日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 - 若駒

2019-01-08 22:49:32 | 晩酌
栃木の地酒が数ある中、自分にとってなじみの深いところといえば「鳳凰美田」が筆頭で、その次が「大那」か「若駒」だろうと思っていました。しかし、過去の記録を調べたところ、「若駒」を取り上げたのはわずか二度しかありませんでした。直近では五年以上も前のことです。それにもかかわらず、あたかもなじみの深い酒のように思っていたのは、それだけ印象が強かったということでもあります。具体的にいえば、発泡感を持った現代風の地酒という印象です。ところが、その印象は開栓するやいなや覆されました。琥珀色を帯びた、燗酒向けと一目で分かるものだったからです。ただし、その手の酒に特有の酸化した熟成感が見た目ほどには感じられず、代わりに鼻をくすぐる樽酒のような香りが印象に残りました。過去の記録に木の香りがすると綴っていることからしても、この香りが蔵の十八番なのかもしれません。

★若駒 五百万石80 瓶火入れ原酒
若駒酒造(栃木県小山市)
原料米 五百万石
精米歩合 80%
アルコール分 16.5度
酵母 T-ND T-S
杜氏 柏瀬幸裕
栃木県宇都宮市 目加田酒店にて購入
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