今年もよろしくお願い申し上げます。
冬場を迎えてクラブ募集馬を含めた現1歳馬たちも冬毛が伸びてきたなかで、あまり見栄えはしませんが、4頭のクラブ募集馬の近況を報告させていただきます。
まずは、ローレルクラブ提供のアメージングムーンの2021から近況を報告いたします。
【12月末日現在の測尺】体高148cm 胸囲167cm 管囲18.6cm 馬体重349kg
前回の近況報告から2カ月ほど経過していますが体高が2cm、馬体重が20kg以上増えるなど、相変わらずクセのない成長を続けています。
以前はもう少し丸みがあって筋肉質の馬体という印象でしたが、いま現在は馬体の成長とともに少し素軽い雰囲気があります。
冬場を迎えてボディコンディションが落ちてきたという考え方もできますが、冬期の昼夜放牧をするなかで飼養管理には気を付けているつもりなので、成長過程の一部だと理解しています。
気性面においても、この牝系らしい気の強さと牝馬らしい繊細さは今も持ち続けていますが、そのなかでも1歳を迎えた牝馬らしい成長を感じさせます。
次に、同じくローレルクラブに提供させていただいているオーシャンフリートの2021の近況です。
【12月末日現在の測尺】体高147cm 胸囲161cm 管囲18.8cm 馬体重339kg
父パイロの産駒らしい丸みを帯びた馬体をしていましたが、その部分を残しつつ1歳になって全体に伸びが出てきた分、以前よりも半姉ベルキューズに似てきた部分があります。
一方で、この1ヶ月ほどは放牧時に気の強さを前面に出すことがあり、もともと秘めていた気の強さが今の時点では表面化している印象を受けます。
ただ、放牧時の人が引いているときに気の強さを出すのは、言い換えれば冬期の昼夜放牧のなかでも十分に体力が回復している証拠でもあります。
実際、馬房で手入れなどする際には特別うるさいわけでもないですし集牧時も大人しい部類に入るので、このまま順調に成長していってほしいと思っています。
ここからは、ターファイトクラブ提供の当歳馬の近況を報告いたします。
まずはハーランズルビーの2021からです。
【12月末日現在の測尺】体高147cm 胸囲163cm 管囲18.7cm 馬体重355kg
今回の測尺では前回よりも管囲が細い数字になっていますが、あまり雪がなく多少運動量が落ちている証拠なのかもしれませんが、しっかりした骨量のある馬なのでそれほど心配はありません。
それよりも、もともとしっかりとしていた馬体に伸びが出てきた分、最近は馬体が少し素軽く映ります。
最近は集牧時に少し逃げることを覚えてきたのですが、比較的すぐに捕まえさせますし、全兄モズベッロは馬房内でそのクセを見せていたので、ある意味この血統らしい仕草だとも言えます。
こちらは相変わらず馬房内ではどっしりとしていますし、ケガや体力面も含めて不安な点はないので、彼女にもこのまま順調に行ってほしいと思っています。
最後に、先日ターファイトクラブの当歳募集で満口にしていただいたメリオールの2021の近況を報告いたします。
【12月末日現在の測尺】体高146cm 胸囲158cm 管囲18.3cm 馬体重310kg
この4頭のなかで、ここ最近の気性面の成長が著しいのが本馬かもしれません。
放牧時に暴れたがるなどの幼い面はまだあるものの、馬房内の雰囲気も含めて確実に気性は成長しています。
馬体に関しても、この4頭のなかでは最も小さい馬体になりますが、現時点の馬体のサイズは決して小さいものではありません。
右前管骨部の腫れも落ち着きましたし、順調に成長するなかで、胴回りに厚みが加わってきました。
今回もちゃんとした立ち姿での撮影ではありませんでしたが、屋根から雪が落ちてくるような状況だったので、素早く短い時間帯で撮影した結果だとご理解願います。
4頭とも順調な成長を見せるなかで、それぞれ幼さが抜けてきて個性が出てきている印象です。
あまり雪がなく、地面が硬いなど運動量に多少の影響が出ている感はあります。
それでもこれからの時期は雪も多く降るので、運動量が増えるなかで、さらなる成長が見られそうです。