マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

カレセン

2008年06月19日 | Weblog
 数日前のテレビで「静かに広まるカレセンブーム」というテレビ番組があった。 カレーの専門店か、と思っていたら、なんと「枯れたおやじ専科」の略で、今や、若い女性に枯れたおやじがもてるんやてぇ。

 「かっこばかりのイケメンにはまったく魅力を感じない」とか、「年下男は、かわいいだけで頼りない」とか、「おじさまは、お金と包容力がある」とか、もてそうにない男女が勝手なことをほざき合っていた。
 そのうち、今、一番魅力的で女性の心を癒してくれるのは、「人生の荒波を乗り越えて、すっかり油の抜け落ちたおじさまたち」ときた。その気にさせといて突然、「セクハラー!」などと、騒ぎ立てるのは誰やねん。その上、「脂っこいギラギラしたおやじは勘弁」とは、なんたることぞ。  
 オレたち枯れおやじたちにも選ぶ権利がある。ションベンくさいのより、熟女か散りかけた大人の女性のほうがええわい。
 枯れたおやじたちは、みんなお金持ちで包容力があるってぇ? わかった風な口きいてたら大間違いやで。オレにあるのは豊富な経験だけや。

 ついでに【カレセンの条件】とやらを載せておこう。
□ 一人の時間をもてあまさない。 (時と場合や)
□路地裏が似合う。 (表通りも似合うぞ)
□ ビールは缶ビールよりビンビール。 (時と場合や)
□ ペットは犬よりネコ。 (なんやねん)
□ 独りでふらっと寄れる行きつけの店がある。 (うどん屋も、百均も、ドンキホーテも)
□さりげなく物知り。 (悪いこともよう知っとるぞ)
□携帯やメールに依存しない。 (当たり前やん)
□金や女を深追いしない。 (時と場合や)
□ 自分の年齢を受け入れている。若ぶらない。 (いったい、なんやねん)
□ 人生を逆算してみたことがある。 (意味がようわからん)
□歳をとってからのほうが若い頃より断然カッコよくなった。 (オレのことか)

 枯れたおやじに憧れる若い女性は昔から潜在していたはずだ。
 今や、「特に20歳くらい年上のおやじがいい」ともいっていた。何を根拠に・・・。
 それはオレたち夫婦のことかやんか。

 ―写真は枯れススキカップル―