マウンテンドームアドベンチャー 白ヒゲおやじのエッセイ

この日記は1990年から数年間、高聴取率を誇り本にまでなった人気FM番組の20周年記念としての復活版である。

尺八エンターテイナー

2008年06月01日 | Weblog
 先日、大分から♀ラブ×三頭を連れた楽しい50歳夫婦がやってきた。
 インして早々、CDデッキで尺八の練習が始まった。ワンコたちも加わっての大合唱だ。
 夕食を始めた途端、「それでは」と数本の尺八を取り出し、勝手に吹き始めたではないか。
 今までの経験からして「誰も頼みもしないのに人前で平気でやりたがるやつに大したやつはいない」だったから、やりたきゃやれ・・・と高をくくっていたら、なんと「安全地帯のワインレッドの心」を吹き始めたから大変だ。思わず「お主できるな!」とついポロリ。
 なんとこの虚無僧は「応風」という尺八の師範名まで持つオオソリティーで、奥方はピアノにエレクトーンにお琴に三味線、なんでもこいのプロミュージシャン夫婦だったのである。
 しかも、ともに血液型が「O」の「O」というから大らかさはこの上ない。酔ったときも素面のときも変わらぬボケ虚無僧で通すダンナ。そんな彼を半ばあきらめ顔の笑顔で見守る奥方の組み合わせがたまらなく心地よい。
 愛妻のために「マウンテンドームで今年の10月に、ぜひ結婚式を挙げよー」と約束して帰途についた。応風先生、覚えているかな? そのときは、また自慢の尺八を聴かせてくれることだろう。

 ところで先日の「久留米のまこっちゃん」といい、今回の「大分の応風ちゃん」といい、今年は九州のエンターテイナーが特に凄い。