![Budshank](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0a/32f9238c9a2f2086b549a7a5b2df2e1d.jpg)
Bud Shank(as,fl) Claude Williamson(p)
Don Prell(b) Chuck Flores(ds)
このアルバムはボブ・クーパー作の「バグ・オブ・ブルース」から始まる。いかにもウエスト・コーストといった感じの、まったりとリラックスした演奏に和んでいると、次の曲「ネイチャー・ボーイ」で一気に暗転する。この曲でのシャンクのフルートは悲痛な響きを持っている。こうしたダウナーな演奏とは対照的に、「白いバド・パウエル」と呼ばれたクロード・ウィリアムソンのスピード感のあるピアノが活躍する快活な演奏、あるいはラテン的な狂騒などもあり、ヴァラエティに富んでいる。リチャード・カーペンター作のブルース・ナンバー「ウォーキン」をハード・バップを確立したことで有名なマイルス・デイヴィス・オール・スターズの演奏と聴き比べるのも面白い。音圧からして全然違うが。
収録曲
1.BAG OF BLUES
2.NATURE BOY
3.ALL THIS AND HEAVEN TOO
4.JUBILATION
5.DO NOTHIN' TILL YOU HEAR FROM ME
6.NOCTURNE FOR FLUTE
7.WALKIN'
8.CARIOCA