国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

世界のワクチンの歴史

2013-04-29 | Vaccine 概要

世界におけるワクチンの歴史

7世紀:インドの仏教徒がヘビ毒を飲む習慣

10世紀:中国で人痘接種の記述(詳細不明)

11世紀:中央アジアで天然痘発病者から採取した膿を乾燥させ、健康な人に接種する方法(種痘)が開発
⇒ 中国、トルコ、アフリカ、ヨーロッパなどへ広まる 

16世紀:インドでも人痘接種の習慣

1721年:中国から英国に人痘接種が導入

1742:中国で人痘接種の詳細な記述

1774年:Benjamin Jestyによる牛痘接種

1798年:Edward Jennerが牛痘 (variolae vaccinae:牛の天然痘の意味)の成績を自費出版
vaccinaeがvaccineの語源となる

19世紀末:Louis Pasteurが、病原体の有害な性質を弱める(弱毒化)ことができることを実証。鳥コレラや炭疽に対するワクチンの有効性を動物で実証。

1885年:Louis Pasteurがヒト用狂犬病ワクチンを開発

1886年:ダニエル・エルマー・サーモンとセオバルド・スミスが、生きた病原体からだけでなく、死んだ病原体からでもワクチンを製造できることを実証(不活化ワクチン)

Rreferences:
Vaccines 6th edition
ワクチンファクトブック2012, 米国研究製薬工業協会



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マラリアワクチン 第三相試... | トップ | 旅行者におけるザルコシステ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Vaccine 概要」カテゴリの最新記事