世界におけるワクチンの歴史
7世紀:インドの仏教徒がヘビ毒を飲む習慣
10世紀:中国で人痘接種の記述(詳細不明)
11世紀:中央アジアで天然痘発病者から採取した膿を乾燥させ、健康な人に接種する方法(種痘)が開発
⇒ 中国、トルコ、アフリカ、ヨーロッパなどへ広まる
16世紀:インドでも人痘接種の習慣
1721年:中国から英国に人痘接種が導入
1742年:中国で人痘接種の詳細な記述
1774年:Benjamin Jestyによる牛痘接種
1798年:Edward Jennerが牛痘 (variolae vaccinae:牛の天然痘の意味)の成績を自費出版
vaccinaeがvaccineの語源となる
19世紀末:Louis Pasteurが、病原体の有害な性質を弱める(弱毒化)ことができることを実証。鳥コレラや炭疽に対するワクチンの有効性を動物で実証。
1885年:Louis Pasteurがヒト用狂犬病ワクチンを開発
1886年:ダニエル・エルマー・サーモンとセオバルド・スミスが、生きた病原体からだけでなく、死んだ病原体からでもワクチンを製造できることを実証(不活化ワクチン)
Rreferences:
Vaccines 6th edition
ワクチンファクトブック2012, 米国研究製薬工業協会