今回は、ローレルクラブに提供しているゼフィランサスの2020、そしてターファイトクラブに提供しているハーランズルビーの2020とクロワラモーの2020の近況をお伝えします。
基本的に当場では毎月末に測尺することにしているのですが、今月末だけは日中に仕事の用事が入りやすい状況にあったため、すべての当歳馬を12月20日に計測しています。
あらかじめご了承ください。
さて、まずはローレルクラブ提供馬のゼフィランサスの2020の近況ですが、父キタサンブラックに似て牝馬ながら立派な馬格に成長しています。
12月20日時点の本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】151cm 【胸囲】170cm 【管囲】19.7cm 【馬体重】372kg
今年の当場生産の牝馬のなかでは、現時点で最も馬格に恵まれた牝馬です。
離乳前は全体に伸びがあって少しヒョロっとした馬体に映りましたが、離乳後に高江第1分場に移動してからは馬体に厚みを増しながら成長しています。
ここまでの成長過程を見ていると、父キタサンブラックの体高と母ゼフィランサスの丸味の帯びた馬体が上手く混ざって、本馬の馬体に受け継がれている印象を受けます。
気性的にテンションが高い時期もあったのですが、12月になってから気性面でさらに成長して、ピリっとした面を残しながらも以前のようにどっしりとした雰囲気に戻ってきました。
現役時の競走成績を考慮するともっと種付頭数が伸びても良い種牡馬キタサンブラックですが、本馬も好馬体であるように、キタサンブラック産駒の出来が良いとの評判を他の生産者さんからも聞いています。
今後は種牡馬としての評価も上がってきそうです。
次に、ターファイトクラブ提供馬ハーランズルビーの2020の近況です。
12月20日時点の本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】149cm 【胸囲】163cm 【管囲】18.5cm 【馬体重】350kg
写真の見た目通りの素軽い馬体をしていますし、それが数字にも表れていると思います。
同じ牝馬のゼフィランサスの2020ほどではないですが、この時期に体高が149cmというのは十分すぎる数字です。
ドゥラメンテ産駒は、幼少時は本馬のようにスラっとした感じで成長していく馬が多い印象です。
本馬も先に骨格が成長していって、例えば来春の青草が生える時期になるとグンと身が入るタイプなのかもしれません。
きょうだいのなかでも気性的にキツい面を見せる馬なのですが、その割りには人間が指示することに対して素直に従います。
歩様や放牧地での動きを見ているとバネを感じさせる馬体で、これが将来的に本馬の武器になっていきそうです。
最後に、同じくターファイトクラブ提供馬のクロワラモーの2020の近況をお伝えします。
12月20日時点での本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】144cm 【胸囲】156cm 【管囲】17.8cm 【馬体重】318kg
今年の当歳世代は、約半数が2月中旬までに生まれているため、3月21日生まれの本馬は決して遅生まれではないのですが、当場平均からすると少し小柄な数字になります。
ただ、当場の3月生まれのなかでは普通サイズの馬体です。
手先の軽さを感じさせるのは、全姉オーパキャマラードやこの牝系に共通する長所の一つです。
放牧地での動きが軽やかで、他馬との接し方を見ていると、この牝系らしい悍性の強さを感じさせます。
他のクラブ提供馬2頭が馬格のある牝馬なので、本馬の測尺の数字に物足りなさを感じるかもしれませんが、気性面を含めて極めて順調に成長していると言えます。
これら3頭は、冬期の昼夜放牧のなかでも一度も熱発もせず順調に毎日を過ごしています。
これからさらに寒くなる1月~2月期を迎えるわけですが、馬体の成長具合や体力を考慮しても十分適応できると考えています。
そして今後は、牧場からの提供ではありませんが、友駿ホースクラブさんから募集されている当場生産馬ハーランズワンダーの2020も併せて、計4頭のクラブ募集馬の近況をお伝えしたいと思っています。
今年は、コロナ禍という状況のなかで競馬が続いてくれたことに大変感謝しています。
そのなかでモズベッロやディープボンド、さらには南関東のブラヴールといった当場生産の重賞勝ち馬が出てくれて、当場としても現在の馬づくりが良い方向に向かっていると実感できる年でもありました。
そして来年は、1月からディープボンドがG3中山金杯に出走予定だったり、2戦2勝のノースブリッジがG3京成杯に出走を予定しています。
クラブ提供馬では、大変長らくお待たせしたターファイトクラブ提供馬のドゥラモンディーが、1月中旬のデビューを視野に調整を進められています。
おそらくは芝中距離の新馬戦ということになりそうですが、調教でも良い動きを見せているようです。
来年も1月から当場生産馬に是非ご注目ください。
基本的に当場では毎月末に測尺することにしているのですが、今月末だけは日中に仕事の用事が入りやすい状況にあったため、すべての当歳馬を12月20日に計測しています。
あらかじめご了承ください。
さて、まずはローレルクラブ提供馬のゼフィランサスの2020の近況ですが、父キタサンブラックに似て牝馬ながら立派な馬格に成長しています。
12月20日時点の本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】151cm 【胸囲】170cm 【管囲】19.7cm 【馬体重】372kg
今年の当場生産の牝馬のなかでは、現時点で最も馬格に恵まれた牝馬です。
離乳前は全体に伸びがあって少しヒョロっとした馬体に映りましたが、離乳後に高江第1分場に移動してからは馬体に厚みを増しながら成長しています。
ここまでの成長過程を見ていると、父キタサンブラックの体高と母ゼフィランサスの丸味の帯びた馬体が上手く混ざって、本馬の馬体に受け継がれている印象を受けます。
気性的にテンションが高い時期もあったのですが、12月になってから気性面でさらに成長して、ピリっとした面を残しながらも以前のようにどっしりとした雰囲気に戻ってきました。
現役時の競走成績を考慮するともっと種付頭数が伸びても良い種牡馬キタサンブラックですが、本馬も好馬体であるように、キタサンブラック産駒の出来が良いとの評判を他の生産者さんからも聞いています。
今後は種牡馬としての評価も上がってきそうです。
次に、ターファイトクラブ提供馬ハーランズルビーの2020の近況です。
12月20日時点の本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】149cm 【胸囲】163cm 【管囲】18.5cm 【馬体重】350kg
写真の見た目通りの素軽い馬体をしていますし、それが数字にも表れていると思います。
同じ牝馬のゼフィランサスの2020ほどではないですが、この時期に体高が149cmというのは十分すぎる数字です。
ドゥラメンテ産駒は、幼少時は本馬のようにスラっとした感じで成長していく馬が多い印象です。
本馬も先に骨格が成長していって、例えば来春の青草が生える時期になるとグンと身が入るタイプなのかもしれません。
きょうだいのなかでも気性的にキツい面を見せる馬なのですが、その割りには人間が指示することに対して素直に従います。
歩様や放牧地での動きを見ているとバネを感じさせる馬体で、これが将来的に本馬の武器になっていきそうです。
最後に、同じくターファイトクラブ提供馬のクロワラモーの2020の近況をお伝えします。
12月20日時点での本馬の測尺は以下のとおりです。
【体高】144cm 【胸囲】156cm 【管囲】17.8cm 【馬体重】318kg
今年の当歳世代は、約半数が2月中旬までに生まれているため、3月21日生まれの本馬は決して遅生まれではないのですが、当場平均からすると少し小柄な数字になります。
ただ、当場の3月生まれのなかでは普通サイズの馬体です。
手先の軽さを感じさせるのは、全姉オーパキャマラードやこの牝系に共通する長所の一つです。
放牧地での動きが軽やかで、他馬との接し方を見ていると、この牝系らしい悍性の強さを感じさせます。
他のクラブ提供馬2頭が馬格のある牝馬なので、本馬の測尺の数字に物足りなさを感じるかもしれませんが、気性面を含めて極めて順調に成長していると言えます。
これら3頭は、冬期の昼夜放牧のなかでも一度も熱発もせず順調に毎日を過ごしています。
これからさらに寒くなる1月~2月期を迎えるわけですが、馬体の成長具合や体力を考慮しても十分適応できると考えています。
そして今後は、牧場からの提供ではありませんが、友駿ホースクラブさんから募集されている当場生産馬ハーランズワンダーの2020も併せて、計4頭のクラブ募集馬の近況をお伝えしたいと思っています。
今年は、コロナ禍という状況のなかで競馬が続いてくれたことに大変感謝しています。
そのなかでモズベッロやディープボンド、さらには南関東のブラヴールといった当場生産の重賞勝ち馬が出てくれて、当場としても現在の馬づくりが良い方向に向かっていると実感できる年でもありました。
そして来年は、1月からディープボンドがG3中山金杯に出走予定だったり、2戦2勝のノースブリッジがG3京成杯に出走を予定しています。
クラブ提供馬では、大変長らくお待たせしたターファイトクラブ提供馬のドゥラモンディーが、1月中旬のデビューを視野に調整を進められています。
おそらくは芝中距離の新馬戦ということになりそうですが、調教でも良い動きを見せているようです。
来年も1月から当場生産馬に是非ご注目ください。