日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

四国北陸縦断ツアー 続編 - 全行程終了

2019-01-28 22:12:09 | 北陸
下りの貨物列車を見送って全行程終了です。糸魚川から白馬を経由して帰ります。
積雪の影響を最小限にとどめたいこともあり、雪の少ない中央道経由で帰るつもりです。ただし、沿道の中継映像によると、少なくとも白馬の前後では路面まで真っ白に積雪している様子が窺われます。おそらく積もったばかりの雪ではあり、大型車を中心に交通量もそこそこあるため、雪道としてはまだましな部類でしょう。とはいえ、久々のことだけにどうしても身構えざるを得ません。安曇野に下りるまでは緊迫した展開となりそうです。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 海浜公園キャンプ場

2019-01-28 21:34:55 | 北陸
四国編から通算してほぼ一月、北陸編だけでも二週にわたった活動が、いよいよ終わりを迎えます。大トリを飾るのは北陸本線キャンプ場こと海浜公園キャンプ場です。
一昨年のお盆に訪ねたとき、炊事場の屋根が跡形もなく取り払われているのに驚きましたが、今回は駐車場が未舗装になるという変化が。舗装をわざわざ剥がしたのか、あるいは砂利を撒いたのか、そもそも何のためなのかが不可解ではありますが、期間外のキャンプ場の街灯は消え、これ以上のことは分かりません。松林の向こうからは日本海の潮騒だけが聞こえてきます。

北陸からの帰りが近年すっかり遅くなってしまいました。かつては白馬で一風呂浴びてから帰るのがお約束だったにもかかわらず、今やこのキャンプ場を出るのがほぼ同じ時間帯です。帰着は当然丑三つ時となります。このようなことになった根本的な原因として、日没後に立ち寄る場所が増えすぎたという事実を挙げることができます。まず生地、次いで園家山に立ち寄り、入善で腹ごしらえを済ませ、さらに一風呂浴びてここに寄るため、よくよく考えれば時間が押すのも当たり前です。あいにくの雨にたたられ、粛々と移動するしかない以上、今日こそ早く帰れるかと思いきや、全くそのようなことはなさそうです。
それでも立ち寄らずにいられなかったのは、ここが自分にとって何物にも代え難い思い出の残る場所だからに他なりません。荒天の中を走ってきて思い出したのは、ここで過ごした新幹線開業前夜、すなわち北陸本線最後の夜です。新幹線に役目を譲って引退する北陸特急を、このキャンプ場で見送るつもりが、雨にたたられ散々な目に遭ったのでした。
あのときに比べれば、今日の天候などどうということはありません。何しろ、一瞬でずぶ濡れになるような土砂降りが続き、列車が通る瞬間以外は車内で待機するしかありませんでした。おまけに気温も1度しかなく、雪混じりの強風が山側から容赦なく吹き付けていました。その点今日はわずかながらも気温が高く、雨もようやく収まってきました。しかし、運転に難儀するほど降られ続けたのは同じであり、園家山の雷雨も相当なものでした。それだけに、あの晩の出来事がふと思い出された次第です。
翌日は掌を返すように日本晴れの空が広がり、北陸新幹線も華々しく開業したものの、その陰で見るも無惨な姿に貶められたかつての在来線の有様を見せつけられ、愕然とさせられたというのがそのときの顛末です。その結果、あの晩のことは直後の無念さ、やるせなさ、憤りとともに記憶され、必ずしもよい思い出とはいえないものとなってしまいました。しかし、あの晩のことだけを捉えれば、もちろん忘れがたい記憶には違いありません。無情の雨にたたられた今日のことも、いずれは懐かしく思い出されそうな気がしています。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - たから温泉

2019-01-28 20:57:21 | 温泉
昨日に続いて寒さが厳しく、ラーメンをいただいてもなお身体の芯が冷えています。この冷えを癒すには熱い風呂しかありません。続いて立ち寄るのはたから温泉です。
閉館間際ということもあり、先客も後から来るお客もありません。巨大な浴槽に源泉が滔々と掛け流され、縁から溢れて床を伝います。このお湯を借りきれるとは、何とも贅沢なひとときです。

★たから温泉
下新川郡朝日町境642-1
0765-83-3356
800AM-2100PM
最終週の月曜定休
入浴料600円
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 源泉49.7度
pH 7.59
湧出量 150l/min
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 8番らーめん

2019-01-28 20:18:45 | B級グルメ
最後に立ち寄るなじみの場所の一つとして、8番らーめんが定着しつつあります。北陸最東端の入善店で腹ごしらえを済ませます。
先週行ったばかりにもかかわらず、芸がないとは思ったのです。近くには越中境のたら汁という名物もあります。しかも今は鱈の旬です。久々に趣向を変える手はあったのでしょう。しかし、かつてこそ物珍しさがあったものの、是非またいただきたいと思う中毒性には欠けることに気付いてきました。最後に何をいただくかと考えたとき、やはり8番らーめんだと思い至った次第です。
短い間隔での再訪なら、違うものにするかというとさにあらず。注文はお約束の味噌らーめん野菜増しです。ただでさえ多い野菜が、今日は一段と多いように感じられます。旅の終わりを飾るにふさわしい一杯でした。

★8番らーめん 入善店
下新川郡入善町椚山1178
0765-72-1791
1100AM-2130PM(LO)
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 園家山キャンプ場

2019-01-28 18:47:31 | 北陸
生地の町を振り出しに、なじみの場所を訪ねつつ帰るのが、北陸を車で旅するときのお約束です。続いては園家山キャンプ場を訪ねます。
期間外とばかり思って乗り込んだところ、炊事場の明かりがついているのに驚きました。湧水も滔々と流れています。それに加えて、今まで見かけたことのない木製のテーブルとベンチが、炊事場の中程に鎮座していました。混み合う夏場はさておき、この時期は炊事場で晩酌もできるようにしているのでしょうか。しかし、この荒天下でキャンプをする物好きは当然ながら見当たりません。
もう一つ驚かされたのが天候の急変ぶりです。生地に着いたあたりから、雨が多少なりとも弱まって、こちらへ着くと止んでいました。これでようやく一息つけると思う一方、風向きが変わっているのに気付きました。そこからさほどの間も置かず、目が眩むような稲光がして、直後に雷鳴が轟き、さらには雹が降って来るという経過です。それもほどなくして収まり、再び小康状態を保ってはいるものの、一時はどうなることかと思いました。
それにしても、去年はここで一度もキャンプをすることができませんでした。山の日が土曜と重なってお盆の活動がなくなり、直後の旅も富山ではなく能登に費やし、そのまま機会を逃すという結果でした。サイトから少し離れた東屋を借り切り、水が湧き出る石臼に酒瓶を沈め、虫の声を聞きながらする晩酌は最高です。その頃に戻ってこられることを願っています。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 魚の駅生地

2019-01-28 17:50:26 | B級グルメ
新湊大橋で富山新港を跨ぎ、旧射水線に沿って東進。四方から南下して国道8号線に合流しました。新湊を出る頃から再び雨足が強まり、かなり難儀をさせられつつも、どうにか生地の町まで走ったところです。漁港で土産を買っていきます。
先週末に引き続き、北陸へ車で来たにもかかわらず、その恩恵をほとんど活かすことができませんでした。一昨日は交通機関しか使っておらず、昨日は高岡から富山まで走っただけ、本日も金沢と新湊の市街を歩いた以外は移動に費やしています。つまり、実質的な活動は汽車旅でもできるものばかりなのです。そのような中、車の恩恵がようやく発揮されたことになります。
実は、新湊にも同種の施設はあったのです。しかし、こちらの何倍もの規模があるにもかかわらず、これはと思う品が見当たりませんでした。決して広くはない店舗であらゆるものが揃うここのよさを、改めて実感した次第です。
北陸を車で旅するというと暖かい季節が多く、干物と乾物以外はなかなか持ち帰ることができません。冬場に訪ねた恩恵を活かし、今回は幻魚、ニギスの干物に加えて昆布〆二種を押さえました。いずれも地物のアラとメダイを使ったもので、昆布はもちろん四十物昆布です。帰り次第、先ほど買った酒とともにいただきましょう。

★魚の駅生地 とれたて館
黒部市生地中区265
0765-57-0192
900AM-1800PM
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 新湊の町並み

2019-01-28 15:01:16 | 北陸
国道8号線で県境を越え、小矢部から北側を並行する県道を走行。前回は再び8号線に合流し高岡へ向かったわけなのですが、今日は市街の北を迂回して新湊の市街に入りました。
覚悟していたこととはいえ、見事なまでの返り討ちです。ここまで走ってくる間、前回とほぼ同様の本降りでした。漁港を跨ぐ橋の下に、いたたまれず逃げ込んだことからしても、どれだけひどい雨風かお分かりいただけるのではないでしょうか。四輪車の運転でさえ煩わしく感じる以上、二輪車ではひとたまりもないでしょう。
しかし、悪いことばかりではありません。次の瞬間、雨が上がって空も明るくなってきたのです。止んでいた時間は正味10分足らずだったでしょうか。しかし、その後もしばらく小雨となってくれたのは助かりました。そのおかげで、かねがね気になっていた新湊の町並みを、しばらく歩いてきたところです。
間口の狭い瓦屋根の二階建てが、道沿いに隙間なく並ぶ様子は、高岡、伏木というよりも、滑川、あるいは生地に近いものがあります。街角の至る所に小さな地蔵堂があることについても。その一方で、広々した直線的な街路と、東西に流れる運河、それに三国で見たような背の高い山車の倉庫はここならではの光景です。銭湯が健在で、鮮魚店、青果店を始め小さな商店が点在するなど、さりげなく漂ってくる生活感も好ましいものがあります。この条件下でくまなく歩いても仕方なく、漁港の周囲を歩くだけにとどめたものの、雰囲気の一端だけでも触れることはできました。金沢の雪景色に次ぐ収穫の一つとなってくれそうです。
昨日でさえわずかに残っているだけだった雪は、今日の雨ですっかり消えてしまいました。しかし、金沢と違って、雪景色こそ真骨頂とも思われません。むしろ、絵になるとすればうららかな早春の一日ではないでしょうか。去年この界隈から眺めた立山連峰は最高でした。そのような日を選んで再訪することができれば、今回悪天候の中を走って帰る苦労も報われるでしょう。次なる旅がよりよいものとなるように願っています。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - さか井

2019-01-28 12:17:17 | B級グルメ
金沢を出るに先立ち、長丁場に備えて腹ごしらえを済ませます。最後の一軒に選んだのは「さか井」です。
実は、かねがね気になっていた店の一つでもあります。主計町から金沢城の方へと延びる生活道路沿いにある、店先にガラスケースを置いた店構えには、看過しがたいものがありました。洋食の老舗というと、界隈ではひがし茶屋街の「自由軒」が思い出されます。和風洋食の屋号からして、あちらと同じ路線なのだろうと想像していました。ただし、高いものはそれなりにするあちらと違い、より大衆的な店構えです。時間が合わず素通りを続けてきた中、ようやく機会が巡ってきた次第です。
暖簾をくぐると、和風洋食の屋号に宜なるかなと納得しました。高いカウンターはスナックを彷彿させる一方、洗い出しの床は純和風で、背後の壁を隔てたところに座敷があります。コック帽の店主と、一見愛想のない女将が仕切るカウンターで、常連の勤め人が黙々とランチを頬張る雰囲気はこちらの好むところです。
ガラスケースを改めて眺めると、ハントンライスなる聞き慣れない品が左上にあり、おそらくこれが名物なのだろうと思われました。しかし、それより目に留まったのが立看板にあったサービスランチです。後から来たお客がことごとく注文していることからしても、これが真の名物なのは明らかでした。本日は白身のフライとヒレカツを盛り合わせ、白菜煮の小鉢とお新香、味噌汁がつくという献立です。店構えから勝手に想像していた通りの、毎日でもいただけそうなほっとする味とでもいえばよいでしょうか。味、雰囲気のいずれについても期待通りの一軒でした。

さか井
金沢市尾張町1-7-5
076-231-5291
サービスランチ750円
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 糸吉言侖

2019-01-28 11:06:47 | 北陸
引き続き宿に車を置かせてもらい、卯辰山の寺院群をひとしきり歩いてから戻りました。11時までに切り上げることについては決めていました。その頃から降り出すと予想されていたのに加えて、名古屋へ行くかどうかを決断する事実上の期限でもあったからです。結論から申しますと、このまま走って帰ります。
要するに、「やりきった」という心情が、「まだやれる」という心情に勝ったということです。やり残したことが何一つないわけではありません。来週末に再訪しても、それなりに楽しめるのだろうとは思います。しかし、すぐに再訪したいと思っているわけではありません。今回の活動を通じ、冬の一番よい時期を満喫できたという実感があるからです。
そもそも、さらに一週延ばそうと考えたのは、雨の中を走るのが面倒なのと、有給休暇を一日節約したいことの二点に尽き、いずれも後ろ向きな理由に基づいています。暖かくなるまでの間に、もう一度北陸を旅するにはやぶさかでないものの、間髪入れずに戻るより、もう少し春らしくなった頃に訪ねた方が楽しめそうな気がします。その結果、わずかばかりの未練を残し、今日はこのまま帰ろうという結論に落ち着いた次第です。
予報は見事に的中し、11時まであと5分となったところで降り出してきました。引き続き的中するなら、先週同様の本降りになると予想されます。時々轟々と吹く風も、この先の難航を予想させます。しかし、それでもなお帰るという決断をしたのは、「やりきった」と心から思えたということでもあります。無情の雨を嘆くより、北陸の冬を心行くまで満喫できたことに感謝したいものです。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 木津屋旅館

2019-01-28 08:49:07 | 北陸
金沢に二泊し、そのうち一泊をきくのや、もう一泊を木津屋旅館で過ごすのが恒例化してきました。ただし、今回は連泊ではなかったという違いがあります。
元々はこちらを先にするつもりでした。四国から神戸に戻って一旦帰り、直後の三連休を使って北陸を縦断し、翌週汽車旅で再訪するというのが、正月に出発した時点で描いていた構想です。ここには連休中日に泊まるつもりでした。ところがその連休を返上せざるを得なくなり、代わりに直後の週末と合わせた五日の日程を確保し、四国から北陸までを縦断する修復策を採りました。これにより、交通手段が車に変わりはしたものの、元々押さえていたきくのやは結果として生きたわけです。
一方ここについては二週延ばし、最終週の日曜にするつもりでした。北陸から一旦自走で帰った後、列車で再訪するという前提があってのことです。ところが、土壇場でさらなる延長を決め、またもや金沢に車で戻ることとなり、金曜を休めた方が有利という状況に変わりました。しかし職場の事情により叶わず、一度の変更で決着するという顛末です。二転三転を続けた挙げ句、元々の行程がどう移り変わったのか、自分でも定かではなくなりつつあります。
きくのやに比べて繁華街には遠いものの、散策がてら歩いて行くにはお誂え向きともいえます。昨晩もそうして宿から歩き、印象的な雪景色をいくつも眺めることができました。窓際から眺める浅野川の夜明けも最高でした。今年も金沢の冬を満喫できたことに感謝します。
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四国北陸縦断ツアー 続編 - 三日目

2019-01-28 07:56:05 | 北陸
おはようございます。昨夜はさらに茶屋街を歩き、宿に戻ったのは一時過ぎでした。夜更かしした割には翌朝にも響かず、目が覚めたのは六時過ぎでした。朝風呂を浴びた後、窓際でお茶をすすりつつ、夜が明けていくのを見届けたところです。

二度にわたる中断を挟みつつ、正月から続いてきた長旅も、本日をもって完結するはずでした。しかし、この期に及んでまたしても拡大策が浮上しています。このまま車を置き、今日は名古屋に寄って帰り、次回二日をかけて帰るというのがその内容です。
金曜を休めなかったのが痛いと、出発以来何度も繰り返してきました。その弊害が、本日またもや露呈しそうなことについても述べました。その後どうにかできないだろうかと模索する中で、俄に浮かんできたのがこの策です。
そもそも、今週末まで延ばすという発想は、前回の活動の終盤に突如着想したものでした。今回の活動を汽車旅にして、本日名古屋に寄って帰るつもりでいたところ、名古屋を切って北陸に回すという前提で、高岡から一時帰京をしたのでした。さらに一週延ばすなら、巡り巡って元の鞘に収まることになります。
理由は専ら天候にあります。穏やかな気候だった昨日を最終日にできれば、そのまま走って帰ったでしょう。それが一日延びたことにより、昼から終日雨が降り、深夜には雪に変わるという予報になりました。つまり、悪条件の中をただ走るためだけに、貴重な休みを一日使うことになります。ならば元々行くつもりだった名古屋に回し、来週末を使って帰ればよかろうと考えた次第です。
全体を通じてみると、いずれにしても最終日は移動中心となり、雨の予報が出ているところも同じです。ただし、延長によって追加される二日のうち、一日が名古屋に回り、もう一日で金沢、能登のいずれかに行けるところが異なります。名古屋へ行くなら「大甚本店」を巡礼したい、そのためには平日が望ましいということを考えると、今日の休みを活かす上では、さらに一週延ばした方が得策ともいえるのです。仮に立山連峰を見渡せる快晴にでもなったとすれば、名古屋など後回しにして富山へ向かうところなのですが、終日雨の予報により、土壇場で風向きが変わりました。

そのようなわけで、さらに延ばすことにはそれなりの価値がある一方、もうよかろうという考えもあります。前回の時点では、事実上福井と金沢にそれぞれ一泊しただけにとどまり、それ以外の見せ場がほとんどありませんでした。それを今回まで引き延ばすことにより、雪景色を眺めてから帰れる余地が出てくるため、効果は絶大だったのです。その狙いを一応果たしたことにより、是非次もというほどの意欲まではありません。月末という切りのよいといころで完結させ、立春を迎える前に次なる旅へ移りたいという心情はあるのです。
もっとも、このまま完結させた場合、日程が一日順延されたことで様々な弊害を被るという、苦々しい経験が残ってしまいます。同様の経験として引き合いにしてきたのは、三年前の沖縄です。あちらで好天に恵まれたことなど、よいことは多々あったのです。ところが、今になって振り返ると、職場の事情で日程に妥協した結果、様々な綻びが出てしまったというやるせなさが、それら以前に思い出されてしまいます。そのような心情を後々引きずるのであれば、さらに一週延ばす手もありでしょう。

延ばすかどうかを決めるとき、「やりきった」と思うか、「まだやれる」と思うかが最終的な決め手となります。そして今のところ、前者と後者が拮抗しています。しいていうなら、今回寄れなかった金沢の居酒屋が何軒かあるため、それが若干心残りではあるものの、どうしても今すぐ行きたいというほどではなく、むしろしばしの間を置いて、早春、あるいは花見の頃に訪ねた方が楽しめそうな気がしています。かような観点から、曲がりなりにも「やりきった」とはいえるものの、来週末の使い道に妙案が出てくれば、「まだやれる」という考えが強くなってくるでしょう。もう少し思案してから出発するつもりです。
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