★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイの「運転事情」

2022-05-19 09:47:31 | ベトナム・ハノイ

先日、ベトナムのゴールデンウイークに「初めて車を運転して」ハノイ近郊の

ビーチに行ってきたが、それから「車に乗る機会は無かった」

 しかし昨日、「運転手付きで乗る機会が訪れた」 以前から痛みのあった

「左ひじ」を病院で診てもらうことになった。例の「5歳友人もウイルス性の鼻炎で

ドクターストップ」だったので再診に同じ病院に出かけるというので、同行することになった。

ちょうど母上の妹さんも「診察」があるというので合計4人で病院に行くことになったのだ。

運転手は「母上」である。ハノイの「自分が役員をしている建築系の会社」の管理者なので

今回の車の「ドライバー」としてお願いしている。

 遠出の時の運転は自分にもできたが、さすがに「ハノイ市内」の運転は「ドライバーに任せることにした」

・・・正解だった!

全員の診察が終わり、病院を出たのは午後6:30ちょうど交通ラッシュ時間である。

バイクに乗っていると「気づかないが」車から見る「バイクは、群がるハエのごとくうっとおしい存在だった」

そして「悪気はないが、まるで運転モラルの無いドライバーたち」、少しの隙があれば、2車線でも4車線分

占領してしまう人たちである。信号無視、側道からの飛び出し、無意味なクラクションなど

「日本人の感覚では到底許せない所業ばかりなのだ」 同乗していて気付いた、やはり「ハノイなど都市部で運転する

日本人は皆無」である理由はよくわかる。「普通の日本人の感覚では、ハノイの自動車運転はできない」つまり

「常識としての運転技術やモラルなどをすべて捨て去り、このハノイに合わせた運転感覚を一から作らないと

ここでは運転はできない」事がよく理解できた。つまり、経験をたくさん積み「慣れる」しかないのだ。

そして、悪気はないが「一般的にはひどいレベルの運転モラルを、そういうものとして受け入れないと」ここでは

運転はできない。そして「そのためにはなれるまでは日本の100倍の神経を使うことになるだろう」

それを考えると「この母上」の運転は「素晴らしい」クラクションを鳴らされても「動じることなく」

安全だけを考えて「速度は出さず」、かといって「流れに乗り損ねることもなく」見事な運転だった。

 今回の車は「同種の車で最上位機種を買った」従って「車の周りに、至近距離に近づく物体を検知し

警告音を鳴らす装置がついている」そしてそのような状態になると「360℃のモニターが写される」

予想はしていたが、「日本では滅多になることの無いこの警告音」がベトナムハノイでは

「ほぼ鳴りっぱなしなのだ」 これには「さすがに笑った」

きっと「日本の開発技術者は、ベトナムの交通事情など考えることなく開発したのだろうと思う」

実をもって「ハノイでこのシステムを使うと、何に、いつ気お付けるのかさえ、分からなくなってしまう」

 やはり、機械よりも「生身のベトナム人の母上の運転のほうが信頼できる」事が良く解った。

「彼女をお抱え運転手」にしたことは「正解であった」

これがそのモニターである。車の回り中を「バイクが取り囲んでいる」

センサー内にも多数のバイクが入り込み「ピーピー」と警告音が

いつもなっている。上部からの画像には回り中のバイクや車が映し出され

確認などしていられない。 恐らくこんな状況を「開発者」は予想していなかっただろう。

驚くと同時に「笑ってしまった」 ベトナムハノイ「恐るべし」である。

 

コメント
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