マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

夢の甲子園初出場 !

2010年07月28日 | Weblog
  本日、わが息子が勤める英明高校野球部が夏の甲子園大会への初出場が決まった。
英明高校とは、明治時代に明善高等女学校として創立され、2001年、英明高校と改名して男女共学となり、2004年、硬式野球部新設のために、他校からわが息子が呼ばれて以来、創部6年目にして初の快挙となった。
 かつては野球王国で知られていた本県の野球人気もこのところかなり消沈気味だったが、前身が歴史ある女子高だったのと新鮮さという点で久々に盛り上がっているようだ。

 今大会予選5試合中、2試合目から決勝までの4試合を二桁安打の二桁得点で勝ち進み、今日の決勝選は、第67回の選抜で初出場初全国制覇を果たしたことで知られる観音寺中央高校(前・息子がコーチしていた)相手に21安打の17対0で快勝した。
 打って打って勝ち進んできた試合は「勢い」と「勝ち進むごとに上達する」そのものだった。かつての池田高校の再来か ! と思ったほどだ。

 わが息子も、かつては知る人ぞ知る、元・高松商業のエースで四番でキャプテンだった。現大リーガーのゴジラと同級生で甲子園対決を夢見ていたほど。しかも誕生日も一日違いというおまけつきだ。
 その高校時代に不運にも投手の生命ともいうべき右手人差し指を事故で切断し、甲子園出場の夢は叶わなかったが、苦節18年目にして、とうとう教え子たちでその夢を果たしたというわけである。

 念願の甲子園出場の際には、現・野球部長という立場から、もしかしたら解説者としてTV画面で白ヒゲJrが登場するかも。そのときには応援よろしくお願いします。

 なにはともあれ、ケガ続きのおいらにとっては久々にめでたい日となった。

■写真は懐かしき高校時代の息子の雄姿。

懲りないヤツ

2010年07月27日 | Weblog
25日(日)に50名ほどのバーベキューを終えた後の絶疲労の中、風呂場のちょっとした段差を踏み外して横転し、そのまましばらく起き上がることができなかった。自分でも疲れきっているのがわかった。
 ギャオー! の叫び声に驚いた女房がりんを抱いたまま駆けつけてきた。大したことはない。あっても捻挫くらいのものだろう・・・と高をくくっていたら、その夜、腫れと激痛で一睡もできなかった。やっとのことで腰痛から立ち直りかけていた矢先のこと。

 そしてまた愛用の松葉杖を駆使しながら、捻挫か骨折かを確かめに自力運転で整形外科に駆けつけた。診察結果は、またかぁ、の「全治三カ月の左足甲骨折」。
 つい先日、「くれぐれも無理すんなよ」と念を押して帰って行った、レスラー、タケちゃん、ドルケン、リョージ君らは「ほんまに懲りんおやじやなぁ」と呆れ返るだろう。

 「ガチッとギブスを巻いて松葉杖で仕事できるようにしてください」と外科医にいうと、「ギブスはもちろんだけど・・・(骨折は今回で)何回目?」ときた。「多過ぎてわかりませ~ん」としか返答のしようがないだろうに。

 山に帰るやいなや、得意の松葉杖を駆使しながら、またもや屋外作業開始。しかし松葉杖の片足だけではまったく仕事にならない。
 ところがどっこい。うちには力強い助っ人がいた。女房とウバッチーだ。彼女らのおかげで、昨日、今日と炎天下の作業が二つ三つ片付いた。おかげで三人とも真っ赤に日焼けし、そしておいらの左足は丸太ん棒のようにぱんぱんに、カチカチに腫れあがっている。

 「人間、最悪のときにこそ宝くじが当たる」と誰かがいっていた。そんなアホな、と思いながらも、ちょっとだけ買っているSJが楽しみになってきた。

■写真は先日、植木屋リョウジ君が「歳に似合わぬたくましい足しとるなぁ」と褒めてくれたばかりなのに、ギブスを巻いたぱんぱんに腫れあがった足。

ところは四国のカリフオルニア

2010年07月25日 | Weblog
 グッドタイミングで夏休み初日から長梅雨が明けた・・・とおもったら真夏日の連続。
 しかし、ここ白ヒゲワールドはどんなに暑くとも、明け方には20℃を切ってくる別天地。それが 「四国のカリフオルニア」といわれる所以である。
 にもかかわず、一日中、「暑い、熱い」を連発するおいらをみて、お客さんたちは「うっそー! こんなに涼しいのに?」だって。おいらは昔から夏場が苦手だ。なんで? かというと、冬場ならいくらでも重ね着ができるけれど、夏場は「人前では、これ以上、脱げない限度」というものがあるからだ。

■写真は裸のシロヒゲ大将。

 ところでうちは二泊、三泊と連泊されるお客さん用に洗濯機をいくつか用意している。陽当たりも風通しも抜群につき洗濯物はすぐ乾く。だから乾燥機などとはほど遠い。
 そんなうちとは違ってアメリカという国は乾燥機社会である。どうしてかというと、洗濯物の天日干しは貧困家庭とみられるらしいから大変なんだそうだ。

待ちに待った梅雨明け

2010年07月16日 | Weblog
 今回の長梅雨には他ならぬ危機感を持っていた。少雨で知られる本県でさえ、まる一日、カラッと晴れる日もなければ、二日と晴れる日もなかったから、刈り取った草やゴミが山と積まれたままになっているし、お客さん側も予定を立てるにも立てられないだろうし、予約を待つ側のわれわれにとってものんびり構えていられるわけがなかった。  
 それに輪をかけように足を引っ張るのが象庁の長期予報だ。せいぜい明日か明後日くらいまでしか当たらないくせに、「四国地方に400~600ミリの豪雨」なんて無責任な予報はやめてもらいたい。四国で大雨というのは太平洋側のことであって瀬戸内側はそんなに降らないのだから。

 しかしそんな長梅雨も、今日、一瞬、襲ってきた豪雨とカミナリで終わりのようだ。今回もはっきりとした梅雨明け予報も出さないまま、突如として「梅雨前線が北上したため梅雨が明けていました」で始末をつけるのだろうか気象庁は。つい先日まで「梅雨明けは8月か」と予想していたのはどこのだれだっけ。一度でも「いつも的中率が悪くて申し訳ない」と謝ってくれれば、いくらか溜飲も収まるのに。

 さあ、明日のカブトムシ、オオクワガタ合宿から夏休みが始まる。おいらにとっては23回目の生死をかけた戦いの日々が続きそうだ。

■写真は豪雨のときにだけ見られる「幻の壮絶な白ヒゲの滝」。明日からのお客さんには見せてあげらそうだ。

「ちびっこ昆虫合宿」目前

2010年07月15日 | Weblog
 長かった梅雨も、やつと今日で峠を越えるみたいで、遅れ遅れになっていた予約もガバッと増えた。けっこう毛だらけ、ネコ灰だらけとはこのこと。

 さて、今週末の三連休から始まるカブトムシとオオクワガタの合宿から、いよいよ夏休みが始まる。その「ちびっこ昆虫合宿」の第1回開催は、もう10年も前のこと。NHKスペシャル「白ヒゲおやじのペンション、最高!」の1週間にも及ぶ密着取材とも合い重なって、今回と同じ「三河ドルクス主宰のハヤト&ドルケン」(白ヒゲ本にも紹介済み)の協力のもと大好評を得た。

 その時、採取して持ち帰ってきたクワガタを、白ヒゲおやじに自慢気に見せるちびっこに、「これはゴキブリか?」と嫌味を連発しのが、「岡山のりょうご君」。その彼が今年、大学生になった。
 数万円もする巨大なオオクワガタを無償でプレゼントしてもらった「丸亀のサッカー少年・りく」君も来年、大学生だ。ほんとに時の流れは速い。

 そして第2回目となる今夏は、同三河ドルクスの「ドルケン」こと、健ちゃんが講師である。オオクワガタ→ドルクス→健一→で「ドルケン」という。彼は自他ともに認めるムシ博士で、16(金)日、仕事を終えたのち、豊橋から駆けつけてくれることになっている。今回、初参加のちびっこたちもパパママも大いに楽しましてくれることだろう。

☆「三河ドルクス」のメンバーとは、「8センチ近くもある野生の国内産ギネスがマウンテンドームの町内で採取された」というところから出逢いが始まった。

■マウンテンドームではこんなに立派なカブトムシが採れるんですよ。

クッソー! づくしの運転免許更新

2010年07月13日 | Weblog
 今日、午後からという案内の運転免許証の更新に行ったら、なんと優良組は午前中の講習で、違反組が午後からの講習となっていたのにクッソー!・・・①
 この春、神戸のUターン禁止エリアでとっ捕まったのが運のつき。25年も前から無事故無違反でゴールドの優良運転手だったのに・・・クッソー・・・②
 例の腰椎の激痛に耐えながら、二時間の講習を終て新しい免許証を手にしてみたら、これまたなんと普通免許が「中型免許」になっていた。講習時間中、居眠りこいていたから何がなんだかわからない。
 山に帰ると女房とウバッチーの2人が「私たちとっくに中型免許よ」ときた。なんでやねん! 5年前の更新時にはそんなことなかったのに。
 なにもかも浦島太郎の白ヒゲが悪いのか。クッソー!・・・③

■写真はミクと二台目の新車。またキャッシュで買ったんだってぇー。

初体験?

2010年07月11日 | Weblog
 例の腰痛から再起して、この週末をなんとか乗り切ることができた。だが、なにぶん湿った天気続きだけに復活状況は5~6割程度のものだろう。
 しかし2週間も寝たきりでいると、あれだけ吸っていたタバコが激減した。激痛のあまり、吸いたくても吸えなかったのである。思わぬところで災い転じて福となしたのかマシでやめられそうだ。
 そういえばもうひとつ、おもろい話もある。長い間、病床に伏していると、不思議なことに髪とヒゲがよく伸びるように思われてしかたない。長梅雨の蒸し暑さから白髪頭とヒゲ面が猛烈に暑くなるわ、痒くもなるわで、無性に風呂に入りたくなる。
 そこで女房の手りて風呂場まで行き、頭もヒゲもサッパリと剃り落す決心をした。ところが「ほんとにやっていいの? トレードマークよ」とバリカン片手に脅す女房に屈し、白ヒゲは二枚刈りにして頭髪だけ一枚刈りの丸坊主にしてしまった。おかげでさっぱりするにはしたけれど、この歳になるまで丸坊主頭は初体験だった。女房曰く「心配したほど人相悪くないよ」ときた。くっそー!

 そんなおいらをしり目に、りんはどんどん成長し続ける。歯やヘアーはどんどん増え、足腰もしっかりしてくるのと引き換えに、己が衰えていくようで嬉しいやら、淋しいやら・・・複雑な信教の昨日、今日である。

◆写真は初体験の丸刈り頭

今回のブログ休みについて

2010年07月09日 | Weblog
 実は、誕生日を迎えた翌日、突如、持病の腰痛に襲われ、約半月間、半身不随となりブログも休むはめになった。
 おいらの持病はそんじょそこらの腰痛とは違って「第五腰椎分離症」という始末におえないレベルにある。発病したのは二十歳代後半。当時、どこの病院でも「手遅れ」とか「再起不能」と見捨てられ、入院拒否されながらも独自で編み出したリハビリ方法により、奈落の底から這い上がってきた経歴を持っている。以来、この症状が顔を出すこともしばしばあったが、持ち前の馬力と得意の松葉杖で乗り越えて来ていた。
 ところが今回は己の体力を過信し過ぎていたようだ。夏休みの準備を間に合わせようと折からの長梅雨の最中に、施設のメンテや草刈り作業をやり過ぎていたのである。20年来、イタチごっこしているメンテや草刈りに加え、一か月前からやり始めていた防腐剤塗装が一段落し、ほっと気を抜いた途端にグニュッ!ときた。
 以後、ベッドに横たわることも、トイレも、くしゃみもできず、ただ「痛い! 痛い!」の連発。バーボンやジンをボトルごと呑ってもダメ。タバコすら吸えない世界に落ち込んでしまったのである。
 この間、ご宿泊いただいたお客様にご挨拶すらできなかったわが身がどんなに辛く情けなかったことか。もしかしたらこのまま寝たきりに・・・が何度も頭をかすめていた。

 そんな矢先に岸和田のブルース好きのおっちゃんから「夏休み早々に行くまでに元気になっててよ」と桃が届き、その翌日、レスラー教師が大皿の寿司を引っ提げて見舞いに来てくれた。そしてまたその翌日、淡路の造園屋の若旦那が「今回は無理したらあかんで」と二度目の助っ人に駆けつけてくれて、おいらの一週間分の草刈りを二日でやってのけてくれたではないか。人間、頑張って生きていればいいことがあるもんだ。みんなみんなありがとう。

 今年は最悪の長梅雨、それに加えて今週末は参議員選挙。世間の多忙とは別に、吊り橋の復旧工事も、プールの錆び落としも残っているし、運転免許証の更新期限もあと10日ほどに迫っている。どう考えても今のおいらにゃ、夏休み本番まで時間が足りないようだ・・・とかなんとか愚痴りながらも、昨日くらいから復活の兆しあり。どちらさまもご心配なく。

 「青春とは人生のある期間をいうのではなく心の持ち方をいう。歳を重ねただけで人は老いない。理想を失った時、初めて老いる。・・・(中略)・・・いま頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、たとえ何歳であろうと君は若い。」
 これは現在、うちのトイレの壁に掲げてある¥100均で購入した人生訓話の一つである。
さあ、明日の週末から完全復活だあ!