが関係しているかもしれませんし、あるいは本馬が気性的に成長しているとも思えます。

1月前半は放牧地に雪がなくて硬い地面だった分、あまり運動する場面を見る機会がなかったのですが、雪が積もっている現在は他馬とともに遊んだり放牧地を集団で走り回る場面が見られるようになってきました。

本馬も昨年12月に整歯を終えています。



最後に、同じくターファイトクラブに提供しているメリオールの2021の近況を報告いたします。







【1月末日現在の測尺】体高147cm 胸囲158cm 管囲18.9cm 馬体重320kg

本馬に関しては、前回の報告時に気性面の成長を指摘しましたが、この1ヶ月はさらに気性面での成長が窺えます。

放牧時にヤンチャな面が見られましたが、この1ヶ月は人間の指示することをよく聞いて、たまに暴れることもありますがそれも格段に減りました。

他の3頭に比べて馬体重が足りなく感じるかもしれませんが、決して細身ではありません。

馬体に素軽さを残しながらも、今後は少しずつでもボリュームアップしていきそうな気配です。

なお、本馬はこの中間に整歯してもらっています。



明け1歳を迎えたなかで、4頭それぞれに馬体や気性の成長が窺える1ヶ月でした。

しばらくは放牧地に雪が積もっている状況が見込めるので、硬い地面で蹄を痛がらない分、これからの1ヶ月は運動量が増えるのではないかと予想しています。

それに向けて飼い葉量も増やしていますし、その消化吸収を良くするために各馬の整歯もすでに終えています。

もう3ヶ月もすると青草が生える時期を迎えるので、それまで基礎体力を今からしっかりと付けていこうと思っています。





ターファイトクラブ提供馬ハーランズルビーの2020(牝 父ドゥラメンテ)が満口に

2022年01月14日 | クラブ募集馬
昨日、ターファイトクラブのスタッフさんから当場生産馬で同クラブに提供しているハーランズルビーの2020(牝、父ドゥラメンテ)につきまして、このたび満口扱いになったとの連絡を受けました。

出資会員の皆さまには御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。

半兄モズベッロは重賞勝ち馬で、昨年はG1大阪杯で2着するなど好走してくれています。

本馬も、半兄のように重賞路線で活躍する姿を出資会員の皆さまにご覧いただけるよう、立派な競走馬になるべく育成場で頑張っています。

その育成場での動きや評価も上々のようですし、先日調教師の先生と連絡を取った際も本馬について話しましたが、彼女に大変期待してくださっています。

ドゥラメンテ×Harlan's Holiday牝馬の配合からも活躍馬が出ていますし、なんとか出資会員の皆さまの期待に応えてほしいと願っています。

改めまして、出資してくださった会員の皆さま誠にありがとうございました。






クラブ募集馬4頭の近況

2022年01月10日 | クラブ募集馬
今年もよろしくお願い申し上げます。

冬場を迎えてクラブ募集馬を含めた現1歳馬たちも冬毛が伸びてきたなかで、あまり見栄えはしませんが、4頭のクラブ募集馬の近況を報告させていただきます。



まずは、ローレルクラブ提供のアメージングムーンの2021から近況を報告いたします。







【12月末日現在の測尺】体高148cm 胸囲167cm 管囲18.6cm 馬体重349kg

前回の近況報告から2カ月ほど経過していますが体高が2cm、馬体重が20kg以上増えるなど、相変わらずクセのない成長を続けています。

以前はもう少し丸みがあって筋肉質の馬体という印象でしたが、いま現在は馬体の成長とともに少し素軽い雰囲気があります。

冬場を迎えてボディコンディションが落ちてきたという考え方もできますが、冬期の昼夜放牧をするなかで飼養管理には気を付けているつもりなので、成長過程の一部だと理解しています。

気性面においても、この牝系らしい気の強さと牝馬らしい繊細さは今も持ち続けていますが、そのなかでも1歳を迎えた牝馬らしい成長を感じさせます。



次に、同じくローレルクラブに提供させていただいているオーシャンフリートの2021の近況です。






【12月末日現在の測尺】体高147cm 胸囲161cm 管囲18.8cm 馬体重339kg

父パイロの産駒らしい丸みを帯びた馬体をしていましたが、その部分を残しつつ1歳になって全体に伸びが出てきた分、以前よりも半姉ベルキューズに似てきた部分があります。

一方で、この1ヶ月ほどは放牧時に気の強さを前面に出すことがあり、もともと秘めていた気の強さが今の時点では表面化している印象を受けます。

ただ、放牧時の人が引いているときに気の強さを出すのは、言い換えれば冬期の昼夜放牧のなかでも十分に体力が回復している証拠でもあります。

実際、馬房で手入れなどする際には特別うるさいわけでもないですし集牧時も大人しい部類に入るので、このまま順調に成長していってほしいと思っています。



ここからは、ターファイトクラブ提供の当歳馬の近況を報告いたします。

まずはハーランズルビーの2021からです。







【12月末日現在の測尺】体高147cm 胸囲163cm 管囲18.7cm 馬体重355kg

今回の測尺では前回よりも管囲が細い数字になっていますが、あまり雪がなく多少運動量が落ちている証拠なのかもしれませんが、しっかりした骨量のある馬なのでそれほど心配はありません。

それよりも、もともとしっかりとしていた馬体に伸びが出てきた分、最近は馬体が少し素軽く映ります。

最近は集牧時に少し逃げることを覚えてきたのですが、比較的すぐに捕まえさせますし、全兄モズベッロは馬房内でそのクセを見せていたので、ある意味この血統らしい仕草だとも言えます。

こちらは相変わらず馬房内ではどっしりとしていますし、ケガや体力面も含めて不安な点はないので、彼女にもこのまま順調に行ってほしいと思っています。



最後に、先日ターファイトクラブの当歳募集で満口にしていただいたメリオールの2021の近況を報告いたします。







【12月末日現在の測尺】体高146cm 胸囲158cm 管囲18.3cm 馬体重310kg

この4頭のなかで、ここ最近の気性面の成長が著しいのが本馬かもしれません。

放牧時に暴れたがるなどの幼い面はまだあるものの、馬房内の雰囲気も含めて確実に気性は成長しています。

馬体に関しても、この4頭のなかでは最も小さい馬体になりますが、現時点の馬体のサイズは決して小さいものではありません。

右前管骨部の腫れも落ち着きましたし、順調に成長するなかで、胴回りに厚みが加わってきました。



今回もちゃんとした立ち姿での撮影ではありませんでしたが、屋根から雪が落ちてくるような状況だったので、素早く短い時間帯で撮影した結果だとご理解願います。

4頭とも順調な成長を見せるなかで、それぞれ幼さが抜けてきて個性が出てきている印象です。

あまり雪がなく、地面が硬いなど運動量に多少の影響が出ている感はあります。

それでもこれからの時期は雪も多く降るので、運動量が増えるなかで、さらなる成長が見られそうです。



当場生産馬のメディーヴァル号が3歳以上2勝クラスを快勝!

2021年12月27日 | クラブ募集馬
12月25日阪神第12R(ダ1400、3歳以上2勝クラス)に当場生産馬でターファイトクラブ提供馬のメディーヴァル号が出走しました。





昇級初戦となる前走で3着と好走したメディーヴァルは、このレースを1番人気で迎えました。

レースではいつものようにスタートをうまく決めて、ハナは主張せずに先頭集団を見ながら前方でレースを進めます。

内枠だったの活かして道中はインでしっかりと脚をためながら、3~4コーナーあたりで徐々にスピードアップしていきます。

直線では少しコースを見つける時間が必要でしたが、コースを見つけて抜け出してからは一気に加速し、最後は2着馬に1馬身3/4差をつけて優勝しました。





出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。

募集当時の本馬の紹介文は、以下のリンクからご参照ください。


【血統・配合】メジェルダの2018(ターファイトクラブ提供馬 牡 父アジアエクスプレス)


ここにきて馬体が成長した分もあるでしょうし、1勝クラスを勝って自信がついたのかもしれませんが、今回の勝利は強い内容でした。

実のところ、私は翌日の有馬記念の現地応援のために移動中の時間であったため、調教師の先生から連絡をもらったときに初めて勝ったことを知った次第です。

その翌日の有馬記念では、当場生産馬のディープボンドとモズベッロの2頭が出走しました。







3番枠のモズベッロは夏負けの影響がしばらく続いていましたが、パドックではある程度復調気配のように映りました。

5番枠のディープボンドは終始パドックの外目を適度な気合が入りながらの歩様で、個人的には非常に良く映りました。

レースではディープボンドがいつも通りの好スタート、モズベッロはやや出遅れてのスタートでしたが、皆さんのご存じのとおり結果はディープボンドが2着でモズベッロは8着でした。

特にディープボンドは一瞬勝つかと思うほどの伸びでしたが、やはり1番人気のエフフォーリアは強かったです。

モズベッロも絶好調というレベルにはないなかでは、直線でも頑張っていたと思います。

寒い時期のほうが良いタイプなので、ここから調子をさらに上げていってほしいところです。



当場生産馬のメディーヴァル号が3歳以上1勝クラスを快勝!

2021年11月21日 | クラブ募集馬
11月21日阪神第7R(ダ1400、3歳以上1勝クラス)に当場生産馬でターファイトクラブ提供馬のメディーヴァル号が出走しました。





常に相手なりに走る馬で、デビューから⒓戦で掲示板を外したのはわずかに1回というメディーヴァルは、今日のレースを3番人気で迎えます。

レースで好スタートを決めたメディーヴァルは、そのまま好位から先頭を伺う形で道中を追走して、第4コーナーを回るあたりでは馬なりのまま先頭に立ちます。

最後の直線を迎えて鞍上のゴーサインが出てからは力強く伸びて、結局2着馬に3馬身1/2差をつけて優勝しました。

出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。

募集当時の本馬の紹介文は、以下のリンクからご参照ください。


【血統・配合】メジェルダの2018(ターファイトクラブ提供馬 牡 父アジアエクスプレス)


1勝クラスでも2着や3着に来ていてので、そのうち順番が回ってくると思っていましたが、それが未勝利戦勝ちから約1年かかるとは想像していませんでした。

「もしかして母メジェルダのように1勝馬で終わってしまうのか」と不安に思うときもありましたが、今日の快勝はその不安が払拭された見事な勝ちっぷりでした。

改めて彼の戦績を見てみると、阪神に対する適性の高さを窺わせます。

厩舎サイドもそのように感じてくださっているようで、本馬の体調に問題がなければ年内のうちにもう1戦を阪神で、と考えているようです。

以前より馬体的に大人びた雰囲気を帯びてきているようですし、今日の勝ち方ができるのであれば上のクラスでも期待したいです。