(有)村田牧場通信

(有)村田牧場から情報を発信するブログ

ゼフィランサスがキタサンブラックの牝馬を出産!

2020年01月31日 | 情報
1月30日、当場繫養の繁殖牝馬ゼフィランサス号がキタサンブラックの牝馬を出産しました。







当場でキタサンブラックの産駒が生まれるのはスルターナの2019、キタサンハルカゼの2020につづき3頭目となりますが、牝馬ながら本馬もやはり立派な馬格を備えています。

なかなか派手な顔をしたお嬢さんですが、半兄のダンケシェーンやディープボンドは勝ち上がっていますし、現2歳の半兄(父ドゥラメンテ)も楽しみな馬体をしています。

血統的にはディープボンドに似た血統背景を備えているので、彼に似た中距離タイプの馬になる可能性はあると思っています。






クラシックスがアジアエクスプレスの牡馬を出産!

2020年01月28日 | 情報
1月27日、当場繫養の繁殖牝馬クラシックス号がアジアエクスプレスの牡馬を出産しました。







母のクラシックスはJRAでは入着するも勝ち切れず、その後南関東で2勝して引退。

本馬が初仔となりますが、出産後の乳付きも苦労せずに母仔ともに上手に覚えてくれました。

クラシックスそして全きょうだいのキタサンイナズマ(JRA3勝)やゼフィランサス(JRA3勝)、ダンホーキラー(JRA1勝、現)は、当場がこだわってきたキングヘイロー×モガミヒメ牝系の配合から生まれています。

同じ繁殖牝馬の全姉ゼフィランサスとの比較では、ゼフィランサスがLyphard系らしいやや重心の低いスピード体型なのに対して、クラシックスやその全姉よりも伸びのある馬体をしています。

ゼフィランサスが初仔からダンケシェーン(現2勝、父ヘニーヒューズ)を出してくれたので、クラシックスにも同じヘニーヒューズの血を引くアジアエクスプレスを配合した結果、この当歳牡馬が生まれてくれました。

初仔ですがそれほど小さくはないので、父母の馬体を考えるとなかなか立派な馬体に成長しそうな雰囲気です。







オーシャンフリートがキンシャサノキセキの牡馬を出産!

2020年01月23日 | 情報
1月22日、当場繫養の繁殖牝馬オーシャンフリート号がキンシャサノキセキの牡馬を出産しました。







母オーシャンフリートはJRAで5勝していて、産駒にJRAで現3勝のベルキューズがいます。

本馬の2歳上の半兄オーシャンフリートの2018(父パイロ)は、昨年のセレクションセールでトッププライスの評価をいただいて落札された馬です。

現在は育成場で育成中ですが、順調で良い動きをする馬と聞き及んでいます。

本馬の父キンシャサノキセキは、産駒による昨年のJRA勝ち鞍が芝31勝に対してダート35勝であるように、芝・ダート兼用の種牡馬です。

本馬も繋が柔らかく程良い胴伸びがある馬で、どことなく芝適性を感じさせる印象ですが、母がダート馬だった点を考慮するとダート適性も少なからずあるでしょう。

キンシャサノキセキは安定感のある種牡馬なので、当場としても彼がしっかり勝ち鞍を挙げられるようにサポートしていきます。



キタサンハルカゼがキタサンブラックの牝馬を、メジェルダはマジェスティックウォリアーの牡馬を出産!

2020年01月21日 | 情報
1月20日、当場繫養の繁殖牝馬キタサンハルカゼ号がキタサンブラックの牝馬を出産しました。






早くからしっかりと立ち上がって自ら乳を探しに行き、ほとんど介助することなく乳付きを覚えてくれました。

昨年当場で誕生したスルターナの2019(現1歳、牡、父キタサンブラック)もそうでしたが、本馬もキタサンブラック産駒らしく立派な馬体に生まれてくれました。

スルターナの2019は気性的にどっしりしていて賢い手のかからないタイプですが、この当歳牝馬もそういう気性に成長するかもしれません。

そして昨日は、キタサンハルカゼに続いてメジェルダがマジェスティックウォリアーの牡馬を出産しました。







母メジェルダは当場からターファイトクラブに提供して満口にしていただいた馬ですが、G3ファンタジーSで2着したものの当場の力及ばず1勝のみで引退しました。

その分、彼女の産駒には母以上の成績を期待していますし、当場としてもしっかりと飼育管理していきます。

今年の当歳馬も初仔の半兄(父アジアエクスプレス)同様、それほど大きな馬格ではありませんが、骨格もしっかりしていて父似の雰囲気があるので、ある程度大きくなりそうな印象です。

マジェスティックウォリアー産駒の評価が高いので、この当歳牡馬にも期待したいところです。



当場生産馬のモズベッロ号がGⅡ日経新春杯を快勝!

2020年01月20日 | セール上場馬
1月19日、京都第11R日経新春杯(GⅡ、芝2400)に当場生産馬のモズベッロ号が出走しました。





ハンデ戦らしく、レース直前までオッズが変わりやすい状況のなか、最終的に2番人気に支持されたモズベッロはスタートを決めてから中団でレースを進めます。

道中は少しエキサイトする場面も見受けられましたが、第3コーナーを迎えた頃から徐々に進出して、最終コーナーあたりでは鞍上の池添騎手がうまく外に持ち出しながら直線を迎えます。

最後の直線では、前走と前々走に引き続き重賞のここでもモズベッロ最大の武器である上がり最速の末脚を発揮して、最後は2着馬に2馬身1/2差つけて重賞初制覇を成し遂げてくれました。

馬主様そして関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2017年に当場よりセレクションセールに上場して、現在の馬主様にご購買いただきました。

当時の紹介記事はこちらをご参照ください。

当場にとっては、ケイアイドウソジンの阪神スプリングJ(2014年)以来の生産馬によるJRA重賞勝ちとなりました。

このブログでも何度か紹介しているように、近年は思うように勝ち星が伸びず、より強い馬づくりをすべく様々な面で改良を図ってきました。

モズベッロは、1歳分場の一部採草地を放牧地に変えるなど、放牧地の拡張を行った後に飼養管理した最初の世代でした。

今月勝ったベルキューズもモズベッロと同じ世代です。

その1歳下の明け3歳世代は、当場で初めて冬期の昼夜放牧を導入した最初の世代ですが、いまのところJRAで10頭がデビューして7頭が勝ち上がっています。

結果的に、昨年は生産馬がJRAで19勝してくれましたが、これは当場にとって過去最高の数字となりました。

今回はモズベッロが重賞制覇を成し遂げてくれたので、この流れが続くように、そしてさらにもう一段階、二段階上の強い馬づくりができるように頑張っていこうと思います。

調教師の先生によると、今回は右回りでしたが左回りのほうがさらに良さそうと話していました。

馬も成長途上のようですし、これからさらに強くなってくれそうです。

なお、本馬の半弟ハーランズルビーの2018(牡、父ヘニーヒューズ)はローレルクラブにて募集中です。

会員の皆さまには、是非出資ご検討いただければと思います。

最後に、多くの方々からお祝いの品や花、ご連絡をいただきました。

写真には一部しか写っておりませんが、この場を借りて御礼申し上げます。