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Chet Baker(tp,vo) Phil Urso(ts) Bobby Timmons(p)
Jimmy Bond(b) Peter Littman(ds)
Bill Loughbrough(chromatic tympani)
1950年代も後半になるとウエスト・コースト・ジャズが全盛期を終え、ハード・バップが台頭する。チェット・ベイカーもハード・バップ的なものを意識しながらこのアルバムを作ったという。ビル・ラフブロウのクロマティック・ティンパニをフィーチャーした曲ではラテン的というよりエスニックな感じにリズムが強調されて、この独特なサウンドがアルバム全体を印象づけているものの、ジェリー・マリガン・カルテットのときと同様、フィル・アーソとのホーン・アンサンブルはスムーズでマイルドだし、ベイカーのアドリブ・ソロも明快で心地よい。マリガンの曲やアル・コーンの曲も演奏しており、リズム隊が多少ハードになっているとはいえ、ハード・バップというよりは、やはりベイカーならではのアルバムになっている。最後の曲 LINE FOR LYONS で彼の歌が聴ける。
収録曲
1.TO MICKEY'S MEMORY
2.SLIGHTLY ABOVE MODERATE
3.HALEMA
4.REVELATION
5.SOMETHING FOR LIZA
6.LUCIUS LU
7.WORRYIN' THE LIFE OUT OF ME
8.MEDIUM ROCK
9.TO MICKEY'S MEMORY(ALT.TAKE)
10.JUMPIN' OFF A CLEF
11.CHIPPYN'
12.PAWNEE JUNCTION
13.MUSIC TO DANCE BY
14.LINE FOR LYONS
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