(有)村田牧場通信

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ノースブリッジがG3エプソムCを、オセアダイナスティは津軽海峡特別を快勝!

2022年06月13日 | セール上場馬

6月12日の函館第10R津軽海峡特別(2勝クラス、ダ1700)に、当場生産馬のオセアダイナスティ号(牡、父オルフェーヴル)が出走しました。

 

 

昨年の同コースを勝っていることもあってか、このレースでは1番人気に支持されたオセアダイナスティ。

スタート直後から先頭の馬を見る形で、2~3番手あたりのポジションでレースを進めていきます。

第3コーナーあたりから先頭の馬との距離を縮めながらポジションを上げていったオセアダイナスティは、最終コーナーでは先頭の馬に並ぶ形で直線を迎えます。

直線ではしっかりと力強く伸びて、最後は先頭の馬を交わして2着馬に1/2差をつけて勝ってくれました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2019年のサマーセールにて馬主様にご購買いただきました。


【1歳時のオセアダイナスティ】

 

サマーセール上場に向けて当時の記事はこちらからご参照ください。

昨年も同コースの1勝クラスを勝っていることを考えると、函館ダ1700はこの馬に合っているのでしょう。

未勝利戦勝ちのときの内容から、これなら上のクラスでもと期待していましたが、これで本馬も3勝クラスの仲間入りとなりました。

同期のノースブリッジは春先にOP入り、メディーヴァルも現在3勝クラスで頑張っています。

次につながるような良い勝ち方をしてくれたと思うので、3勝クラスでも好走を期待したいです。

 

 

そのあとの東京第10RG3エプソムC(芝1800)には、同じく当場生産馬のノースブリッジ号(牡、父モーリス)が出走しました。

 

 

前走から4ヶ月近くレースの間隔が空きましたが、それでも東京コースでの成績が評価されてか、ノースブリッジは重賞の舞台ながら4番人気に支持されました。

直前に雨が降ったこともあり、重馬場でレースを迎えることになりましたが、スタート直後から3番手あたりの好位につけたノースブリッジ。

向こう正面では行きたがる仕草も見せていたものの、鞍上の岩田康誠騎手が抑えて我慢を効かせながらレースを進めます。

第3コーナーあたりから手綱を緩められて馬なりで徐々に進出していったノースブリッジは、最終コーナーを抜けたあたりでは先頭を伺うポジションまで上がっていきます。

直線で追われ始めたノースブリッジは、先頭に立ったあたりからフワッとして真っすぐに走らない場面がありましたが、それでも最後は2着馬にクビ差競り勝って見事に重賞を制してくれました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2019年のセレクションセールで現在の馬主様にご購買いただきました。

当時のセールに向けた本馬の紹介記事は、以下のリンクからご参照ください。


【セレクションセール】№73アメージングムーンの2018(牡 父モーリス)


【1歳時のノースブリッジ】

 

当場生産馬による今年のJRA1勝目が本馬のアメジストS勝ちでしたが、その彼の次走が重賞制覇になるとは本当に嬉しく思います。

レース振りを見てもわかるように気性的に勝った部分がある馬で、オーナーサイドのご理解を得ながら、まったく放牧に出さずにずっとトレセン内で過ごしている馬です。

この馬にとっては、トレセン厩舎の馬房が我が家になっているようで、そういう環境で過ごすなかで気性的にも随分とどっしりとしてきたと聞いています。

先週末は当場生産馬が土日で3勝してくれましたが、たまたまですが彼ら3頭とも当場が力を入れてきたモガミヒメ牝系の出身でした。

ノースブリッジが重賞初制覇を遂げてくれたことで、この牝系からはローレルゲレイロそしてディープボンドに続く3頭目の重賞勝ち馬になります。

今後は秋に向けてのローテーションが予定されるでしょうし、まだ上積みが期待できそうなので、さらなる高みを目指して頑張ってほしいと思います。

 

 

 


当場生産馬のキタサンドーシン号が3歳未勝利戦を快勝!

2022年06月11日 | 情報

6月11日の東京第6R(3歳未勝利、ダ2100)に当場生産馬のキタサンドーシン号が出走しました。

 

 

デビュー前から調教の動きは良く、新馬戦でも1番人気に支持されるなど、当場としてもキタサンドーシンにはずっと期待してきました。

ただ、調教での動きがレースでなかなか結び付きませんでした。

特に、トレセンに入厩すると馬房で落ち着きがないことが多いようで、その幼さもあってか、思うように馬体重が増えないなかでの競馬が続いていました。

前走も周りの馬を気にする場面があったようで、今回はブリンカーを着用しての出走でした。

これまでの競走成績から7番人気という上位とは差のある人気のなか、スタートを切ったキタサンドーシンはある程度前目に付けたかったのでしょうが、結果的に中団あたりの展開になります。

それでも、今回のレースでは、ブリンカーが奏功したのか集中しているように見受けられました。

直線を迎えて鞍上のゴーサインに応えるように伸び始めたキタサンドーシンは、上がり最速の末脚を使って、最後は2着馬に1馬身1/4差を付けて未勝利勝ちを収めました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

ここ最近は強めの調教を付けた後でも、以前よりも馬房で落ち着きを見せるようになってきたと聞いていたので、もしかすると彼本来の能力を発揮できるかもと期待はしていました。

ただ、今日に関しては鞍上の永野猛蔵騎手の好騎乗も大きかったと思います。

これまで、馬主様さらには厩舎サイドにもご迷惑をかけて本当に申し訳なく感じていたのですが、そのなかでもなんとか勝ち上がってくれたことは大きいと思います。

1歳時には490kg程度あったように、本来ならばもっと馬体重があってもいい馬体です。

気性面で成長してくれれば、もっとパワーアップしたキタサンドーシンが見られるはずですし、そうなれば上のクラスでも好走できると期待しています。

 

【1歳時のキタサンドーシン】