世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

マリー・アントワネット

2014-04-05 04:36:31 | 虹のコレクション・本館
No,111
エリザベト・ヴィジェ・ルブラン、「マリー・アントワネット」、18世紀フランス、新古典主義。

ここでこの有名な女性についても書いておこうか。
ずいぶんとかわいらしい女性だが、一国の王妃とは思えないね。贅沢な衣服だが、少々趣味が悪い。売出し中の若手の女優と言った感じだ。

この美人はもちろん、偽物である。他人からいろいろなものを盗んで、格の高い女性になろうとした結果、とんでもないことになったという、女性にとっては、もっとも悲しい例だよ。

これに比べたら、ポンパドゥールはまだましだ。つらいことにはなったが、まさかということにはならなかった。

パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない、などという有名な言葉があるが、馬鹿がいいそうなことだ。何もわかってはいない。本当に、勉強もせずに、えらくなりたいと思ってずるをやり放題にやったら、こういうことになったという、あきれるほど馬鹿な例だよ。

阿呆が、ただいいものになりたいという欲だけであらゆることをやったら、とんでもない歴史の転換点に立ってしまい、あらゆることが降りかかってきたのだ。

実に、民主主義というものを美化することにおいて、この女性は多大な貢献をした。これが相当なことになった。

歴史上に有名な美人と言うのには、けっこうこういうのが多い。ダイアナ・スペンサーのような本物の美女が、大きくなれるということは、めったにないんだよ。

実に、クレオパトラも楊貴妃も偽物なんだ。みな、虚栄心にとらわれて、格の高い美女になろうとした女の馬鹿だよ。女の馬鹿がやったことが、とんでもないことを引き起こすという例だ。

マリー・アントワネットは、その中で最も悲劇的な例だ。

これを見て、女性は学ぶことだ。


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