むらぎものロココ

見たもの、聴いたもの、読んだものの記録

黄檗美術と江戸の版画展

2004-11-23 16:53:35 | アート・文化
町田市立国際版画美術館の「黄檗美術と江戸の版画」と題された展覧会を見に行った。この美術館はJR町田駅からしばらく歩き、急な坂道を下ったところにある。当然のことながら帰りはこの急勾配を上るのだ。

展覧会は二部構成となっていて、第一部では黄檗美術の道釈人物画や詩箋(絵入り便箋)が展示されたほか、黄檗宗の僧侶と関係があった伊藤若冲の「乗興舟」、「玄圃謡華」といった拓版画と「花鳥版画」の展示もあった。第二部は「幕末版画の饗宴」と題され、北斎、豊国、国芳、芳年らの錦絵の展示。

黄檗宗の僧侶が中国から持ちこんだ「詩箋」が錦絵の起源のひとつであるとのこと。

帰りに図録とポストカードを購入。

ポストカード
 月岡芳年「和漢百物語」から  2枚
 月岡芳年「月百姿」から     1枚
 神坂雪佳「百々世草」      1枚
 小林清親「海運橋」         1枚
 川瀬巴水「東京二十景」から  2枚
 川瀬巴水「東京十二景」から  1枚
 北岡文雄「京の茶店」      1枚
 マン・レイ「回転扉」から     3枚
 マックス・エルンスト「慈善週間、または七大元素」から  2枚