(有)村田牧場通信

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エイシンキルデアがヘニーヒューズの牡馬を出産!

2022年03月30日 | 情報
3月28日、当場繫養の繁殖牝馬エイシンキルデア号がヘニーヒューズの牡馬を出産しました。







しっかりとした関節のつくりは父譲り、脚長に見せる馬体のつくりは母あるいは母父Kitten's Joyの影響かもしれません。

牝系を調べてみるとStorm Cat系種牡馬と相性が良いようだったので、昨年は同系種牡馬のヘニーヒューズを配合して今年無事に牡馬が誕生しました。

父ヘニーヒューズは今年もダートのサイアーランキングで現在1位、また本馬の従兄にはダート重賞勝ち馬スラーヴアラミスがいる血統なので、本馬もダート適性が高い馬に成長しそうです。




当場生産馬のディープボンド号がGⅡ阪神大賞典を連覇!

2022年03月20日 | セール上場馬
3月20日、阪神第11RのG2阪神大賞典に当場生産馬のディープボンド号が出走しました。





昨年のこのレースを制し、昨秋は海外遠征して仏G2フォワ賞も勝ったディープボンド。

そして、昨年末のG1有馬記念をエフフォーリアの2着してから、休養を経て今年の緒戦はこのレースを照準に調整されてきました。

ありがたいことに重賞という大きな舞台ながら1.2倍の1番人気という支持を得たディープボンドは、レースではスタートを決めると道中は中団で追走していきます。

その道中でも折り合っているように見えましたし、3コーナーあたりから仕掛け始めると迎えた直線では上がり最速の脚でしっかりと伸びてきて、最後は2着馬に3/4差をつけて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2018年のセレクションセールで馬主様に落札していただきました。

当時の本馬の紹介記事はこちらからご参照ください。


【セレクションセール上場に向けた当時の写真(1歳時)】



3歳ではG2京都新聞杯を勝ってG1ダービーが5着、G1菊花賞が4着。

4歳になるとG2阪神大賞典と仏G2フォワ賞を勝って、G1天皇賞(春)とG1有馬記念がともに2着と、自身の成長とともに着実に力を付けてきました。

5歳で迎えた今日のレースでも、さらに力を付けてきたようなレース振りに映りました。

ステップレースを良い形で終えることができましたし、本番に向けて、もう一段階状態も上がってくれるのではと期待しています。

なんとかG1に手が届いてほしいと願っています。





ロジマジェスティがロジユニヴァースの牡馬を出産!

2022年03月19日 | 情報
3月17日、当場繫養の繁殖牝馬ロジマジェスティ号がロジユニヴァースの牡馬を出産しました。







母馬にとっては初仔となる本馬はそれほど大きくはありませんが、父に似て脚長で、将来的には十分な馬格に育ってくれそうな馬体をしています。

本馬の叔父には現1勝の3歳馬でG1朝日杯FSで4着の実績があるアルナシーム、また近親にはダービー馬シャフリヤールや皐月賞馬アルアインがいる血統です。

本馬も、その馬体のつくりから芝の中距離あたりに適性を示してくれそうです。




ミントフレイバーがエスポワールシチーの牡馬を出産!

2022年03月15日 | 情報
3月13日、当場繫養の繁殖牝馬ミントフレイバー号がエスポワールシチーの牡馬を出産しました。







ミントフレイバーは短距離スピードに秀でた馬で南関東ではB1クラスまで頑張ってくれて、引退後は牧場に帰ってきてくれました。

彼女の長所であるスピードを活かしながらマイルくらいまで持ちそうな配合をと思い、繁殖初年度の昨年はエスポワールシチーを種付して、今年彼女にとって初仔となる牡馬を無事に出産。

初仔としては標準的な大きさで、このまま順調に育ってくれればバランスの取れた好馬体に成長してくれそうです。





オーシャンフリートがモズアスコットの牝馬を、クラシックスはシルバーステートの牝馬を出産!

2022年03月11日 | 情報
3月10日、当場繫養の繁殖牝馬オーシャンフリートがモズアスコットの牝馬を出産しました。







この当歳牝駒は、モズアスコットの初年度産駒になります。

堂々とした馬格を持った母馬オーシャンフリートですが、少しスラッとした馬体をしているので、そこに力強い幅を与えるためにその馬体的長所を持つモズアスコットを配合しました。

写真からはわかりづらいですが、トモ幅などは明らかに父の長所を受け継いだ馬体をしていて、こちらが狙った通りの馬体に生まれてくれた印象です。

また同日、当場繫養の繁殖牝馬クラシックスがシルバーステートの牝馬を出産しました。







2歳の初年度産駒から重賞勝ち馬を含む複数のOP馬を出した父シルバーステートは、今年の種付け料が600万円に跳ね上がったものの、今年の種付シーズン初めから種付が混むほどに馬産地では人気があります。

シルバーステート産駒は少し小柄に出ることがありますが、この当歳牝駒に関しては生まれた当初から十分のサイズがあります。

漆黒の馬体やバネのありそうな歩様は父譲りですし、シルバーステート×キングヘイロー牝馬の組み合わせはG3ファンタジーS勝ち馬で3歳牝馬クラシック路線でも楽しみなウォーターナビレラと同配合です。

本馬の出来を見る限り、やはりシルバーステート×キングヘイロー牝馬は相性が良さそうな配合だと思われ、複数のキングヘイロー牝馬を有する当場としては、今年も同様の配合を試す可能性があります。