QY7
Quinka, with a Yawn
たまに聴きたくなるアルバムで、ここ2、3日は眠る前に聴いている。
Quinka, with a Yawn は元エスレフノックの青木美智子のソロ・ユニット。この覚えにくいユニット名はヤマハのモバイル・シーケンサーQY70に由来するもので、アルバム・ジャケットにもQY70のキー部分のイラストが描かれている。このジャケットは紙を折り返しただけというもので、CDの保護としては甚だこころもとないが、ユニークで面白い。デザインを手がけたのはDEVILROBOTSのキタイシンイチロウ。この二人はHASIBAMIというユニットとしてTシャツのデザインなどもしている。
エスレフノックは基本的にはギター・ポップであり、ラストアルバムになった「yes」ではそれまでと違った面を打ち出したものの、いずれにしても Quinka, with a Yawn の音楽はエスレフノックのフォーマットではできないものだ。サウンド的にはキーボードが主体となり、もともと唯一無比であった彼女の歌声は表現の幅を増し、微妙な感情や内省的な歌の世界を表現できるものとなった。とりわけこのアルバムの最後の曲である「ナポリ」は、幼稚園で習う「おべんとうの歌」のようなメロディーから始まりながらもまるでビーチ・ボーイズの「サーフズ・アップ」のように怒涛の展開を見せる名曲で、最初はこの曲を無性に聴きたくなるということだったのだが、今ではアルバムに収録された曲すべてが好きになった。
Quinka, with a Yawn
たまに聴きたくなるアルバムで、ここ2、3日は眠る前に聴いている。
Quinka, with a Yawn は元エスレフノックの青木美智子のソロ・ユニット。この覚えにくいユニット名はヤマハのモバイル・シーケンサーQY70に由来するもので、アルバム・ジャケットにもQY70のキー部分のイラストが描かれている。このジャケットは紙を折り返しただけというもので、CDの保護としては甚だこころもとないが、ユニークで面白い。デザインを手がけたのはDEVILROBOTSのキタイシンイチロウ。この二人はHASIBAMIというユニットとしてTシャツのデザインなどもしている。
エスレフノックは基本的にはギター・ポップであり、ラストアルバムになった「yes」ではそれまでと違った面を打ち出したものの、いずれにしても Quinka, with a Yawn の音楽はエスレフノックのフォーマットではできないものだ。サウンド的にはキーボードが主体となり、もともと唯一無比であった彼女の歌声は表現の幅を増し、微妙な感情や内省的な歌の世界を表現できるものとなった。とりわけこのアルバムの最後の曲である「ナポリ」は、幼稚園で習う「おべんとうの歌」のようなメロディーから始まりながらもまるでビーチ・ボーイズの「サーフズ・アップ」のように怒涛の展開を見せる名曲で、最初はこの曲を無性に聴きたくなるということだったのだが、今ではアルバムに収録された曲すべてが好きになった。