マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

年賀状

2007年12月29日 | Weblog
 遅まきながら女房と2人で口もきかずに年賀状を手書きした。毎年のことだが数百枚もの年賀状を、クリスマス明けから正月の準備をしながら暇を見つけて手書きするのは大変な作業である。よって、今は目がくらみ、肩がこって、歯茎が痛い。しかも20回目の年賀状ともなると、絵柄と文章を決めるのにも苦心した。みんなに喜んでもらえるかどうかも気になるが、書き終えたのが、きょう29日。果たして元旦に届くかどうかが心配だ。
 

門松さん

2007年12月27日 | Weblog
 きょう恒例の門松を作った。竹も松もナンテンもすべて敷地内で間に合わせたし、土台はフルサイズの4WDに履かせていた大型のアルミホイールで代用した。いつもの経費をかけない特技は健在だ。まあまあの出来栄えだと思う。希望者にはいつでも手ほどきしよう。
そういえば何年か前に「門松さん」というおめでたい名前のお客さんが関西から来てくれたのを思い出した。

Digital Hi-Vision 大画面TV

2007年12月25日 | Weblog
ここ柏原渓谷は、民放はもちろんのことあのNHKの地上放送ですら映らない別世界、というのがウリの一つである。唯一のBS①②と、昼過ぎに届く新聞と、訪れるお客さん、が今でも三大情報源だが、この年末年始に備えて、とうとうHi-Visionの大画面TVを導入した。
あれはオープン初日(1988年)のことだった。「おやじー、テレビと新聞と時計は置くなよ。置いたら来ないぞ」。アウトドアー派の多くが声をそろえて言った。以来、客室にはこの三点セットがなかった。しかし2002年のFIFAワールドカップのときだけは覚悟して各部屋にテレビを置いてしまった。ところがなんと頼りの綱にしていたBS①②で中継がなかったから大変だ。「おやじー、なに考えとん? テレビ置くな、いうたやろ? 中継がないのは罰が当たったんや」などと、踏んだり蹴ったりだった。
 20世紀末までの大晦日はアンチ紅白の客がほとんどだったから、あのテレビドラマ「北の国から」のVTRを全員で涙して鑑賞するのを恒例にしていた。それが21世紀になると「紅白!紅白!」のリクエストの嵐が吹き荒れるようになってしまったから、それに負けて大画面のプラズマを購入したというわけである。しかし・・・紅白歌合戦よりも白ヒゲライブのほうがマジでウケると思うのになぁ。

チャンピオン

2007年12月22日 | Weblog
 マウンテンドームファンには何人かのチャンピオンがいる。昨夜、意気投合して、呑んで踊って混浴したカップルの彼は吉松伸樹君、26才。ビリヤードのスリークッションという種目で、全九州と香川のチャンピオンといえば知らない人がいないらしい。しかしビリヤードでは食っていけないので損保会社に勤務しているという。薩摩隼人で剣道も三段だそうだ。

 二人目は徳島アームレスリングの無差別級チャンピオン・佐藤大輔君、30才。高圧の鉄塔に塗装するのが本業で、地上から数十メートルもの高いところに登って、左手一本でぶら下がり、右手で塗装をするというから凄い。食事中もトイレ中も四六時中、ダンベルを放さないから、背筋力300kg、握力97kgというのも納得できる。誰かまわず戦いを挑む猛者である。

 三人目はアマチュアレスリング元全日本チャンピオン・佐々木秀幸君、39才。白ヒゲ本にも登場している。グレコローマンの85キロ級で二度も全日本チャンピオンになった男である。ベンチプレス150kgを誇る文字通りの筋肉マンだ。本業は中学の体育教諭で柔道を教えている。現在、白ヒゲメイドのログハウス「佐々木道場」建設中である。

 たとえどんな種目であっても「チャンピオン」は凄い。なんといっても一番だ!一人しかいないのだ!


酒風呂酔狂伝②混浴

2007年12月16日 | Weblog
 昨夜、カナダ人のスタッブス夫妻がカーペンターのレスを伴ってきてくれた。目的はログビルダー・白ヒゲとのログハウス談義である。
 ネット販売で大当たりしているスタッブス夫妻は30歳代後半。総工費1億円を越える豪邸を現在、建設中だ。旦那のクリスは、さぬき弁がメッチャ上手い。奥方の里美ちゃんは、すっ裸もへっちゃらの勇敢マダム。73歳のレスは足サイズ30センチの大男。
 18時頃からビールで始まり、焼酎にワイン、続けてバーボンとなたところで最高潮に達し、とうとう混浴の酒風呂に突入! した。オレの女房はバスタオルを巻いていたが里美ちゃんはすっぽんぽん。さすが二児を産んだ実績を納得させるに充分なグラマーだ。最近のオレは酒を呑んでから風呂に入ると記憶がなくなることが多々ある。だが里美ちゃんパワーに圧倒されたのか、昨夜は別人だったようだ。
 レスはログハウス談義に満足してくれたようで、マウンテンドーム・プロモのDVDを土産に、熱くハグハグし合って別れた。今頃はカナダに向かって空を飛んでいるだろう。さて、来週のクリスマスは、またスタッブス夫妻と混浴の酒風呂になるに違いない。

ホワイトクリスマス

2007年12月15日 | Weblog
12月も半ばだというのにホントに暖かい。しかし、きょうから冬らしくなってきそうだ。10年近く続いていたマウンテンドーム自慢のホワイトクリスマスも、このところ雪がない。ほんとに少なくなってしまった。
先日、県内のあるタイヤディーラーから「この冬用にスタッドレスタイヤを大量に仕入れた」ときいた。と、いうことは雪が多く降る見通しを立てているということになる。
四国は温暖で知られるが、東西を走る山間部は一冬にわたって雪があり、あちこちにスキー場もあるというのを知らない人も多い。白ヒゲがこの山に入った頃は20センチくらいの積雪も珍しくなかったが、最近では積もってもすぐ消える程度である。アクセス道は県道につき、すぐさま除雪車がやってくるし、樹木がトンネルのように覆いかぶさっているから、深夜の凍結さえ注意すればどってことはない。
今年のクリスマスも「ぜひ雪の中で」の馴染み客が集まる予定だ。さぬき人もいれば、土佐人もカナダ人もアメリカ人もいる。本気で「雪乞い」の儀式でもしないと。
 

歯痛とチッソ

2007年12月12日 | Weblog
約束通り、きょう、歯医者に行ったぞぉ! また酒が呑めるぞぉ!

歯痛から解き放たれたついでに、JEEPのタイヤをスタッドレスに履き替えようと、知り合いのタイヤショップに立ち寄った。
 「窒素の2,100円会員になれば、①タイヤ音が静かになる。②タイヤ寿命が長くなる。③燃費がよくなる」の宣伝文句につられて、試しにエアーの替わりにその窒素とやらを注入してもらった。そしたら、ほんまにタイヤ音が、いや車全体から出ていた騒音が激減し、乗り心地までよくなったではないか。オレンチのJEEPやランクルはガタガタ、ガチャガチャが当たり前と思い込んでいたが、今やベンツに乗っとるみたいや(ちと大げさかな)。歯痛もタイヤもちょっと専門店に行きさえすればどってことないんや。ついでにランクルも窒素に替えるぞ。
 歯痛はどうでもええけど、みんなもエアーから窒素に替えてみたら? えっ、そんなこと、とうに知っとるって、か? 知らないのは浦島太郎のオレだけか。

歯痛と酒風呂酔狂伝

2007年12月11日 | Weblog
 今の山生活に入ってこの方、20年に余って、客がいてもいなくても、オレは毎晩のように酒を呑っている。時には一晩で一升いく。もちろん焼酎でもバーボンでもなんでもこいだ。ビールはもともと夏場だけだが、それも盆が過ぎればほとんどやらない。しかし相手によっては無頼酒になることもあるから要注意。反対に、どんなに泥酔してもゲロを吐いたことがない、のは唯一の自慢(?)かな。横で女房が「よくいうよ」と呆れている。
40年近く前の香川県内には46軒もの地酒メーカーがあったときく。しかし若い人の日本酒ばなれがすすんだ昨今は半分以下にまで減っているともいう。
日本酒の能書きや楽しみ方は人それぞれ。オレの場合は地元の酒造元からもらい受けた4.5トンのホウロウびきの醸造タンクで手作りした露天風呂に浸かり、湯面に浮かべた板の上に徳利と盃を乗せて、雪見酒と洒落込むのが正月の恒例となっている。
今年もそうするには、先週から戦っているこの歯痛を早急になんとかしないと。明日こそは、たとえ全裸の美女に誘われても絶対に歯医者に行くぞ!

カモ軍団

2007年12月09日 | Weblog
 ペットもいろいろだ。きょう帰ったウエイクボード軍団のマスコットはカモのウリちゃん。なんとあの鴨、合鴨である。
 カモのクセにというとウリちゃんに叱られそうだが、飼い主の見極めもつくし、無駄鳴きもしないし、ケージにも入るし、ボートにも車にも乗るし、糞も決まったところにする。ヘタな犬よりなんぼか賢い。なんといったって飼い主カップルができている。彼はあの平泳ぎの北島康介に似た体育界系のタフガイで、彼女はオレの息子嫁と同じ名前。ともに30代前後の若者だがとにかく礼儀正しいのだ。そんな彼らにカモについていくつか教えてもらった。
 春には産みたての卵をご馳走になった。殻が紫っぽい色で中身は鶏のと比べてかなり粘っこかった。この寒い季節には産まないそうだ。
 カモも羽が生え変わるのだそうだ。だからこの時期は飛べないらしい。

 「それじゃあ、来春のGWにまた」の嬉しいメッセージを残し帰途についた。このウエイクボード・カモ軍団は兵庫、岡山、愛媛、香川の気のいい男女たちだ。別れてすぐ再会を楽しみにする白ヒゲである。

行きつけの店

2007年12月07日 | Weblog
 この春、車で片道30分の道程を20年にあまって通い続けていたラーメン屋が突然、閉めてしまった。
 今や、当地香川は「さぬきうどん」が代名詞になっている。「うどんは小麦粉と塩と水だけ、そして安価でしかも短時間で出てくるが、中華は、材料、調味料、それに手間もかかるから割高になる。だから給料日前はギョーザも出ない」と、この行きつけの店のおやじから聞いたことがある。それでラーメン屋が育たない、いや、もたないのかも知れない。オレは讃岐人だが中華が大スキだ。友人と2人で大ジョッキの生ビール6杯、特大どんぶりの味噌ラーメン2つ、ギョーザを75個も食って記録を作ったことがあるくらい、確かにこの店は旨かった。この馴染みの店がなくなって以来、ラーメン、ギョーザから足が遠のいてしまった。
 そんな矢先に三木町のベルシティーというショッピングモールの近くで面白い店を見つけて入ってみた。すると「ハーイ」と黒ヒゲをたくわえたのインド人の店主らしきが右手を上げて愛想よく出迎えてくれたではないか。互いの黒ヒゲと白ヒゲが一発で意気投合したように思い込み、車で片道40分の道程をまた通い始めることにした。
 この店では、カレーの辛度が50段階もあると聞いて、即座に「50!」を注文したら、なんと「やめとけ」ときた。インドから香川に移り住んで25年くらいというだけあって讃岐弁も黒帯だ。しかし50はかなり辛そうだが、ファイトが沸く。普通の人は辛度1~5くらいらしいが、オレはとりあえず10から始めた。回を重ねる毎に20、25、30と度数を上げていった。30ともなると汗が噴出す。回りは痛そうな顔をしている。しかしオレはまだまだだ。そしてとうとう「50!」と手で合図したら、今度はパキスタン人の店長が目を丸めて「35にしとけ」。50までの道程はかなり遠いようだ。
 夏が過ぎて、今度こそ!と勇んで出向いたら、なんと、またその店がなくなっていた。よって50の夢は叶わなかった。
 オレはカウンターでビールや酒を呑みながら店主と会話が交わせるような食事処がいい。くさい・きたない・コッテリ・からいの4K料理が特にスキなんだよなあ。次はどんな店と出会うのだろうか。