マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

タヌキからクマ

2011年01月27日 | Weblog
 今朝、山を下りる途中で「あっ!」と、急ブレーキを踏んだ。そして少しバックし直して窓から顔を出してみてみると、車に跳ねられたばかりと思える小型のタヌキが死んでいた。まだ寒かったせいか、姿も毛艶も健在で横たわって眠っているようだった。しかし、りんがいたのでそのままにして通り過ぎた。
 そして午後の帰り道では、暖かい日差しの中、そのタヌキの死骸が、あの忌々しいカラスたちに突かれていた。もうこうなると葬っいやろうにも気色悪くて触るに触れない状態になっている。可哀そうだが食物連鎖の一環で数日もすれば毛皮だけになってしまうだろう、で、またそのまんま放置して帰った。

 タヌキといえば、今の女房に「百万ドルの夜景を観せてあげる」と六甲山に連れだって登った時、人間を怖がらないタヌキがいっぱいいたのに驚かされた。観光客に餌付けされていたのである。
 その点、おらんちの里山は未だにのんびりしている。おいらの車と並走してくれるイノシシもいれば、うさぎはライトの照る前方に向かってピョンピョン走って楽しませてくれるし、タヌキはすぐ道路わきに逃げ込むから、じっくりと観察するのはちと難しい。

 つい最近のニュースで、住宅地に現れたイノシシやクマを面白半分にクラクションを鳴らして追い回す嫌な輩を観た。どんなにおとなしい動物だって脅せばパニックに陥り、大暴れしてしまうだろうに。

 ところで昨年暮れまで入院していた病院で、隣町の役場の職員が「白ヒゲさんチの近くの山でクマが出たらしい」と教えてくれた。「そんなアホな。うちの山にクマなんかおるわけないやん」と笑い飛ばしたら、「その証拠に、山に入る役場職員は鈴を携帯している」と真顔で答えたから、つい、「白クマは入院中やで」で落としてやった。ガハハハハーだ。

梅が咲き、桜が咲くころ

2011年01月24日 | Weblog
 きょうも、今朝から雪が降っている。いよいよ例年並みに、夕方になると雪が舞い、昼間はお陽さんに照らされて、また夕方から降り始める毎日になってきたようだ。

 ところでこの冬の凍結破損件数には参った。現在の風呂数は大・中・小、合わせて四か所。そのうち完全露天の大浴場ドカンの湯は長期改造中につき対象外。ログキャビンの大浴場モモンガの湯は例年、問題なく稼働している。
 今回、困り果てているのはゴエモンの湯とラブホタルの湯で、毎日のようにどこからか湯や水が噴き出している。まるで冷凍庫の中での作業完了! とホッとする間もなく、またモグラたたきのように、また別の個所から噴き出してくるからたまったもんではない。
 部品という部品は水道やさん以上に揃えているはずなのに、こういうときに限って、あの一つ、この一つの部品がないとくる。こうなると、その部品を往復一時間かけて探しに出なければならなくなる。しかも今はまともに歩けない悲しいわが身とくるから歯がゆさといったらこの上ない。
 しかし、これも考えようで修理する度にあちこちが改善されレベルアップにつながるから、これまた捨てがたいものがある。しかし氷が張る寒風吹きさらしの中での作業は痛手を負った骨身にはあまりにも酷であり、想像を絶するものがある。

 梅が咲き、桜が咲くようになって訪れる馴染みのお客さんたちから、「お風呂、またイメチェンして一段と良くなったねえ」とのお褒めの言葉が聞けるのを楽しみにメンテに励むしかない。

■写真は、配管修理に励むパパをよそに、雪だるま作りに興じるりん。

いよいよ復活間近

2011年01月20日 | Weblog
 病院生活が暖かかったからか、山に戻ってから寒さがこたえる。
 今年は雪が少ないのに冷え込みがきつい。よって連日のように水回りの配管がイタチごっこのように凍結破損を繰り返している。元気なときならどってことないのに、今のおいらにゃ、あまりにも酷過ぎる。寒風吹きざらしの中では骨折個所が耐えられない。高いところはハシゴに登れない。膝が曲がらないから、低いところもダメ。
 しかし、おいらにゃ、強い味方があったのさ。女将とウバッチーだ。今の彼女ら二人なら、工務店でもやれそうだ。

 そんな昨日、主治医から「そろそろ松葉杖を卒業してステッキ歩行の練習開始」の指示が出た。いよいよ復活間近だ。

■写真は吹雪の中のモモンガの湯

結婚記念日

2011年01月18日 | Weblog
 今日は○回目の結婚記念日だった。
 例年なら女房の実家(宝塚)に帰っているだろうが、今のおいらには、和式トイレや、小さな湯船や、きつい階段がダメなので一般家屋ですごすのはちと難しいからだ。どうしても行くのならホテルしかない。かといって女房の実家まで行ってホテル泊まりなんて、いくらなんでもやれるわけがないし、女房曰く、「老人(おいらのおやじ)と老犬(ジロー)と障害者(白ヒゲ)をおいて帰れるわけがない」ときた。確かにそうだ。

 そこで考え付いたのが地元の「白鳥動物園」に行って、放し飼いしている小動物たちにりんを触れさせようではないか、と・・・。
 ニワトリやうさぎや子ザルやヤギはもちろんのこと、本日はホワイトタイガーの赤ちゃんと記念写真が撮れたのがよかった。りんは本物の象さんよりダミーのほうが気に入っていたようだ。

 おいらにきつかったのは、松葉杖突いて歩き回ったアップダウンのきつい園内と木枯らし。それと車で往復三時間の行程。その間、りんのリクエストで、ずうっと♪「おやじばんどぉ」をかけどうしだった。あ~あ、疲れる結婚記念日だったが、りんとママには楽しかったようだ。

□ 入場券を買う時に「65歳以上?」と問われ、「は?」。そしたら300円くらい安くなっていたようだ。

♪ 座・ロンリーハーツ・親父バンド

2011年01月17日 | Weblog
 このところ、りんが、加山雄三&ヤンチャーズ(森山良子・谷村新司・南こうせつ・さだまさし・アルフィー)の♪「座・ロンリーハーツ・親父バンド」に、はまりにはまっている。これは加山雄三・芸能生活50周年記念曲である。
 その録画をみせたのが運のつき。一歳七カ月のりんが「♪おやじバンドぉ!」と掛け声あげて、おもちゃのギターを抱えてはしゃぎまわるポーズは若大将フアンのパパも顔負け。カエルの子はやっぱりカエルかな。
 どんなにぐずっていても、この曲さえかければ瞬く間にエンターテイナーに変身する。いつでもどこでも一日中聴けるようにしている親も親だけど・・・。そんなりんにつられてママもウバッチーもはまりっぱなし。いいかげんにカンベンしてくれよぉ、はパパだけだ。

 といいながらも、シンちゃんに頼んでネット動画で全世界に配信したいと目論んでいるおいらも親ばかの典型か。
 シンちゃん、タケちゃん、角さん他、白ヒゲバンドのメンバーは春までに、りんの「♪おやじバンドぉ!」を練習しといてください。

ランクル嫁ぐ

2011年01月15日 | Weblog
 今朝から雪が降り続いている。明日は積雪10センチコースか。
 昔は雪が降ると、待ってました、とばかりに四駆の客がわんさか集まった。それが今や、雪と聞くと誰一人としてやってこない。やわな時代になったものだ。

 そんな年末年始、大雪になり松葉杖を突きながらクライスラーに乗り、宿泊客の雪道先導に奔走した。
 そのとき、思わず「ランクルと違ってラングラーは信頼性がいまいちやなあ」と助手席のミクにこぼしたものだ。
 というのも30年にわたって白ヒゲおやじと苦楽(ランクル物語・白ヒゲ本掲載)を共にしてきたあのランクル40をとうとう嫁に出していたからだ。

 「チエーンソーを振り回し、あんな大きなログハウスを建て、馬みたいな大きな犬を飼い、そして真っ赤なランドクルーザーを乗り回す白ヒゲおやじはかっこ良すぎる」とまで奉られた相棒であるが、今回の左足の大ケガで将来的にもクラッチが踏めなくなったため、一大決心の末に嫁に出したのである。
 アメ車風に大改造していたこのランクルで高速のSAに入ると、バスやトラック運転手たちが「これ、アメ車? ランクル?」と集まってきていたものだ。

 ちなみに嫁ぎ先はいわずと知れたあの淡路の植木屋さんだ。
 その植木屋の若旦那はランクル用に革ジャンを買い込んだほど。だから惚れて惚れて惚れられて嫁いだといっても過言ではない。
 嬉しいことに、現在も「福岡造園」ではなく「マウンテンドーム」と両サイドに大きく描いた世界に一台しかないアメ車風、武骨で真っ赤なランクル41V が淡路で走っている。
 淡路道で見かけたら、ぜひ、クラクションを三回鳴らしてやってください。南米風の日焼けした二枚目がニヒルな笑顔で応えてくれるでしょう。


一本杖歩行訓練始まる

2011年01月13日 | Weblog
 年が明けて二度目の診察に行った。
 回復具合は、まあまあ、というところらしい。

 ところで、愛用の松葉杖二本は得意中の得意で唯一の頼りだが、車の乗り降りの際とか、スーパーでカートを押す時などには手間取って困っていた。
 そんな今日、やっと松葉杖一本歩行の練習開始の許可が出た。Drには内緒ですでに始めていたことだが、頼りの杖が一本になると今度は階段の上り下りの際に危なっかしくて困るのに気付いた。ああ、歯がゆ~い。
 しかしこればっかりは ♪誰のせいでもありゃしない。それはおいらが悪いのさあ~♪・・・ちと古過ぎたかな。
 早く二本脚歩行で通常仕事ができるようになりた~い。

■パパを真似て開運のくまでを杖にして歩くりん・・・初詣の善通寺にて

まきストーブ

2011年01月11日 | Weblog
 この冬は灯油が高値だ。昨年はリッター60~65円くらいだったように記憶しているが今年は75円くらいになっている。
 そこで活躍しているのが囲炉裏と薪ストーブだ。囲炉裏の炭は昨年までのストックが充分過ぎるほどあり、薪は明石や宝塚から駆けつけてくれた華麗なる独身男のトッサンとおっさんがチェーンソーを駆使し、枚方のアッコやウバッチーが長斧を振りかざし大汗かいて割ってくれたのが山ほどある。
 うちのようなログハウスの暖房はやっぱり赤い炎がよく似合う。そんな薪ストーブや囲炉裏のお守りをしながら左足のリハビリをやるのが現在のおいらの役目となっている。

■写真はマキ割り助っ人たち

初詣

2011年01月10日 | Weblog
昨夜から泊まっていた土佐のトラちゃん母子たちときょう、初詣に行ってきた。
参道に1368段もの階段が続く金毘羅さんに詣でるのに松葉杖では到底、無理な話。そこで今回は金毘羅さんの隣にある階段のない善通寺さんに行った。  
ここは八十八番札所の七十五番札所で弘法大師生誕の地として知られている。
しかし駐車場が裏口になったため広大な境内を歩き過ぎて骨折した左足が丸太ん棒のように腫れ上がっている。今夜は大変だ。

■トラちゃん母娘と、松葉杖を突くパパを真似て開運のくま手を杖代わりに歩き回るりん。

ピラミッド続編

2011年01月09日 | Weblog
観た観た。元旦に放映された日テレお正月番組「ウルトラマンダッシュ」の中の、例の人間ピラミッドのDVD。
高さ8メートルが目標だったが惜しくも達成はできなかった。白ヒゲが思うに、今回の敗因はTV局側が集めた200名がひ弱過ぎたのか・・・。
次回は彼ら自身がアメフトやラグビーやレスリングや相撲や柔道界から精鋭メンバーを集めてリベンジするそうだ。

■写真は今回の仕掛け人に抜擢された二人の中学教師。ともにレスリングと柔道の猛者で、マウンテンドームお勧めの男の中の男たちである。