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(有)村田牧場通信

(有)村田牧場から情報を発信するブログ

ターファイトクラブ提供馬で当場生産のエレガントルビー号が新馬戦を快勝!

2022年07月17日 | クラブ募集馬

7月17日、小倉第5R新馬戦(芝2000)に当場生産馬でターファイトクラブに提供しているエレガントルビー号が出走しました。

 

 

10頭出走中、3番人気で迎えたレースではスタート良く、素直な気性もあって道中も折り合いながら3番手あたりで競馬を進めます。

途中、後方から一気に先頭集団に取りついてきた馬がいたときも一緒に上がっていきながらも、リズム良くレースを進めて最終コーナーを回るあたりでは先頭を窺う手応えでした。

最後の直線でも手応え通りの伸び脚を見せて、最後は2着馬に2馬身1/2差を付けて優勝しました。

出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬のクラブ募集時の紹介記事は以下のリンクからご覧ください。

 

【血統・配合】ハーランズルビーの2020(ターファイトクラブ募集馬 牝 父ドゥラメンテ)

 

先日新馬戦勝ちしたバグラダスは、首の付け根に大きな岩陥があるなど当場から送り出す際も心配が尽きない馬でしたが、エレガントルビーのほうは生まれてから1歳8月に育成場へ移動するまでずっと順調でした。

血統的にも重賞勝ち馬モズベッロの半妹にあたるので、育成場そしてトレセンでも順調ならば、かなり楽しみな素質馬だと思っていました。

今日はそれが結果に出てくれました。

本馬に関しては前日の牝馬限定の新馬戦に使う予定もあったなかで、今日の新馬戦に出走することになったので、結果が出てくれて嬉しさもありますが正直ホッとしています。

調教師の先生からは、調教後でも息が上がらないあたりは同厩舎のメロディーレーン並みと聞いていたので、距離のほうはそれほど心配していませんでした。

今後の予定ですが、芝中距離という条件のなかでは今現在のなかではローテーションが限定的になることから、最終的には厩舎サイドとクラブとの間で話し合ってもらうことになりますが一度夏休みを取る可能性があります。

その場合は、秋の芝中距離路線に備えることになりそうです。

トモの緩さが残るなど、馬体面でも成長過程の馬です。

その分、伸びしろも十分あると思いますので、出資会員の皆さま今後ともよろしくお願いいたします。

本日はおめでとうございました。

 

 


クラブ募集馬4頭の近況

2022年05月06日 | クラブ募集馬

この1ヶ月で1歳馬たちの冬毛もかなり抜けてきて、以前よりも馬体を垢抜けて見せる季節になってきました。

雨が少ないのですが、それでも青草が本格的に生えてくる時期を迎えたので、ここ最近は1歳馬たちの急激な馬体重増がないように心掛けています。

そういうなかで、ここまで全馬とも順調に成長している印象です。

 

 

それでは、ローレルクラブ提供のアメージングムーンの2021から近況を報告いたします。

 

 

【4月末日現在の測尺】体高153cm 胸囲169cm 管囲19.0cm 馬体重366kg

 
お蔭様を持ちまして、先日ローレルクラブより本馬が満口扱いになったとの連絡をもらいました。
 
出資会員の皆さまには御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
本馬はその後も順調に成長して体高が伸びたこともあり、先月までの丸味を帯びた馬体というよりは素軽く見せるようになってきました。
 
気性的にピリッとした面は持ち続けているものの、暖かく青草が生える時期を迎えて、以前よりも気性的に余裕を感じさせます。
 
馬体重に変化がありませんが、青草が生える時期を迎えたことにより、意図的に飼い葉量を減らして成長疾患の予防に努めた結果です。
 
青草を食べながらどんどん馬体重が増えていく馬もいますが、本馬の場合はムダ肉があまりつかないタイプなので、こちらが想定したほど太ってはいません。
 
今後も脚元など含めて問題がないようであれば、逆にまた飼い葉を増やしてボリュームアップに努める可能性はあります。
 

 
 
次に、同じくローレルクラブに提供させていただいているオーシャンフリートの2021の近況です。
 
 
 
 
 
【4月末日現在の測尺】体高152cm 胸囲165cm 管囲19.3cm 馬体重359kg
 
飼い食いも良好で、放牧地で青草をよく食べている様子ですが、先月と比べると馬体重は微増程度でした。
 
先月の段階でも指摘しましたが、この馬の場合、おそらく現段階では体高のほうは伸び続けても、幅が出てくるのはもう少し先になりそうな気配です。
 
母オーシャンフリートや半姉ベルキューズと成長過程が似ているので、夏を迎える頃からグンと身が入ってくるのでしょう。
 
成長過程でもっとパイロ産駒らしい気性の激しさを感じさせるかと思っていましたが、他の1歳馬たちと比較しても現時点では扱いやすい馬の一頭です。
 
逆に、以前よりも気性的に大人びてきた印象を受けます。
 

 
 
ここからは、ターファイトクラブ提供の1歳馬の近況を報告いたします。
 
まずはハーランズルビーの2021からです。
 
 
 
 
 
【4月末日現在の測尺】体高153cm 胸囲168cm 管囲19.6cm 馬体重385kg
 
本馬は体高、馬体重などすべてで先月より上回っていて、文字通り一回り大きくなった印象です。
 
ディープブリランテ産駒らしい馬体の厚みは残しているものの、体高が上がってくるなかで以前よりも素軽く見せていて、最近は半姉エレガントルビーの雰囲気にも少し似てきました。
 
気性的な前向きさは常に持っていて、ときにはそれが人間に向くこともありますが、手のかかるタイプではなく良い雰囲気を持ち続けています。
 
ディープブリランテ産駒は、ディープ系のなかではダート適性が高い印象がありますが、本馬に関して言えば全兄モズベッロ同様に芝に適性があるように感じます。
 
少しマイペースな放牧地での行動を見ていると、ピリっとした面を持っていながら、どこか神経が図太そうなタイプにも映ります。
 

 
 
最後に、同じくターファイトクラブに提供しているメリオールの2021の近況を報告いたします。
 
 
 
 
【4月末日現在の測尺】体高151cm 胸囲164cm 管囲18.8cm 馬体重340kg
 
数字から見てわかるように、他の3頭から比べると現時点では一回り小さい馬だと言えます。
 
ただ、本馬自身に関して言えば、先月から2cm体高が伸びて馬体重も10kg以上増えています。
 
馬体重が増えたとはいえ体高が伸びた分、見た目にスラッとした馬体に映るため、以前のように馬体に丸みを帯びてくるとさらに馬体重が増えるでしょう。
 
春を迎えて暖かい季節になってきたためか、以前までは気性的に繊細な面を見せていた本馬も、集牧時には1番初めに人間に寄って来るなど素直さが増してきた印象です。
 
他の3頭より一回り小さいとはいえ、現時点で体高151cmというのは、決して小柄ではありません。
 
これからさらに運動量が増える時期なので、それとともに馬体・気性のさらなる成長が見込めるでしょう。
 
 

 
クラブ募集馬とは関係ありませんが、5月1日のG1天皇賞(春)には当場生産馬のディープボンド号が出走しました。
 
1番人気ということで、なんとか時間を作って現地まで応援に行ってきました。
 
 
 
 
結果は昨年につづき2着でしたが、ディープボンドも彼なりにタフな長距離戦を頑張って走り抜いてくれたと思っています。
 
さらに、5月5日には交流G1かしわ記念がありましたが、こちらにも当場生産馬のソリストサンダー号が出走しました。
 
こちらは牧場からの応援になってしまいました。
 
レースでは、最終コーナーを回ったあたりでは先頭を捉えるだけと見ていましたが、その先頭のショウナンナデシコが最後まで良く伸びて、結局捉え切れずでこちらも昨年に続く2着。
 
昨年はモズベッロがG1大阪杯2着、ディープボンドがG1天皇賞(春)とG1有馬記念で2着、そしてソリストサンダーが交流G1かしわ記念で2着。
 
そして、今年もディープボンドがG1天皇賞(春)で2着し、ソリストサンダーも交流G1かしわ記念で2着と、生産馬が昨年と今年で計6回もG1で2着と健闘してくれています。
 
生産牧場としては、ここまできたらなんとかG1を!との思いもあるのですが、オーナーサイドをはじめとした陣営の努力があってこその結果であり本当にありがたく感じています。
 
とにかく無事にゴールを、と毎回祈ってレースを見ています。
 
そして、いつの日か当場生産のクラブ募集馬にもそういう舞台に駒を進めてほしいと願っています。
 
 
 

ローレルクラブ提供馬アメージングムーンの2021が(牝、父キズナ)満口に

2022年04月25日 | クラブ募集馬

報告が遅くなりましたが、先日ローレルクラブのスタッフさんから連絡があり、当場生産馬で同クラブに提供しているアメージングムーンの2021(牝、父キズナ)につきまして、このたび満口扱いになったの報告を受けました。

出資会員の皆さまには御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。

今週末には、近親で同父のディープボンドがG1天皇賞(春)に出走を予定していて、その前に満口にしていただいたことからもディープボンド、そして何より本馬へ期待してくださっているのを感じます。

キズナは芝・ダート、距離の長短、さらには国内外を問わず活躍馬を続々と輩出していて、非常に高いレベルで安定している優れた種牡馬です。

本馬も近親にディープボンドだけではなく、G1馬ローレルゲレイロや、自身の半兄にはOP馬ノースブリッジもいるなど、当場としても期待の血統馬です。

ここまで馬体・気性ともに順調に成長してくれていますし、これまで同様に注意深く飼育管理を続けて、強い馬に育つようにサポートしていきます。

改めまして、出資してくださった会員の皆さま誠にありがとうございました。

 

 

 


ターファイトクラブ提供馬で当場生産馬のハディア号が障害未勝利戦を快勝!

2022年04月17日 | クラブ募集馬

4月17日、福島第5R(4歳以上障害未勝利)に当場生産馬でターファイトクラブ提供馬のハディア号が出走しました。

 

 

騎乗予定だった上野騎手が前走で落馬負傷のため、急きょ伴騎手に乗り代わりとなったハディアは前走、前々走の内容が評価されて3番人気でレースを迎えます。

スタート直後から好位置を取りに行って2番手に付けたハディアは、順調に障害をこなしていきます。

芝からダートコース、そしてまた芝コースに戻ったあたりから、少し集中力に欠けるような仕草が見受けられましたが、伴騎手に気合を付けられながらなんとか先頭集団に食らいついていくハディア。

3連続障害では、飛越する毎に前の馬たちに詰め寄っていって、最終コーナーを迎えます。

最後の障害を飛越するあたりでは手応えがどうかとも思いましたが、飛越し終えてからゴーサインを出されたハディアは鋭く反応して、前にいた4頭を一気に差し切って見事優勝しました。

出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。

 

 

ハディアに障害を調教から教えてくれていた上野騎手が乗れなくなったのは非常に残念でしたが、前走騎乗してくれた伴騎手がハディアをうまく導いてくれました。

障害試験に落ちながら、それでもなんとか合格を果たしたハディアが、レースを経験しながらここまで飛越が上手になったのは陣営の努力の賜物でしょう。

出資会員の皆さまにも、なかなか結果が出ていなかったハディアを辛抱強く見守ってくださり有難い限りです。

今後は体調次第で続戦も視野に入るようですが、とにかく今日はハディアの頑張りを褒めてあげたいです。

 

 

 


クラブ募集馬4頭の近況

2022年04月08日 | クラブ募集馬
この1ヶ月は一気に雪解けが進み、寒いなかでの昼夜放牧でも1歳馬たちに対する身体的・精神的負担はある程度軽くなった感があります。
 
一方で1歳馬全体で見ると、例えば体高が3cmほど伸びた馬もいれば、1ヶ月前の測尺とほぼ変わらずといった馬もいるなど、春を迎えつつあるなかで個体差が出た1ヶ月でもありました。
 
もう冬を乗り越えたと言っていい季節ですが、一時的に放牧地で掴ませづらくなるなど幼い面を見せる時期などもあったものの、全体でみればこの世代の冬期の昼夜放牧も大きなケガなく乗り越えることができました。
 

 
それでは、ローレルクラブ提供のアメージングムーンの2021から近況を報告いたします。
 
 
 
 
 
【3月末日現在の測尺】体高151cm 胸囲167cm 管囲18.5cm 馬体重365kg
 
青草が生える時期を考慮しながら、この2~3か月は飼養管理に努めていますが、実際に体高以外はそれほど大きな変化はありません。
 
2月頃に集牧時に捕まえづらい面を見せていた時期がありましたが、3月になってからは飼養管理の微調整や寒さが和らいだこともあったのでしょう、いま現在は特に問題ありません。
 
実際に気性面でも大人びてきていますし、以前は写真撮影する際には少しソワソワする面を見せていたのですが、今回などはどっしりと立っていました。
 
力強い馬体の張りがある一方で、スナップの効いた走りをするなど重さは感じさせません。
 

 
次に、同じくローレルクラブに提供させていただいているオーシャンフリートの2021の近況です。
 
 
 
 
 
【3月末日現在の測尺】体高151cm 胸囲165cm 管囲19.0cm 馬体重352kg
 
本馬も体高以外は前回の測尺とそれほど変わりありません。
 
最近は少しスリムに見せていたので飼い葉量を増やすなどしていますが、それでもスラッとした馬体に見せるので、現在はそういう成長をしたい時期なのでしょう。。
 
もともと癖のない成長する牝系というわけではなく、母ベルキューズや祖母オーシャンフリートもその時期によって雰囲気が異なることがありました。
 
これから青草が生えてくると、以前のように丸みを帯びた馬体に映る時期を迎えるかもしれません。
 

 
ここからは、ターファイトクラブ提供の1歳馬の近況を報告いたします。
 
まずはハーランズルビーの2021からです。
 
 
 
 
 
【3月末日現在の測尺】体高151cm 胸囲167cm 管囲19.0cm 馬体重366kg
 
本馬も上記2頭同様に、体高は若干伸びましたがそれ以外の数字は前回の測尺から大差ありません。
 
一時期はディープブリランテ産駒らしく、全体に肉付きの良い少し厚みのある馬体に映っていましたが、ここ最近は伸びがあって素軽さを感じさせる馬体になってきています。
 
青草が生えて馬体重が増してくることを想定しているので、そのなかでもう少し厚みが増してくる可能性はあると感じています。
 
ここ最近見せている気性的な前向きさも変わらずで、雪が解けて放牧地で走り回れる季節になったので、放牧地での運動量はどんどん増えていくでしょう。
 
 

 
最後に、同じくターファイトクラブに提供しているメリオールの2021の近況を報告いたします。
 
 
 
 
 
【3月末日現在の測尺】体高149cm 胸囲162cm 管囲18.5cm 馬体重329kg
 
本馬はシルバーステート産駒らしい気の強さを残しながらも、以前に比べて随分と気性がどっしりとしてきました。
 
一方で、1歳牝馬数頭に見られるように、本馬もこの1ヶ月のなかでフケ(発情)を見せる時期がありました。
 
牝馬によってその仕草は異なるのですが、本馬の場合は比較的大人しくなるタイプのようです。
 
この4頭のなかでは本馬だけ前回の測尺と同じ体高なのですが、以前よりもさらにしっかりとした馬体に見せてきていますし、青草が生えて放牧地でも運動量が増えるとグンと成長しそうな雰囲気があります。
 
 

 
先ほど、前回のクラブ募集馬の近況を参考にしながら記事を書いていたら、誤って前回の記事を削除してしまいました。
 
この場を借りてお詫び申し上げます。
 
馬のほうは4頭とも順調ですし、青草が生える時期を見据えながらの飼養管理もうまく行っている印象です。
 
これから先はどんどん運動量が増えていく時期なので、脚元を含めてより一層注意しながら強い馬に成長できるようにサポートしていきます。