数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

原発公害(1)

2013-05-12 17:20:21 | 原発公害

 福島原発公害について

 最近福島原発事故のテレビでのニュースはめっきり減ってきているようです。

 ブログ記事によりますと、NHK特集で「原発事故調の検証」を担当したキャスターが痴漢逮捕されているとのことです。植草さんの事件で手口が露見しているにも拘らず行われているのは、公開処刑の意味合いがあるのでしょうか。もしこれが冤罪であればテロであり、強烈な恫喝です。二度と原発事故の報道で正論は語られないでしょう。暗殺より卑劣な痴漢逮捕により人格破壊されてしまいます。
 
 NHK森本健成アナの痴漢逮捕は冤罪の可能性が高い!
 検察批判&脱原発の市民活動家を痴漢容疑で逮捕
 反原発側にたって、ジャーナリスティックに特集を汲んできた「週刊東洋経済」だが、その編集長が痴漢の「疑い」で逮捕された。

 日本は法治国家ですよね。形振り構わないということでしょうか? 悲しいですね。

 山本行雄弁護士のブログでは、放射性物質の法的規制が「空白」なため、具体的な処罰や対策を行うことができないと指摘しています。2012年6月に環境基本法が改正され、放射性物質を適用除外とする規定が削除されたそうです。しかしそれを具体化する大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などは適用除外のままとのことです。総論賛成、各論は絶対改正阻止ということでしょうか。しかし各論で適用除外が削除されれば、夥しい規制違反が発覚し収拾できなくなるかもしれませんね。

〔H25-12-12追記 大気汚染防止法と水質汚濁防止法では、放射性物質を適用除外する規定が削除されたようですが、「監視」のみにの規定になっているようです。山本さんが言っているように環境基準・規制基準を決めて、違反に対する行政処分や罰則を定めるべきです。

 特に土壌汚染対策法(公益社団法人日本環境協会の「土壌汚染対策法のしくみ」参照)で規制基準が定められると、要措置区域(法第6条)(土壌汚染の摂取経路があり、健康被害が生ずるおそれがあるため、汚染の除去等の措置が必要な区域)に該当する場所が一気に増大する可能性もあります。
 どのくらいの放射性物質の濃度を基準にするかで違うと思いますが、内部被曝を考慮したレベルでは、東京都でも千葉県沿いの区部と多摩地区で相当な範囲が該当してしまう可能性もあると思います。そのとき不動産鑑定価格が一気に下がり、改めて原発災害の損害額が表面に現われることになります。
 これは建設・不動産関係、事業者、土地所有者には絶対認められないものだと思います。国も認めたくないし、地方自治体も認めたくないでしょう。〕

 山本さんは、これだけの惨事を前にして、いまだに適用除外になっていることに、マスコミ・国民が何の関心も示していないのは、異常なのではないかと言っています。異常が続けば、それが常識になり、その後因果応報の罰が下ることもあります。

 福島原発公害は現在進行形です。未だに放射性物質は漏れ出ています。もはや汚染水の管理も限界にきているようです。今後数十年から何万年も放射性物質の管理が必要です(無理ですよね、恐ろし過ぎて考えられません)。核変換技術の研究が行われていますが、新たな脅威になるだけかもしれません。(J-PARC放射性同位体漏洩事故

 経済関係の方や、自民党の原発推進派の方々は、福島原発事故から放出され拡散し続けている放射性物質は大したことはなく、それほどの被害もないと考えたいようです。そして、原発反対を叫ぶ輩は、昔の左翼か何かの反乱分子だと決め付けているようです。科学技術の負の影響をあまりにも軽視し過ぎているのではないでしょうか。
 国策原発に金を浪費するより、もっと新しい科学技術に投資した方が良かったのでは?今の日本の産業競争力の低下には、大艦巨砲主義のような、吉岡斉さんが言うガラクタ技術に資源を浪費しすぎてしまったことにあるのではないでしょうか。またそのマフィアにも不当なカネを盗まれ続けたのでしょうか?

 


 福島原発公害の被害については、真実のデータを詳細に公表して、様々な専門家に検証させる必要があると思います。低線量被曝に関する研究は、外部被曝が中心だと思います。実験室でマウスなどに一定の放射線を照射するものだと思います。レントゲン検査を何回か受ければ云々という話も外部被曝のことだと思います。


 内部被曝、放射性物質の核種、その食物連鎖の関係、生物での濃縮の度合い、また体内臓器での濃縮、子供への影響、埃や塵による摂取の危険性、飲用水への影響など、多様で具体的な研究が不可欠です。武田邦彦さんのブログでは市民研究家の様々な独自データが紹介されています。

〔平成26年2月13日追記 内部被曝のセシウムによる心筋異常の仕組みについて、専門的に説明されているサイトがありました。
内部被曝を論ずるブログ
 非常に専門的ですが、大まかな仕組みは分かりました。
 1.従来の放射線エネルギーによる遺伝子の破壊(電離作用も含む)というような単純な思考(ドグマ)では、真の内部被曝の人体への影響(健康被害)を上手く説明できないとのことです(詐欺的な説明になってしまうとのことです)。
 2.セシウムはカリウムチャネルに分子構造的(カリウムより若干大きいため)に嵌まり込んでしまう。そして、長時間滞在(カリウムは即座に通り過ぎる)して、細胞に共鳴的な被害(バッファーの水分子が切れているため)を与えてしまう危険性があるとのことです。
 3.セシウムの放射線(共鳴的な被害)のため、カリウムチャネルの内向きのゲートがオープンのままになってしまうと、心筋の波動が間延びする(QT延長)。
 それにより、心筋の安全余裕度がなくなり、心筋梗塞など重大な疾患にかかる可能性が高まるとのことです。
 4.そしてこれはほんの数ベクレルのセシウムによっても引き起こされる可能性があるとのことです。〕
 
 〔参考:ユーリバンダジェフスキーさんが見たもの


 〔H25-10-10追記 『院長の独り言』さんのブログで、米国のビキニ水爆実験の放射能汚染を総合的に研究するために派遣された「俊鶻丸(しゅんこつまる)」のことが紹介されています。ETV特集で放映されたようですが見過ごしました。
 気象・生物・医学・物理・放射線防護など多様な若き俊英の研究者により、放射能の汚染データの収集・分析が行われました。しかしこれらはすっかり忘れられてしまっているようです。
 その後、日本学術団体から政府に対して、放射能による総合的な環境研究の必要性(研究所の創設)を勧告されたにも拘らず、無視され続けているようです。〕

 残念ながら国、自治体、大学などの公的研究機関の被害の実相に迫った研究は行われていないようです。

 水俣病でも、ビーカーに水銀を垂らして攪拌するとすぐに拡散するので、それが病気を引き起こすことは考えられないと研究者は言っていました。確かに生物濃縮を考えなければ正しい結論です。これと似た結論から影響がないと言い切る研究者もいると思います(故意や偏見含め)。

 例えば、早野教授の実証では、福島県の比較的汚染度が低い三春町など南東部の地域のみ、300ベクレル/ボディの検出限界値、セシウム核種のみ検査という限定要素があるのに、福島県のすべての地域で内部被曝がゼロとの報道がされています。確かに食品からの被曝は、日本の場合にはチェルノブイリなどよりも地元の食材を摂取しないことができるため(グローバル流通が進んでいるため)かなり抑制されていることは確かなようです。

 国民の福島原発公害に関する知識も、ある大学の研究者やそれを引用した評論家・政治家などの皮相的な言動に左右されてしまいます。そしてテレビでは芸能番組が毎日毎日放映されて、福島の問題もドラマ化でしか捉えられないような気がします。論理的に考えるより、ドラマ化して考えることしかできないと、感傷的な意見にすぐ迎合してしまいます。

 武田先生のブログや特殊思想者にされた反権力の研究者が懸念する福島原発公害の被害予想は、想像を絶する規模です。首都圏も人が住めなく地域なる危険性もあるとのことです。このようなことを聞くと、不安を煽るとか、非現実的なことを言うなという意見も出そうですが、それなら具体的な詳細なデータで検証する必要があります。

 放射性物質の核種やベクレル数の推移、その生物への影響の詳細な研究などが必須です。昆虫や鳥、様々な微生物も含め詳しい調査が必要です。

 そして数理論理のみを基にして、その研究結果を議論すべきです。

 太平洋戦争の緒戦、シンガポール陥落などで提灯行列を行い、まったく非合理的で偶像崇拝的な思想に染まっていた国民に待っていたものは、無限地獄のような災厄でした。山本五十六や合理的思考の持ち主は、米国との戦争が如何なる結果になるのかはっきり認識していました。辰巳栄一らは小学生の集団疎開に尽力しました。

 国策原発も今後無限地獄に転化する可能性も高いです。福島の原発被害は正当な損害賠償額に換算すれば、天文学的な金額になるでしょう。もし首都圏にまで被害が及べば、もはや金銭に換算できるレベルを超えています。

 私は福島原発公害の根本的な原因は、科学技術(その根本の数理論理(教))の本当の姿を日本人が認識していないことにあると思います。その利便性だけを求めて、負の影響をまったく考慮できないことにあると思います。そして数理論理の社会での応用である「人権思想」を宗教的な核心としてまで取り込まないところにあると思います。

 公害に対抗するためには、精神的にも社会的(法学など)にも、もちろん物質的にも数理論理的な思考が必要です。数理論理的思想は一種劇薬のようなものだと思います。すべてを数理論理に還元するという神秘思想が根底にあります。しかし、これでしか公害には対抗できません。国民すべてが意識革命して数理論理的思考で武装するしか対抗できないと思います。
 
〔H27-02-04追記 『ずくなしの冷や水』様のサイトでは、ご自分で計られてデータなども用い、詳細な検討をされています。
 今回特に下記のことに気がつきました。(気が付くのが遅いですが…)。

1.首都圏の上水道の給源地(多摩川、利根川、荒川などの上流)は、栃木から群馬北部、秩父、奥多摩を通ったプルーム(風の)流れにより、濃厚に汚染されてしまったこと。人間の体に不可欠な「水」が汚染されたことは、食物の汚染よりも非常に危機的な問題だと思われます。
鬼が鼻血を垂らす夜は 7
「水源林、水源涵養林に毒物が降ったのだ。毒物の多寡は、場所により違い、セシウムの汚染の強いところは、他の放射性物質の汚染も強いのが一般的だが、この地域を2011/3/16未明に汚染したプルームは、栃木県下で少し組成の異なる放射性物質を落としている。
 そんな毒物は、たいしたことはないとお考えかも知れない。だが、アルファ線源、ベータ線源を米国がどれほど警戒し、危険視しているか、前の記事で書いた。もともとダブルスタンダード、トリプルスタンダードの国だが、それゆえに在外の自国民の保護には本音が出る。

「核や原発を不用意に推進し、人々に塗炭の苦しみを与える政治家や専門家は鬼だ。これだけの惨劇をもたらしても、反省の弁もなければ謝罪の一言もない。いや、読者が言うように、バカ猿と言うべきなのかもしれない。バカ猿が檻から逃げ出して危険な器械を弄り回す国、日本。
 人を食う鬼は、いずれ被曝して夜人知れず鼻血を垂らすだろう。脳梗塞、脳出血になればいい。それまではなんとか、生き延びたいと念じているが、バカ猿にやられるのが先だろうか。それは無念で死にきれない。」
鬼が鼻血を垂らす夜は 5
「� 2013/8/5に所沢市の方が洗面ボウルを使い、水道蛇口水の放射能を簡易な測定器で測定する様子を動画でアップしてくれた。ボウルが空で0.05μSv/h、満水で0.16μSv/h。深谷市の方も2013/9/2の測定例を画像でアップしてくれた。筆者も真似てやったが、確かに上がった。この記事にコメントを寄せてくれた埼玉県上尾市の方も、同じ状況で同じ機器を使って計測したところ、0.05が0.09に上がったとのことだ。」


2.ウランなどの重い元素は、「遠くまで飛ばない」と言っていた専門家もいましたが、よく考えると、3号機の「核爆発」で「運動エネルギー体」になったとしたら、重いほうが運動エネルギー(1/2mv(2乗))があり、遠く飛ぶのではないでしょうか。
鬼が鼻血を垂らす夜は 3 
「このグラフで、福島第一原発に近いところほどガンマが多くなっており、遠いところではガンマがほとんど検出されないところもあるが、全ベータは、ガンマに相応した量が検出され、全アルファに関しては、ガンマとはあまり関係なく、むしろ遠いところのほうに検出量が多い傾向が見られる。宇都宮市は、全ベータと全アルファの合計で山形県南陽市と並ぶ高い水準で検出されている。」

 鬼が鼻血を垂らす夜は 4
「米国が関心を持っていたのは、アルファ線、ベータ線を出す放射性物質だ。アルファ線を出すウランやプルトニウムは、放射線管理区域の設定基準でもガンマ線を出す放射性物質よりも10倍基準が厳しくなっており、それだけ危険性が高いと認識されている。」
「日本の当局は、ストロンチウムやプルトニウムの調査をしていないわけではないが、標本が少なく、しかも大変不可解なことにウランの調査をしていない。燃料棒が溶けて、気化したり、黒い煙が出たりしているのだから組成の大半を占めるウランが飛散していないはずはない。(引用終わり)」

〔追記H27-09-07 ずくなしさんがこの頃よく「居眠り病」のことについて記事にしています。『眠くて仕方がないというのは被曝症状です 緊急に対策を講じてください』確かに山手線では最近よく電車が止まることが多いような気がします(急に気分が悪くなる人が増えているようです)。
 これは、もしかするとストロンチウム90による脳内のカルシウムチャネルの異常にともなうものかもしれないようです。 
意識途絶で想定されるメカニズムの第一候補はストロンチウム90(その1)
意識途絶で想定されるメカニズムの第一候補はストロンチウム90 (その2)
「カルシウムイオンは脳における神経伝達において主要な役割を演じています。
脳細胞が活動していないときのカルシウム濃度は血液中の濃度と比較して1万分の1と僅かしかありませんが、脳細胞の興奮時に大量のカルシウムイオンが細胞内に流入し、脳の記憶、情動、判断など脳機能の維持に深くかかわっています。しかし、細胞の興奮が終えるとカルシウイオンは細胞内から細胞外へもどります。
 …ストロンチウム90が吸収されると脳細胞に入りカルシウムイオンの代わりに脳機能にいろいろ影響を及ぼすことは十分考えられます。
 …ストロンチウムが脳で影響に関与するには血液と脳細胞の間にある血液脳関門(BBB, blood brain barrier)を、最外殻の電子構造が類似していることから通過できるがその割合は若干落ちるのでは(具体的数値は掴んでない)と想像しています。
但し、カルシウムの量とストロンチウム原子数にはかなりの差(ベクレルとアボガドロ数比から)があるので、ストロンチウムの大きな要因はベータ線被ばくによる影響かと想像します。
イノシトール3リン酸(IP3)受容体が組み合わさってカルシウイオンチャネルム(参考資料1)を形成しているがこのチャネルは細胞内の小器官である小胞体の膜上に局在するタンパク質で、神経伝達や記憶・学習を担っている。この受容体は4つサブユニットが組み合わさって、中心部にカルシウムイオンを1つだけ通す小さなイオン透過口を形成しているが、このチャネルを、ストロンチウムは恐らく旨く通過できず(50%位か)意識断絶を起こすこと一つの要因と想像している。以上いくつか要因を挙げたが最大の要因はベータ線被ばくにあろうと想像したが、まだまだ分からないことが多いので確率は50%位と想定した。(引用終わり)」(追記終わり)〕

〔H27-12-28追記 どうも各核種が別々に襲うだけでなく、テンコ盛り(放射性物質の混合物)となって攻撃するようです。
『なんのための原子力発電なのか?これは「大量殺人」ではないのか?』ダイヤモンドオンライン 広瀬隆氏
「1986年に起こったソ連のチェルノブイリ原発事故の放射能汚染地帯となったベラルーシでは、ミンスク大学放射線化学研究所のエフゲニー・ペトリャーエフ教授が、事故が発生した翌年の1987年から1992年までに、11~70歳の一般死亡者の遺体300体を解剖して、放射能の被害を調査した。
 その結果、実に7割の遺体からホットパーティクルと呼ばれる「強い放射線を出す微粒子」を検出したのだ。
 このホットパーティクルは、セシウムではなく、いくつかの放射性物質の混合物から成っていた。したがって、ウランを主体として、プルトニウムやルテニウムなどの猛毒物が含まれている。吸いこんだ空気を通して、肺の深部や気管支に分布し、その粒子の数は、遺体一人あたり数百個~2万個前後にも達した。
 ホットパーティクルは、排出されることなく、死ぬまで肺にとどまり続ける。そのため、間違いなく癌を引き起こして、多くの人命を奪ってきたのだ。
 では2011年のフクシマ原発事故では、何が起こったのか? 
 内部が数千度の高温になった原子炉からは、同じようにウラン、プルトニウム、ルテニウムがガス化して、東日本全域の空気中を漂い、われわれがそれを吸いこまされたのである。
 事故当時、フクシマ原発が爆発した翌月に自動車で走行したエアーフィルターを取り出し、レントゲンフィルムに感光させた写真をみると、アメリカ北西部のシアトルではきれいだが、東京や福島市では、放射性の微粒子が大量に検出されていた。自動車が吸いこんだと同じ空気をわれわれが吸っていたのだから、体内にホットパーティクルが大量に取り込まれたのだ。(引用終わり)(追記終わり)〕 

〔H28-05-09追記 福島原発公害の事態の深刻さに対して、元官僚の方も警鐘を鳴らしているいるようです。

 …総理大臣への公開書簡。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」
「端的に申し上げましょう。米国はその軍事技術を駆使することで、我が国政府及び東京電力が全く把握出来ていない「三号機の炉心がメルト・スルーし、どの深さまで地中に落ちていってしまったのか」を把握し始めています。そしてこれが公表された暁には、「フクイチ」の問題がこれまでの我が国当局が見せてきた対応のように、徐々に声を静めて行けばよいような代物ではなく、正に文字どおり「人類全体の存亡にかかわる問題」であるという事実が露呈し、私たち日本人が「なぜこれまでこのことを隠してきたのか」と万邦の人々から非難囂々となることを米国は今から知っているのです。」
「それだけではありません。時宜をとらえて出て来るのが、福島第一原子力発電所を巡る健康被害の実態です。「福島県」全域のデータを云々するのであれば何とか誤魔化しがきくかもしれませんが、同発電所の現場でこれまで作業を行って来た数千人の作業員たちについてはもはや隠しようがないのです。必ずやその健康状態の急激な悪化がリークされるに至り、国民世論を恐怖のどん底へと突き落とすはずです。そしてその反作用としての怒りが、誰にぶつけられることになるのかは、総理、貴職ならば十分ご存じであるはずです。(引用終わり)」

〔H28-06-23追記 溶融デプリ600トンの行方
Fukushima clean-up chief still hunting for 600 tonnes of melted radioactive fuel 
「The operator of the stricken Fukushima nuclear plant has revealed that 600 tonnes of reactor fuel melted during the disaster, and that the exact location of the highly radioactive blobs remains a mystery.」
 どこにあるか分からないということは、まず地表近くにはないですよね。おそらく、本当はおおよそどこの辺りにあるかは把握しているのではないかと思います。それを発表してしまったら、それを回収することは不可能ですし、永遠に地球環境が汚染されてしまうことになってしまので、口が裂けても言えないということなのでしょう。
 また断続的に臨界が起こっているのでがないと思われていますが、何らかの条件が揃いデプリが極度に凝縮して、巨大核爆発のようなことが起こることはないのでしょうか?
 ソ連のチェルノブイリでは決死の戦闘が行われ多大の犠牲者も出ましたが、とにかくメルトアウトは防げました。日本では国の存亡(世界の存亡)を掛けて戦うという気概も使命感もなかったのでしょうか。
 参考:The Non-Battle of Fukushima …
 参考:チェルノブイリ原発事故による放射能汚染と被災者たち  
(追記終わり)」



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