マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

ナチュラル アイスクリーム

2009年03月29日 | Weblog
 うちが販売しているアイスクリームは、知る人ぞ知るナチュラルアイスで、近くにある知的障害者施設「竜雲少年牧場」の手作り傑作であり、そこの園生たちが育てた牛や羊から搾取して作った乳製品のオリジナル版である。無添加のバニラ・イチゴ・チョコ・抹茶の4種類。アイスクリームを売って、また牛や山羊を買い入れて、育てては乳を搾ってまたアイスクリームを作って売っている。だからこのアイスのカップには「ナチュラルアイスクリーム・製造元・社会福祉法人・竜雲学園」と明記されている。

 マウンテンドームオープン当初、「知的障害者が作ったアイスクリームがなんで200円もするのか」ということで苦戦を強いられていたのを耳にした私が、「なら、うちで売ったる!」で販売し始めて20年になる。それが今やマウンテンドーム名物の一つになり、最近では高速道路の一部のSAでも販売してくれているようだ。「美味しい上にあと味がすごくいい」と子供から大人まで大好評で、一日に3つも4つも食べるこもいるほど。
 いよいよアイスクリームシーズンの到来だ。一度、ご賞味の価値ありのお薦め品である。

高速道で間一髪!

2009年03月26日 | Weblog
 高速道路や本四三橋の通行料金が先週末からとりあえず1,000円になった。その効果はというと、ドライビングがてらの日帰り客が増え、うどん屋に長だの列ができた程度のことで期待したほどの効果はなかったようだ。今後に期待というところか。
 しかし列をなしてまでうどん屋に並ぶのもどうかと思うが、ゴールデンウイークやお盆の時期に高速道路で30、50キロと車が並ぶのはゴメンこうむりたいものである。

 ところで高速道路といえば数年前にとんでもなく怖い目をしたことがあった。
 真冬だというのにオープンの愛車ランクルに乗り、夫婦でド派手なウエスタンジャケットを着込んで松山に向けて高速道をガンガンぶっ飛ばしていて、松山を目前にして突然、ハンドルがガタつき始めた。
 「パンクかな?」で車を停めてタイヤ点検してみたが4本とも異常なし。「?」で再度、調べてみると、なんと左前輪を締め付けている6本のボルトのうちの5本が折れてなくなっていたではないか。しかも残りの1本のナットを指先でちょっと触ったらポロリと落ちたから血の気が失せた。
 どうしてこんなドジを踏むことになったのかというと、事前に冬用タイヤに履き替えさせている最中に突然、新聞社の取材班が訪れたため、急遽その取材に夢中になり、履き替えた車輪をしっかりと締めつけるのを忘れたまま出発してしまったためである。
 公団にSOSを入れると「後続車の事故につながる恐れがある」という理由から、オレが走った善通寺ICから松山IC手前までの間を、黄色のパトカーが折れたボルトとナットを拾い集めてきたのにも驚いた。
 しっかしだなあ、停止するのがもう1メートルでも遅れていたら命を落としていたかも知れないと思うと背筋がぞおっとする。マジで間一髪とはこのこと。
 みなさ~ん、高速道を走るときには必ず事前に車の点検をしましょうねえ。

■写真は未だに健在で絶好調の愛車ランクルと愛妻

バスケットボード壊される

2009年03月24日 | Weblog
 つい最近のこと、テニスコートに設置している小人用バスケットボードが壊されているのに気づいた。
 大人用は公式の3メーター5センチの高さにしているから悪さするにも簡単にはいかないだろうけど、小人用は当然低く設定していたから中高生くらいから上の者がふざけてダンクシュートの真似でもやったら・・・。しかし情けないことこの上ない。
 シーズンになるといろいろと修理箇所が増えてくる。ブランコしかり、吊橋しかりで、そのほとんどが故意による仕業というのが腹立たしい。

―写真は無残に壊されたバスケットボード―

ヒノキとメタボ

2009年03月16日 | Weblog
  居候がこつこつと頑張ってくれたおかげで現在、約100本のヒノキの皮むきを終えたところだ。もう100本持ち帰れば合計200本になる。ということはまた一棟建てたくなるから困る。といいながらも燃えてきた。これで総ヒノキのログキャビンを建てて、今度こそ家造りの最後にしよう。しかしその前に2年も遅れている佐々木道場のトイレ工事を完成させないと・・・。

 ところでこのところ「メタボ改善克服ツアー」なるものが取り沙汰されているが、3日も食わなきゃ簡単に痩せられる。人間、太っているうちが花や。腹いっぱい旨いもの食って、好きなものが呑めるのは結構なことではないか。
 メタボがどうした。メタボなんか怖くない。旨い空気の中で山積みしたヒノキの原木を相手にすればメタボなんか楽に克服できる。
 メタボが気になる人はいつでもおいで。知らないうちに痩せているから。

●写真は皮むきを終えたヒノキの山。

AU電波にてIT

2009年03月12日 | Weblog
 うちは山間の谷間にある都合上、ITのアクセス手段はアナログ電話回線=ダイヤルアップのみで10年以上もの間、四苦八苦してきた。

 「そのうち衛星から」の夢も諦めかけていたつい最近、「AU電波によるITが叶うかも」で、試しに切り替えてみたら、光ケーブルや新幹線とまではゆかないまでも、各駅停車から快速電車くらいレベルアップした。これでHP更新もブログ更新もいくらか楽になった。かといってまだまだ満足できるレベルではないけれど。
 
■写真は21年前、記念すべき本館の第一号柱が建ったとき。

瀬戸大橋料金が1,000円に

2009年03月09日 | Weblog
 3月20日(春分の日)から、とうとう瀬戸大橋の通行料が1,000円になる。そこで全国のみなさんに高速道路大幅値下げ情報をお知らせしましょう。

 ■本四連絡の3橋とも3月20日からETC搭載の乗用車に限り、土日祝日は上限1,000円。
 ■平日はETC搭載の乗用車・トラックともに3割~5割引き。

 ○淡路鳴門自動車道= 神戸西~鳴門
 ○瀬戸中央自動車道= 早島~坂出
 ○西瀬戸自動車道= 西瀬戸尾道~今治
            全線でそれぞれ上限1,000円。
 よって本四連絡橋と連続走行した場合は2,000円。例えば、中国地方の高速を走り、瀬戸大橋を渡って、引き続き四国の高速道路を走っても2,000円ですむということだ。
 四国の観光業にとっては、待ちに待ったこの上ない景気対策となるに違いない。
全国のみなさ~ん、定額給付金もいっしょにマウンテンドームにおいでまーせ。

■写真はレストラン中央に陣取る丸太椅子の王様。

名犬とは

2009年03月07日 | Weblog
 数年前、あるTVの新番組で名犬特集のオープニング記念にと、うちの看板犬ゴローとジローに出演依頼がきたことがあった。

 事前の打ち合わせでディレクターが「どんなふうに賢いのか?」ときいてきたから、よく聞いとけよで、
●どこにいても白ヒゲの指笛一つで駆け戻ってくる、というと「・・・」。
●「WAIT!」と命令すれば何時間でも「待て」ができる、というと「・・・」。
●お客さんとそうでない人との見分けがつく、というと「どんなふうに?」ときたから、お客さんでない人には吠えるけど、お客さんとわかれば絶対に吠えない、というと「・・・」。
ならば、で人相風体の悪い人や挙動不審者には絶対に吠えるよ、といってやってみたが「・・・」。
●子供たちに愛犬たちが泳ぐ姿を見せようとして川に入るように合図しても、理由なく水に入るのはご主人様の命令でも無視する」といっても「・・・」。
●ならばと、深みにわが身を沈めて「助けてくれー!」と叫ぶと、「今度はご主人様の一大事!」と察知して、川面めがけてドッボーン!と飛び込んで助けに来る、といっても「・・・」。
●その翌日、他の子供たちにも見せてあげようとして同じことを試みてみたら、愛犬たちは知らん振り。「うそつきー!」と子供たちがオレに水をかける。それを主人がいじめられていると勘違いした愛犬たちが、またド
ッボーン!と飛び込んで助けに来る、といっても・・・なにをいっても「・・・」て帰っていった。
 TVが欲しかったのは賢い犬ではなく、逆立ちとかニャーオと鳴く犬が目的だったらしい。そんな番組、こっちからお断りや!
 身体はとにかく大きいけれど、限りなく穏やかで優しく、誰もがこれぞ癒し犬と認めてくれている。こんなうちの犬たちをおいて「名犬」を語るなかれ、である。

■写真は小錦のふくらはぎほどもある大根をほうばる名犬ジロー。

ロイヤルカスタマー

2009年03月03日 | Weblog
 先日、誕生日祝いに訪れてくれた淡路の造園やの若ダンナが「うちら、この1年間で6回目やでぇ」と教えてくれた。これで彼のフアミリーはめでたくロイヤルカスタマーの一員となった。
 うちには20年、15年、10年選手もいれば、年間宿泊数の合計が半月を越える人もいる。それをロイヤルカスタマー(名誉会員)と呼んでいる。それになると特別待遇となる。その中身はロイヤルカスタマーになってみないとわからない。お楽しみ中のお楽しみと思ってもらったらいい。
 しかし1年間で6回も訪れてくれるお客さんともなると確かに多くはないが、そんなロイヤルカスタマーがいるというのも、うちの自慢の一つである。神様、仏様、お客様である。かといって年数や回数だけではない。出逢いや付き合いの中身の問題である。
 そろそろロイヤルカスタマーの名札をフロントに掲げようかな。

 私はいつも「借金がなくなったらお得意さんはみんなロハで来てもらうからな」と公言している。そして「それまでは頑張って通てよ」と続けてお客さんの肩を叩いている。

■写真は巨大な本館屋根完成時。

ガンバレ、居候(いそうろう)

2009年03月02日 | Weblog
 「居候」=いそうろう=とは、国語辞典によると「他人の家に住んで食べさせてもらうこと」とある。
 英語では「a nonpaying guest」とか、「a sponger」という。いや・・・らしい。

 その居候が今、うちにいる。50歳で、なんと年俸1,200万もとっている岡山の某鉄工所の会長さんで現在、家出中! 家出といっても今回が初めてではない。前回もうちに転げ込んで来ていたくらいだから、家族もガス管を加えたり、ビルから飛び降りたりの心配などしていない。
 かれこれ20年来の付き合いにつき、家庭環境も真面目な人柄もよくわかっているし、「飯さえ食わせてもらえれば、雨露さえしのげれば」と懇願され、仕方なく引き受けることにあいなったのである。
 本業はいたって順調。長男と次男がしっかりと会社を守ってくれているという。こんなに恵まれているのに、なんでまた家出なんや。

 カレンダーに×が増えるごとに、それがおぼろげではあるがわかってきた。「離婚した前妻と若き現妻とのもつれた三角関係に落ち込んだ優柔不断な亭主」というのがオレの見方である。
 1本50キロ前後もあるヒノキの丸太を独りで森林組合から軽トラで運び込んではコツコツと皮を剥いている。過去にいた居候たちとは違ってタバコも酒も呑らぬひたむきさがいい。
 しかし一日も早く充電し直して家族の元へ、会社へと復帰してもらいたいものである。

■今、居候が皮を剥いてくれているヒノキの丸太で建てたいと計画している、昔、北海道で見つけたツリーハウスの写真。