(有)村田牧場通信

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スルターナ号がキタサンブラックの牡馬を、アルレガーロ号はトビーズコーナーの牝馬を出産!

2019年03月27日 | 情報
3月24日夜、当場繫養の繁殖牝馬スルターナ号がキタサンブラックの牡馬を出産しました。








本馬は、ファーストチェアの2019と同じくpacallaさんの「もくしでつなぐプロジェクト」に参加させていただきました。

もくしを作って下さった方、ありがとうございます。

キタサンブラックの初年度産駒となる当歳馬ですが、母スルターナにとっても初仔になります。

そのスルターナは元ターファイトクラブ所属馬で、現役時は芝・ダート両方で勝ち鞍があり、特別勝ちを含めた計4勝を挙げてくれました。

先日この世を去った種牡馬キングヘイローの産駒であり、母系もモガミヒメ牝系ということから、当場のなかでは成功パターンと言える血統をしています。

両親ともに立派な馬格をしていますが、血統的にもキタサンブラック×スルターナは相性が良いはずだと思って配合しましたが、狙い通りに初仔から好馬体の牡駒が生まれてくれました。


そして、3月25日にはアルレガーロ号がトビーズコーナーの牝馬を出産しました。








当場生産馬のソリストサンダー号がトビーズコーナー×スペシャルウィーク牝馬の配合から生まれて現2勝なので、全きょうだいではありませんがそれを参考に配合しました。

トビーズコーナーには、強めのクロスを持った繁殖牝馬に配合したほうが良いのではないかと考えていますが、ソリストサンダーの母は4×4のクロスを2本持っています。

アルレガーロも5代内に2本のクロス(Northern DancerとBuckpasserのクロス)のほか、Nijinsky≒Storm Birdを4×4の位置で持っています。

結果として、牝馬ながら立派な骨格をしたバランスの取れた当歳馬が生まれてくれたので、おそらくはダート馬になりそうな雰囲気ですがこちらも見栄えのする馬に成長してくれそうです。



ダンシングハート号がダンカークの牝駒を、ファーストチェア号はハービンジャーの牡駒を出産!

2019年03月23日 | 情報
3月21日、当場繫養の繁殖牝馬ダンシングハート号がダンカークの牝駒を出産しました。








当場で産ませたダンカーク産駒はこれで2頭目で、1頭目のオーパキャマラードは脚長で馬格のある感じで生まれましたが、この馬は同じ牝馬であるもののそこまで大きくはありません。

それでもちょうど良いサイズ感の当歳馬で、バネの効いた動きが印象的です。

ダンカークは今年の種付権利が満口という人気種牡馬ですが、今回生まれた当歳馬も出来が良く、さすがに人気種牡馬の産駒というだけのことはあります。


そして、3月23日にはファーストチェア号がハービンジャーの牡駒を出産しました。








馬格のある仔を産む傾向にあるファーストチェアですが、今回も立派な当歳馬を産んでくれました。

脚長で体高もあるので、将来的にはかなる馬格のある競走馬に成長しそうです。

この当歳馬は、中央で5勝してG1エリザベス女王杯にも出走したヴァフラームの全弟にあたります。

すぐに乳も覚えて、振る舞いにも賢い面が見受けられるので、このまま順調に育ってくれると楽しみな当歳馬です。




当場生産馬のヒルノアトラーニ号が4歳上500万下を快勝!

2019年03月16日 | 情報
3月16日の中京第8R(4歳上500万下、ダ1900)に当場生産馬のヒルノアトラーニ号が出走しました。





やや後方からのスタートになったヒルノアトラーニでしたが、鞍上の横山和生騎手が向こう上面で一気に押し上げて行って、最後の直線を先頭で迎えるレース展開に。

ヒルノアトラーニはそこから渋太く伸びて、2着馬が迫ってきたものの最後はクビ差抑えて勝ってくれました。

関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

今日のレース展開は、ヒルノアトラーニの半弟モズベッロが勝ち上がったときのレースとよく似ています。

そのモズベッロは、阪神第11R若葉Sに格上挑戦して5着という結果に終わりました。

レース振りからはまだ若さが見受けられますが、素質を感じさせる走りを見せてくれたので、現級に戻れば今日の結果以上の成績を残してくれそうです。

この2頭の半弟にあたるハーランズルビーの2018は、現在ローレルクラブにて募集中です。

興味のある方は、是非ご出資検討いただければと思います。


写真は、ヒルノアトラーニの姪にあたるハーランズワンダーの2019(牝、父コパノリッキー、2月17日生)です。

曇り模様ですがご容赦ください。







キタサンメジャーがアジアエクスプレスの牝馬を、メリオールはディープブリランテの牡馬を出産!

2019年03月12日 | 情報
3月10日午前、当場繫養の繁殖牝馬キタサンメジャー号がアジアエクスプレスの牝馬を出産しました。








キタサンメジャーにとって初仔であり、馬服を着たままの撮影だったので分かりづらいですが綺麗なラインをした当歳牝馬で、やはりアジアエクスプレスは仔出しが良いと感じさせるものがあります。

キタサンメジャーも初めての出産にしては非常に良い母親ぶりで、これだけ仔出しが良いのであれば、今後もGI馬ローレルゲレイロの半妹という血統背景に見合った種牡馬を付けていきたいです。


そして、3月11日夜にはメリオール号がディープブリランテの牡馬を出産しました。








生まれてそれほど時間が経っていないときに撮影したので、お世辞にも格好の良い立ち姿ではありませんが、馬体的には立派な馬になりそうな気配です。

明るい鹿毛は父譲りでしょうが、同父で今週のリステッドレース若葉Sに出走予定の当場生産馬モズベッロ(母ハーランズルビー)も同じような毛色でした。

こちらも好馬体で生まれてくれたので、これからの成長ぶりが非常に楽しみです。




当場生産馬のソリストサンダー号が4歳上500万下を、ベルキューズ号は3歳未勝利を快勝!

2019年03月10日 | 情報
3月9日の阪神第7R(4歳上500万下、ダ1200)に当場生産馬のソリストサンダー号が出走しました。




2番人気で迎えたソリストサンダーは、道中は中団で待機しながら最後の直線を迎えます。

直線ではスペースがあまりありませんでしたが、見事な末脚で伸びてくると間を割って突き抜けて、最後は2着馬をクビ差抑えて勝ってくれました。

関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は2歳500万下のプラタナス賞をルヴァンスレーヴの2着した後、骨折により長期休養を余儀なくされていました。

トレセン関係者の方々はもちろん、休養先の育成場さんにも大変お世話になったことと思います。

よくここまで立ち直ってくれましたが、ダート1200という舞台であの末脚ですから、この条件に適性があることは間違いないでしょう。

復帰後初勝利となったわけですが、次走に向けてまずは順調に過ごしてほしいと切に願います。


そして、3月10日の中京第1R(3歳未勝利、ダ1800)にはローレルクラブ提供馬のベルキューズ号が出走しました。





1番人気で迎えたベルキューズは、最近のレースのなかではスタートもうまく決まって、道中では外を回りながら中団待機というレースを展開します。

現状、揉まれると実力を発揮できていない面があったように見受けられたので、外を回った川田騎手の判断はこの馬に合っていたと思います。

最後の直線でも手応えよく抜け出すと、最後は2着馬に1馬身3/4差つけて勝ち上がってくれました。

個人的には、今日の川田騎手の騎乗はこの馬にとって完璧と言っていいほどのレース振りだったと感じています。

出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。

早い段階でのデビューを目指していながら、フケの影響などから入厩や勝ち上がりが遅くなってしまいまして、出資会員の皆さまにはご心配をかけたと思います。

当場にいた頃はまだ1歳だったというのもありますが、フケの徴候は見受けられなかったので、それが後々影響してくるとは思いも寄りませんでした。

出資会員の方々のなかには、早期デビューそして早期の勝ち上がりを想定して出資した方も少なからずいらっしゃるでしょう。

私個人としては大変申し訳なく感じております。

今後の予定としては、ダート路線で適当な番組を探しながら次走を決めていくことになりそうです。

間隔が開くようならば、一度放牧に出ることもあり得るでしょう。

今日はきっちりと結果を出してくれたベルキューズを褒めてあげたいと思います。