「ノーマリゼーション」が浸透している国、デンマークは福祉大国として知られていますが、実際はどうなのでしょうか。前項でも少し触れましたが、今回は少し掘り下げていきたいと思います。
まずは医療面ですが、医療費はすべて無料です。(歯科医療は18歳未満まで無料)
18歳以上の歯科、理学療法、脊椎指圧療法、薬局は一部自己負担があります。
旅行者も無料で治療を受けることができます。
病院はほとんどが県立で、一部私立もありますがごくわずかです。
そして、国民一人ひとりすべてにホームドクター、ケースワーカー(ソーシャルワーカー)がついていて、病気はまずホームドクターが治療します。
そこで治療が出来ない場合に、はじめて病院に紹介されるのです。
約80%がホームドクターで治療が終わる状況だそうです。
ケースワーカーは、福祉サービスが必要になった時に相談にのりアドバイスをしてくれます。
ノーマリゼーションの考えのもと、できるだけ在宅で生活ができるよう政策がすすめられており、またそれが可能なように手厚い福祉サービスが準備されています。
ホームドクターにしろ、ケースワーカーにしろ、生まれた時から個人の担当のようについてくれているので、何かあった時でもその人のことをよく知っているのです。
日本のように、生活記録やサマリーを急遽こしらえることもなく、自然にサポートしてくれる体制なのです。
医療費が無料ということは、すべて税金でまかなわれているということです。
前項でも書きましたが、所得税の約50%、消費税25%の高税がそれを支えています。
収入が決められているということは、支出も限界があるということです。
デンマークでも課題になっているそうですが、手術は順番待ち(ウエイティングリスト)で行われるため、すぐに手術が受けられないということもあるそうです。
そのため、お金を払って数少ない私立病院で手術を受けるという人も増えているとか…。
それでは、また次回以降に高齢者や障害者福祉について触れたいと思います。
まずは医療面ですが、医療費はすべて無料です。(歯科医療は18歳未満まで無料)
18歳以上の歯科、理学療法、脊椎指圧療法、薬局は一部自己負担があります。
旅行者も無料で治療を受けることができます。
病院はほとんどが県立で、一部私立もありますがごくわずかです。
そして、国民一人ひとりすべてにホームドクター、ケースワーカー(ソーシャルワーカー)がついていて、病気はまずホームドクターが治療します。
そこで治療が出来ない場合に、はじめて病院に紹介されるのです。
約80%がホームドクターで治療が終わる状況だそうです。
ケースワーカーは、福祉サービスが必要になった時に相談にのりアドバイスをしてくれます。
ノーマリゼーションの考えのもと、できるだけ在宅で生活ができるよう政策がすすめられており、またそれが可能なように手厚い福祉サービスが準備されています。
ホームドクターにしろ、ケースワーカーにしろ、生まれた時から個人の担当のようについてくれているので、何かあった時でもその人のことをよく知っているのです。
日本のように、生活記録やサマリーを急遽こしらえることもなく、自然にサポートしてくれる体制なのです。
医療費が無料ということは、すべて税金でまかなわれているということです。
前項でも書きましたが、所得税の約50%、消費税25%の高税がそれを支えています。
収入が決められているということは、支出も限界があるということです。
デンマークでも課題になっているそうですが、手術は順番待ち(ウエイティングリスト)で行われるため、すぐに手術が受けられないということもあるそうです。
そのため、お金を払って数少ない私立病院で手術を受けるという人も増えているとか…。
それでは、また次回以降に高齢者や障害者福祉について触れたいと思います。