マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

タバコがだめなら

2010年09月24日 | Weblog
 来月からタバコが大幅値上げ。
 それが原因で、行きつけの「世界のタバコ店」のおっちゃんがヘソを曲げて店じまい同然になった。「今回はシガレットもパイプ煙草も、すべてが値上がり対象だから商売、上がったり」と、やり場がなさそう。ついでに「宝くじは?」と問うと、「こんな田舎で買っても当たるわけない」ときた。今まで散々売って置いてよくいうよ。
 仕方なく別のタバコ屋に寄ってみた。そしたら、ここも同じでほとんど在庫を置いていなかった。こうなると、今度こそ、やめるしかないようだ。

 しかし、おいらはお客さんと語らい合うのが仕事であり、売りでもある。煙と酒なしでは話に花が咲かないだろう。残るは酒か。

竜巻→囲炉裏

2010年09月23日 | Weblog
 今月半ばの残暑か厳しい中、クリスが独りで泊まりにやって来た。彼はときおり、家族から逃れて単独で癒しを求めて来てくれている。そしておいらと二人で呑んで、長時間、一緒に風呂に浸かり、胸の内を語らい合うのがいつものパターン。近代の日本人が失いつつある義理人情を重んじる日本人らしいカナダ人である。
 到着して早々、「おっちゃんとこはやっぱり涼し~い」ときた。夕方6時ころのクリス邸は30℃で、うちに到着したときは25℃だったらしい。車でわずか15~20分くらいの距離にもかかわらず5℃もの気温差があるのは標高450mの敷地内に清流が流れている白ヒゲ砦だからこそのこと。

 そして今朝、一瞬、めったにない突風と雷雨が襲った。ずぶ濡れになりながら全館の窓を閉めに走る。そのあと急激に寒くなった。
 夕方からのNEWS報道で、わが町内で「竜巻(?)が起き、数軒が倒壊した」というではないか。ゲヘーッ! 瀬戸内の、それもさぬき香川のど真ん中。災害とは無縁の地である。今は、なにもかもがおかしい。
 そんなこんなで今日から囲炉裏をオープンした。猛暑が復活した昨日までがウソみたい。これからは日一日と涼しく、いや寒くなってくるだろう。さあ、今夜は囲炉裏で湯豆腐だぁ。

運動会・敬老・だんじりの日

2010年09月21日 | Weblog
運動会と敬老の日との連休が終わった。そしてまた新しい出逢い物語と、お得意さんとの再会物語がいくつも綴られた。
 愛媛の山ちゃんチは愛娘が3才になり、枚方の角さんは奈良の義兄弟とまたピラミッド②を、大阪の猛軍団はトモヤ&あかねちゃんの結婚式をやり、堺のみみはら軍団とは昔話に花が咲いた。

 さて、この連休は大阪の岸和田ではだんじり祭り。その寸前に「岸和田のブルース好きのおっさん」から、だんじり用のこどもハッピが届いた。
白ヒゲ
「いつまでも若くないんやからケガだけはすんなよ」。
ブルース好きのおっさん
「今や、こどもだんじりの担当で、その心配はいりませーん」。
白ヒゲ「へぇーッ、あの、まだ40代半ばで100キロ超の六尺男が現役引退?・・・へえーっ・・・世の中、そうなんやぁ」。
  
 ところで、ケガしてから60日がくるというのに足の具合が一向に良くならない。骨折個所がなかなかくっつかず今も腫れあがっている。偶然にも同じ時期にともに骨折したブルース好きのおっさんチのお父さん、岡山のれんこんさんチのお父さん、術後の具合はどうですか。おいらの場合は歳か、動き過ぎるのか、酒か、いろいろ思い当たる節が・・・。

 そんな昨日の敬老の日に実父がめでたく84歳を迎えた。おいらの予想では100歳くらいまでいきそうだ。

■写真は、だんじりのハッピをまとったりん。

昔・・・

2010年09月16日 | Weblog
♪ 現れるなり、「昔、よく来てたんやけどォー・・・黒ヒゲのオーナーは元気―?」と、大声あげて入ってくるおもろい客がいる。
□30年? うちは23年目やけどぉ~>
「・・・」
□黒ヒゲぇ~ってぇ?
「・・・」
□あんた誰ぇ~?
「あの・・・そのォ・・・」

♪ 先日の日曜日の昼間、
「20年前に来たことがある」
という客が来た。
□またかぁ・・・で知らんぷりしていたら、
「昔、白ヒゲおやじにヒゲ描かれてねぇ」
ときた。こういうのは本物だ!

♪ そして昨夜、泊まりの20歳過ぎのカップルは「小学生のときに一度・・・」と彼女がぽつり。
□最近、そういうのが多くてなぁ。
「夢パパが完成した当時に泊めてもらって・・・そのときゴエモン風呂に・・・」
□ええーっ! そりゃあー、ほんまもんやぁー!

♪ そして今週末の連休は、「20年振りに・・・」というこの上なく嬉しい予約メールをもらった大阪、堺市の白衣の天使「房子ちゃん」との再会が叶う。積もる話がいっぱいある。長い間、続けてきてよかったぁ、と心底から熱くなる思いである。

■写真は房子ちゃんと同じ白衣の天使ウバッチーのアップ

百日紅

2010年09月10日 | Weblog
 フロント前に立つ「さるすべりの花」が、今や真夏のシンボル的存在になっている。「さるすべり」は「百日紅」と書く。
 この百日紅は、女房の親父がわざわざ宝塚の実家から娘の結婚を記念して植樹したものであり、まさに新婚当時の女房そっくり(?)のはち切れんばかりの桃紅色(白色もある)のまことに美しき花である。
 いつもなら、真夏に咲き誇った後は丸坊主に剪定するのだが、今年は9月も半ばだというのにまだ咲き誇っている。もしかしたら今回は、名前のごとく100日間咲き続けるのだろうか。それともこれも猛暑のせいだろうか。
 不思議なことにこの花の前で写真を撮ると、ほとんどの女性が綺麗に映る。まだのひとは一度試してみる価値ありだ。

■中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界し、その死んだ日の後に咲いたという花。
 また、木の肌が滑らかなので、猿も滑りそうということから、”猿滑”とついた。(-IT調べー)。

記念写真いろいろ

2010年09月06日 | Weblog
 うちは宿泊の記念写真を撮り、後日、宿泊客の自宅宛てにお送りするのが基本である(―が、繁忙時には撮影できない場合もある)。
 可愛らしいツーショットもあれば、ヒゲを描いたのや、酔っ払って大フィーバーしたもの、写真化するに困るもの、種々様々がレストランの壁や柱に貼られている。
 中でも珍しいのは、8月に訪れてくれた大阪の角さんファミリーだ。なんと猛暑の炎天下の芝生の上で、男女混合で運動会の目玉、組み立て体操の三段構えの人間ピラミッドを組んだのである。記念写真にも数々あれど、こんなことをやったのは23年間で初めてである。聞くところにると「どこに行っても同じポーズでやるのが基本」らしい。今月の連休にも再予約をもらっているが、次はどんなポーズで撮るのだろうか。前回はおいらが骨折中だったためカメラマン役を務めたが、次回は先頭に立ってやるぞぉー !

 おいらは一つ覚えのようなピースポーズが好きくない。ハチャメチャでもいいから、後になってプッと吹き出すような面白いオリジナル版がいい。なんでかというと、忘れようにも別れられないから、おいらの記憶に名前と顔が刻まれるからだ。
 マウンテンドームでの記念写真は、「白ヒゲおやじと過ごした証」なのである。

エルビスや剛と同じ

2010年09月04日 | Weblog
 岡山のお得意さんで 4WD 大好きおじさんがいる。旧式の四輪駆動車を4~5台所有していて、娘さんとともにいまだにオフロードレースに参加しているという。ただでさえ武骨な四駆が逢う度に凸凹が増え、車もこのKおじさんもカッコよく見えてくるから凄い。おいらもかつては・・・だからこそ、おいらの分まで頑張って続けてほしいものである。

ところでエルビス・プレスリーが「LIVE IN HAWII(70年代)」のときに、ホノルル空港から真っ赤なランクル(41系)のオープンカーで会場に乗り着けた、のをご存知かな?
長淵剛が「桜島ライブ」のときは、鹿児島空港から真っ赤なラングラー(96年型)で会場まで乗り着けたのもご存知かな?
うちには、このとき彼らが乗っていた同型・同色・同年式の名車ランクルとラングラーがともに健在である。

■写真は白ヒゲの愛車に陣取るKファミリー

寅さん

2010年09月01日 | Weblog
 数日前、ラジオから、ふうてんの寅さん=「男はつらいよ」の始まりは、もとTVドラマからだった、といっていたのを聴いて思い起こそうとしたが・・・。覚えておられる方はいるかな?
 そのドラマでは「主人公が奄美でハブに噛まれて死ぬ」というエンディングになっていたため投書が殺到し、映画化して修正復活をはかった、というふうな話だった。ちなみにTVドラマ時のタイトルは「泣いてたまるか」だったらしい。

 そういえば映画のマドンナシリーズの一人に、檀ふみ扮する独身の「柳生先生」というのがあったなぁ。息子たち夫婦も、ともに「柳生先生」だが、こんな古い映画は知らないだろう。

■写真は息子そっくりJrとりん