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ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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スレイヤーの名曲を振り返る

2024-03-02 22:17:20 | 過去記事

Slayer - Angel Of Death

今回は、音楽記事です。音楽カテゴリーでは、前回アンスラックスについて書きました。そこからのつながりで、今回は同じくスラッシュメタルBIG4の一角であるSlayerについて書き......


過去記事振り返りです。

Slayer について書いています。

この記事でも書いたように、スレイヤーは活動終了していましたが……最近、活動再開を発表しています。
9月にアメリカで開催される2つのフェスに参加するということです。
ただ、そういうイベント参加のための再結成ということで、今後継続的に活動するかどうかは不明のようですが……


せっかくなので、動画を。

SLAYER - Repentless (Live At The Forum in Inglewood, CA)

もう一つ、伝説の深夜番組『ROCK FUJIYAMA』にケリー・キングがゲスト出演した神回の動画です。
マーティ・フリードマンとケリー・キングのコラボが見られます。

ケリー・キングが衝撃を受けたギターBEST5を発表!Panteraの秘話とともにマーティと"激アツ"セッションを繰り広げる!

ケリー・キングも一時的にメガデスに参加していたことがあり……そういう意味でも、神コラボといえるでしょう。
 


今回のスレイヤー活動再開ですが、トム・アラヤ(Vo/B)の奥さんが一年かけて夫を説得した結果だそうです。
つい先日、ケリー・キングが雑誌のインタビューで「2019年の最終公演以来トムとは連絡していない」というようなことを話していたんですが……情報解禁前で隠していたということなんでしょうか。

最後にもう一つ、トム・アラヤについてのどうでもいい情報ですが……ウクライナのある動物園には、彼をモデルにした像が建てられているんだそうです。
いま戦火のなかでその像はどうなっているのか……そんなことが、ちょっと気になりました。







フー・ファイターズの名曲を振り返る

2024-02-12 20:05:46 | 過去記事

Foo Fighters - A320

今回も、音楽記事です。1998年の映画GODZILLAで使われている音楽が豪華だという話をしてきましたが、エンドロールに並ぶ名前を見て、もう一つこれは捨て置けないというバンド......


過去記事です。

前回レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンがMC5の Kick Out the Jams をやってる動画を紹介しましたが……RATMの派生バンドともいえる Prophets of Rage がフー・ファイターズのデイヴ・グロールを迎えてこの曲をやっている動画がありました。

Prophets of Rage & Dave Grohl - Kick Out The Jams (MC5 Cover Toronto 2016)  

Prophets of Rage は、RATMのメンバーに加えて、パブリック・エネミーやサイプレス・ヒルのメンバーが集まってできたいわゆるスーパーグループ。ということで、ここでもトム・モレロがギターを弾いています。

それとは別に、パール・ジャムがやはりデイヴ・グロールを迎えて Kick out the Jams をやっている動画も。
なぜか、ここでのデイヴはほぼ後ろでタンバリンを叩いているだけですが……

Pearl Jam - Kick Out The Jams w/Dave Grohl & Alain Johannes - Werchter (July 4, 2010)

こうやって共演するというのも、やはりこのMC5、Kick out the Jams の感覚がデイヴ・グロールという人にマッチしているということでしょう。
ちなみに、Prophets of Rage はレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンの再結成を受けて活動を終了していたということですが、今またRATMが解散したとしたら、活動を再開するのか……ややこしいところです。


もう一つ、元記事のほうで書いた大きな話題として、フー・ファイターズのドラムのことがあります。

テイラー・ホーキンスの死去を受けてドラムをどうするかということが問題になっていたわけですが……後任のドラムはジョシュ・フリースに決定しました。
私はこのニュースで初めて名前を知ったんですが、ディーヴォのドラマーだそうです。ブルース・スプリングスティーンやスティング、ナイン・インチ・ネイルズなどとも活動したことがあるということで、実力に不足はないといったところでしょう。
ホーキンスの後任については、一時はクイーンのロジャー・テイラーの息子であるルーファス・テイラーの名前も取りざたされていましたが、今回はそれは見送りということに。

新体制となったフー・ファイターズは、さっそくライブ活動も開始。新ドラマーお披露目公演で、ディーヴォをちょっとだけカバーした動画がありました。

Foo Fighters Announce Josh Freese As Drummer And Then Play DEVO (Sonic Temple Festival)

昨年は、ニューアルバムも発表しています。
そのなかの一曲Rescued をグラストンベリーでやっている動画がありました。

Foo Fighters - Rescued (Glastonbury 2023)

ライブではこうしてジョシュ・フリースがドラムを叩くわけですが、アルバム音源ではデイヴ・グロール本人がすべてのドラムを叩いているとのこと。どうやら、フリースはあくまでもライブドラマーであり、レコーディングではデイヴが自らドラムを叩くということらしいです。元記事で書いた「過去にやめたドラマー」というのは、その条件を提示されて、ふざけんなということでやめたそうなんですが……まあ、当事者が納得しているのなら、それはそれでアリなんでしょう。



RATMの名曲を振り返る

2024-02-10 19:31:42 | 過去記事

Rage Against The Machine - No Shelter

今回は、音楽記事です。前回は、映画Godzilla のエンディング曲としてデヴィッド・ボウイの名前が出てきましたが……あらためて確認してみると、この映画は劇中で使用されている......


およそ一年前に、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンについて書いた記事です。

いったん解散した後に、再結成して活動していたRATMですが……最近、また解散したらしいという話がありました。
詳しい情報がなく、よくわからないんですが……まあ、気性の荒い人たちの集まりなので、そういうこともあるでしょう。


さて、そのレイジ・アゲンスト・ザ・マシーン、先日の記事でも名前が出てきました。ウェイン・クレイマー死去の記事で、MC5の Kick Out the Jams をカバーしているということだったんですが……RATMがそのウェイン本人を迎えてこの曲をやっている動画がありました。

Rage Against The Machine with Wayne Kramer (MC5) - Kick Out The Jams DNC 2008

ここでちょっとMC5の話を。

先日の記事で、ウェインの死によってMC5の新作は幻になったと書きましたが……それは間違いだったかもしれません。
この件に関する報道によれば、新譜用の素材が遺されており、それらをアルバムのかたちに仕上げて発表する構想はあるようです。考えてみれば、そのようなかたちで発表された作品は過去にいくつも例があるわけで……ウェイン・クレイマーが死んだからといって、それでMC5の音楽が死ぬわけではないということでしょう。
伝えられるところによれば、このアルバムにはレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのトム・モレロも参加しているとのこと。
ほかにも豪華なゲストがいて、たとえばエアロスミスのジョー・ペリーやガンズのスラッシュといった名前が挙がっています。そして、ドン・ウォズ……この人は、去年発表されたローリングストーンズの新作にもちょっと関わっていたという話を書きました。チャーリー・ワッツの死後、彼の遺した音源を楽曲に仕上げるということがそこで行われていたわけで、MC5でも同じことができないはずはないのです。
プロデューサーは、ボブ・エズリン。アリス・クーパーや、KISS、ピンク・フロイドなどを手がけ、ルー・リードやピーター・ガブリエルのソロ作品をプロデュースしてきた人です。信頼できるといえば、これ以上に信頼できるプロデューサーもいないでしょう。そのエズリンさんが、こう語っています。
「今、ウェインが亡くなったことで、僕たち全員が彼の作品が確実に聴かれ、彼が称えられるようにする責任を感じています。今のところ、アルバムのリリース・スケジュールはわからない。でも、必ずリリースされる。それは確かだ」
ここまで断言しているので、新作の発表には期待したいと思います。


話をレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンに戻すと……きみらも解散なんかしてる場合じゃないだろうと。
先の動画で、ウェイン・クレイマーはRATMを「同志」と呼んでいました。ウェインが世を去った今、MC5の志を継ぐことができるバンドといったら、まずレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンじゃないかと思うわけです。ということで、再々結成を待ちたいと思います。




ブロードサイド・フォーの名曲を振り返る

2024-01-29 23:05:47 | 過去記事

ザ・ブロードサイド・フォー「若者たち」

今回は、音楽記事です。前回、五つの赤い風船「遠い世界に」を紹介しましたが……このあたりは、もう日本フォークの草創期といってもいい時期です。その時期を代表するフォークグループと......


過去記事です。

ブロードサイド・フォーの「若者たち」について書いています。

先日『変身忍者 嵐』というドラマのことをちょっと書きましたが……そこにヒロインとして登場するくノ一、カスミを演じているのが林寛子さんという方で、この方の結婚相手がブロードサイド・フォーの中心人物である黒澤久雄さんだということを最近知りました。後に離婚されているということですが、娘さんが一人いて、その結婚相手がSOPHIAのボーカルとして知られる松岡充さんという……意外なつながりがあるものだなと思わされます。
意外なつながりといえば、元記事で書いたように、黒沢久雄さんは森山良子さんと同じ学校の先輩であり、その森山良子さんの娘婿には、おぎやはぎの小木博明さんがいる……そんなつながりもあります。
そういうファミリーツリーとはまた別に、作曲者の佐藤勝さんがゴジラ映画のいくつかの作品で音楽を手がけていて、あの「メカゴジラのテーマ」の作曲者であったり、美空ひばりの名曲「一本のえんぴつ」の作曲者であり、この曲は古賀政男が主催した音楽祭のテーマ曲であるとか……やはり名曲というものは、掘り下げていくとそういう話がいろいろ出てくるものなのでしょう。

せっかくなので、動画を。
元記事ではカバーバージョンを載せていましたが、こちらがオリジナルです。

若者たち~空にまた陽が昇るとき

そして、森山良子さんの息子、小木さんの義兄弟となる直太朗さんのカバー。
これは途中で切れてますが……

森山直太朗「若者たち」

よく見ると、冒頭部分の映像で奥のほうにある家の標識が「黒澤」となっているように見えます。芸コマです。



『銀河鉄道999』を振り返る

2023-10-14 23:22:50 | 過去記事

『銀河鉄道999』
今回は映画記事です。ちょっと前に、賢治忌ということで宮沢賢治についての記事を書きました。そこでは「烏の北斗七星」という作品を取り上げましたが、宮沢賢治の小説における代表作とい......


過去記事です。

今日10月14日は、「鉄道の日」。

ということで……『銀河鉄道999』を振り返ってみようと思います。



この記事を書いてからおよそ一年経ちますが、その間に松本零士先生が亡くなるという大きなできごとがありました。
実はハーロックと同様999も原作は未完の作であり、また劇場版第三作が途中のままになっていたりするわけですが……これらの完結が名実ともに望めなくなったのは悲しいことです。

しかし、元記事で紹介したように、999は新たにリマスター版が作られ、キャプテンハーロックは今年ブルーレイセットが作られ……というふうに、松本零士先生の作品は、愛され続けています。

その証として、アルコール飲料シリーズの話もありましたが……
元記事で予想していた鉄郎とメーテルのバージョンが最近出ていました。



銀河鉄道というモチーフは宮沢賢治からきているものでしょうが、単にその銀河鉄道というところだけではなく、作品のテーマも宮沢賢治に通ずるところがあるのではないかということを前に書きました。そのテーマの普遍性のように、たとえ時代が変わっても、銀河鉄道は愛され続けていくことでしょう。