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ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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クラプトンの名曲を振り返る+α

2022-11-16 22:38:18 | 過去記事

Eric Clapton, When This War Is Over

今回は、音楽記事です。このカテゴリーでは、前回ジョージ・ハリスンについて書き、そこで彼の盟友エリック・クラプトンの名前が出てきました。そこで今回は、エリック・クラプトンについ......


過去記事です。

クリームが出てきたついでに、エリック・クラプトンの記事を。


プラスアルファとして、ライブ・エイドにおける「いとしのレイラ」の動画をのせておきます。
これは、デレク&ザ・ドミノスの記事で紹介した曲ですが……

Eric Clapton - Layla (Live Aid 1985)


エリック・クラプトンといえば、コロナ禍において一時期反ワクチン派のシンボルのような存在となっていました。
そのことで、元記事でもちょっと言及した過去の移民排斥発言をまた取り沙汰されたりもしているようです。

そんな状態に陥ったクラプトンに寄ってくるのは、中絶反対派の共和党州知事であったり、トランプ支持者であったり……全米ライフル協会なんかも、クラプトンに秋波を送っているといいます。それはコロナ禍が発生する前の話ですが、いまから見ればクラプトンがそっち側にいってしまう予兆であったのかもしれません。
たとえるならば、モリッシーのような状態でしょうか。
この反ワクチンの姿勢で、長年ツアーをともにしてきたサポートメンバーと衝突して喧嘩別れなんてことも起きているようです。

一応注釈をつけておくと、クラプトン自身はワクチンを打っています。
その際の副反応がひどく、もうギターを弾けなくなるんじゃないかと恐怖を感じるほどだったそうで……そういったこともあって、反ワクチン的姿勢に傾いていったようです。
同じく反ワクチン派であるヴァン・モリスンとコラボした曲を出したりもしました。
This Has Gotta Stop。
「これは止めなければいけない」というタイトルです。このMVのいわんとするところは、コロナ禍におけるロックダウンやワクチンの重要性に関する“洗脳”が世界中で行われている、それを止めなければならない……ということでしょう。

Slowhand & Van - This Has Gotta Stop (Eric Clapton, Van Morrison)


ちなみに、このMVに出てくるJam For Freedom というのは、ワクチンやロックダウンに反対する音楽サークルのようなもので、クラプトンはこの団体に寄付もしたということです。当時のレートで日本円にしておよそ15万円ほど……その金額にも驚きます。天下のエリック・クラプトンがたったそれだけ?



エリック・クラプトンという人は、子供のころに両親から引き離され、祖父母のもとで育てられるという経験をしています。
つまりは、「母のない子」というわけです。


Eric Clapton - Motherless Children (Live In San Diego)


そこからくる、ある種ののけ者感……それが、ひねくれた言動につながるのではないか。そんなふうにも推測されます。
そして、そのひねくれ者という態度は、ロックンロールの重要な資質でもあるでしょう。

このブログでは、different drum という言葉に幾度か言及してきました。
一人だけみんなとは違うリズムで動いている、そんなひねくれ者が、実は来るべき新しい時代を予感している。そしてやがて、世界を変える……それがロックンロールということでしょう。
世界を変える――そう、Change the World です。


Eric Clapton - "Change The World" [Live Video Version]


そんなふうに考えると、反ワクチン的な姿勢もあながちばかにしてはいられないかもしれません。

このブログでは、ワクチンの効果を疑問視する記事を何度か書いてきました。
ワクチンは、実はたいして意味がない、どころかある面ではむしろ逆効果にすらなっているおそれがある……ひょっとしたら、あとから振り返ってみれば、そんな“ひねくれ者”の意見のほうが正しかったということになるかもしれません。


ここからは、クラプトンが他のアーティストとコラボした曲をいくつか。


ルチアーノ・パヴァロッティとともに歌う Holy Mother。

Eric Clapton, Luciano Pavarotti, East London Gospel Choir - Holy Mother (Live)


B.B.キングとともに、Rollin' and Tumblin'

Eric Clapton and B.B. King - Rollin' and Tumblin' (Official Audio)

JJケイルとともに、Anyway the Wind Blows。
クラプトンはJJケイルに強い影響を受けていました。

Eric Clapton with JJ Cale - Anyway The Wind Blows [Official Live In San Diego]


JJケイルの死後、彼を悼んでアルバムを制作。
そのなかの一曲 Don't Wait。ここではジョン・メイヤーが参加しています。

Eric Clapton & Friends - Don't Wait (Official Lyric Video)



最後に、これはコラボではありませんが、ボブ・マーリィのカバー I Shot the Sheriff。
オリジナルに劣らないぐらい有名になったバージョンといえるでしょう。


Eric Clapton - I Shot The Sheriff [Crossroads 2010] (Official Live Video)


これは、圧政と戦う闘争の歌。
クラプトンにしてみれば、ワクチンやロックダウンに反対するのもこの姿勢の延長ということなんでしょう。それが正しいかどうかは、いずれ歴史によって裁定されるということで……



クリームの名曲を振り返る

2022-11-13 18:46:32 | 過去記事

Cream, Sunshine of Your Love

今回は、音楽記事です。前回は、ロバート・ジョンソンについて書きました。そこからのつながりで、ジョンソンの「四辻ブルース」をCrossroads としてカバーしたCre......


過去記事です。

このあいだベーシスト列伝でクリームの話が出てきたので、クリームの記事を。

元記事では動画を載せていませんでしたが、最近Youtubeでこんな動画を見つけました。
ロックンロール栄誉の殿堂における、再結成クリームのパフォーマンス。

Cream performs "Sunshine Of Your Love" at the 1993 Inductions

淡々とやっている感じが、いかにも大物という風格を漂わせています。
まあ、淡々としているのは、この時点でもあまり仲がよくなかったせいだと思いますが……



『ゴジラ対ガイガン』を振り返る

2022-11-06 19:30:40 | 過去記事

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン関沢 新一 今回は、映画記事です。いったんガメラの話をしましたが、ここでまたゴジラシリーズに戻って、シリーズ第12作目の『地球攻撃命令 ゴジラ対......


過去記事です。

先日ゴジラフェスについて書きましたが……今年はガイガン登場50周年。
ということで、ガイガンが銀幕に初登場した作品の記事を。

宇宙の殺し屋ガイガン……こうして50年経っても新たな映像作品が作られるというのは、やはりその仕事人的魅力のゆえでしょう。
もっとも、ゴジラ作品で見るかぎり仕事の成功率は0%ですが……







2021年衆院選を振り返る

2022-10-31 17:35:18 | 過去記事

衆院選2021

衆院選の開票が進んでいます。どうやら、下馬評ほど共闘野党の議席は伸びないようで……与党はある程度議席を減らすものの、過半数は維持、与党の議席が減った分は維新が躍進ということに......


過去記事です。
ちょうど一年前に行われた衆院選について書いています。

この選挙結果についてもいろいろ書きましたが……最近あきらかになっている宗教団体のことを考えれば、だいぶ見方も変わってきます。

自民党と旧統一教会のつながりというのは、ずっと前からいわれていたことではありますが、まさかここまでだったとは……という話が次々に出てきていて、どうやら、選挙の結果にもかなりの影響を及ぼしていたようなのです。
選挙に勝つのも、背後に宗教団体の組織票がかなりの力で作用していたということになると、もう政策がどうこうという話ではなくなってきます。選挙で適正に民意を反映させることの難しさを感じずにはいられません。
結局、組織票ではない票で分母を大きくして薄めていくしかないということになるわけですが……



椎名林檎の名曲を振り返る+α

2022-10-27 20:17:03 | 過去記事

椎名林檎 - 自由へ道連れ

  今回は、音楽記事です。 音楽カテゴリーでは前回東京事変について書きました。そこからのつながりで、今回は椎名林檎さんについて書きましょう。 取り上げ......


過去記事です。
椎名林檎さんについて書いてます。


椎名林檎さんといえば、最近ちょっと話題になりました。

リミックスアルバムの特典グッズが赤十字やヘルプマークに似ているということで、発売が延期されるという……

椎名林檎というアーティストには危うさも感じる……といったようなことを書きましたが、こういうのがまさに危うい部分なわけです。


ちなみに、今回の件では過去にMVでナースのコスプレなんかをしてたことも取り沙汰されました。その「本能」の映像を。

椎名林檎 - 本能


今回の一件で、ふと、東京事変の「群青日和」という曲を思い浮かべました。

東京事変 - 群青日和

  演技をしているんだ
  あなただってきっとそうさ
  当事者を回避している

歌詞の一節です。

  答は無いの?
  誰かの所為にしたい
  ちゃんと教育して叱ってくれ

今回の件でちょっとひっかかるのは、椎名林檎さん本人からのステイトメントがないというところ。
当事者を回避している、誰かの所為にしたい……そんなふうにもいわれかねません。
今回騒動になったグッズの件にどこまで椎名林檎さんが関与しているかはわかりませんが、なんらかの説明はするべきだったのではないかと私は思っています。

しかし、こういうニュースを起す存在こそがロックアーティストなんじゃないかとも私は思ってます。

今回の振り返りの元記事は、コロナ禍初期の自粛ムードが広がる中で東京事変がライブを決行して物議をかもしたことがきっかけでした。そこから、東京事変、椎名林檎、という一連の記事になっていったわけです。

その最初の記事では、コロナ禍で音楽業界関係者がプロアマ問わず苦境に陥っている状況や、結局のところライブハウスへのバッシングは日本社会が“不要”とみなしたものをスケープゴートに仕立てているだけなのではないか……といったことを書きました。
そんなふうに、物議をかもす行動の背後にあるものを考えることで、いろんなことが見えてくる。それが、ロックンロールというものかもしれない。そういう意味では、前にちょっと騒動になったということで振り返り記事を書いた川本真琴さんと通じる部分があるんじゃないかとも思います。

音楽スタイルも、たどってきた道もまったく違う二人ですが……リアルを見せてくれるという点では共通しているように見えるのです。

椎名林檎さんのキャリア初期に、「ギブス」という歌があります。

椎名林檎 - ギブス

この歌のなかに「カート」と「コートニー」という人名が出てきますが、これはいうまでもなくカート・コバーンとコートニー・ラブのこと。

いっぽうで、川本真琴さんは「カートコバーンと両想いになりたいガール」という歌を歌っています。

【LIVE】川本真琴 Makoto Kawamoto カートコバーンと両想いになりたいガール Kurt Cobain To RyouOmoi Ni Naritai Girl

まあ、カート・コバーンについて歌ってる人なんていくらでもいるでしょうが……しかしこの二人の場合は、単に伝説的なロックンローラーの名前を出してみた、というようなことではないと思うのです。


ついでに、椎名林檎さんが大物アーティストたちとコラボした楽曲の動画を。


トータス松本さんとのコラボ「目抜き通り」。
人生という仮の舞台で、死に先駆けて一瞬の今を生きる――そんな哲学かもしれません。

椎名林檎とトータス松本 - 目抜き通り

宇多田ヒカルさんとのコラボ「浪漫と算盤」。

椎名林檎と宇多田ヒカル - 浪漫と算盤 / Sheena Ringo & Hikaru Utada- The Sun&moon

エレカシ宮本浩次さんとのコラボ「獣ゆく細道」。

椎名林檎 - 「獣ゆく細道」 from (生)林檎博’18

こうした人たちとコラボしているところからも、椎名林檎というアーティストの立ち位置が見て取れるのです。