モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

りこわこ

2011年10月22日 | 演奏
9月18日のセレネ1階ロビーの松田梨子さん・わこさんの姉妹デュオです。
わこさんは、昨年もこの場所で演奏してくれましたが、今年は連弾。姉妹での参加です。
私たち実行委員には少し特別の思いがあるのです。
この音楽祭をとにかく1回はやってみよう、うまくいくかどうかわからないけれど、とにかく始めてみようと勢いだけで進めていった昨年の第1回。実際に運営をしながらも、第2回などなかなか想定もできていませんでした。それだけ目の前のことに精一杯だったんです。
わこさんの演奏がこの場所で始まり、素晴らしい演奏を提供してくれたのですが、万雷の拍手の中でわこさんが、「来年もこの場所で演奏したいです」とあいさつをしました。凛々しく、笑顔を湛えて、演奏が終わった安堵はあっても、決して緩むことのない姿勢で、きっぱりと話してくれました。
その場に居合わせた実行委員は、そのときから今年の音楽祭をスタートさせました。彼女のような子どもたちの未来のために、私たちは前に進み、ステージを作ろう。涙さえ浮かべながら決意していた瞬間でした。

そのわこさんが、梨子さんといっしょにちゃんとやってきてくれました。
会場は立錐の余地もありません。ちゃんと画像にできないくらいです。
音楽は演奏者が奏でるものですが、空間と観客が一体になってその場で創り出されるものでもあります。聞き手のない音楽はありません。食い入るように音の世界に入り込むお客さんの心を感じながら演奏も同時に高まっていきます。
素晴らしい時間が流れました。

私たちは、この子たちにこの場所を提供するために、この音楽祭を始めたのだとさえ思わせるような瞬間です。

ありがとう。梨子さん、わこさん。
また、来年も、きっとここで会えるよね。

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