日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 大逆転

2017-10-24 14:45:49 | 沖縄
レンタカーを返し、ゆいレールに乗って那覇空港に移動してきました。沖縄編はこれにて完結です。
飛行機嫌いについては常々公言しているところですが、ついでにいえば空港というものも好きではありません。駅や港に対して抱く旅情が、空港というものには一切感じられないのです。生活感の乏しい無味乾燥な雰囲気に、興ざめさせられるとでも申しましょうか。
多くの駅と港の周辺には町があり、そこから人々の生活臭が漂ってくるのに対し、空港の周辺には何もないのが通常で、それは那覇、福岡など市街地に近いところであっても変わりません。言い換えると、駅や港であっても生活臭の乏しいところは面白くなく、その典型として七戸十和田に上越妙高など、市街を外れた場所にできた新幹線の駅が挙げられます。自分にとって、それらは単なる乗降のための施設でしななく、積極的に滞在したいと思う場所ではありません。最後の最後をこのような場所で終えなければならないことも、空路を嫌う理由の一つなのです。
もっとも、三日にわたる滞在は上々でした。10月下旬から11月初めの時期が定着してからというもの、好天に恵まれる機会が格段に増えましたが、その中でも今回はとりわけ上出来だったような気がします。実際には終始晴れていたかというとそうでもなく、晴れたり曇ったりの天候でした。それにもかかわらず天気がよかったように感じられるのは、暑からず寒からず頃合いの気候だったのに加え、適度に浮かんだ雲が絵になっていたからでしょう。出発前の予報と対極の好天に恵まれたという点では、近年稀に見る大逆転だったと改めて思います。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 具志川城

2017-10-24 10:52:31 | 沖縄
まずは具志川城にやってきました。眼鏡が曇るほどの潮風が吹いていた昨日に対し、本日は波、風、日差しともに穏やかで、時折吹く微風が心地よく感じられます。赤トンボが飛び交い、茂みからは虫の声が聞こえ、名実ともに秋の趣です。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 四日目

2017-10-24 08:27:21 | 沖縄
おはようございます。今日も朝から晴れました。しかし、例年通りの経路をなぞった上陸後の二日に対し、三日目の使い方が確立していません。これは、二時までにレンタカーを返さなければならず、実質的な持ち時間が限られて、どこへ行くにも中途半端だからです。
結論から申しますと、今日は南部をもう一度走ろうかと考えています。というのも、一昨日喜屋武岬の方から那覇へ戻ったところ、豊見城のバイパスが全通していたのです。堂々たる高架橋で海沿いを貫く快走路でした。その道を明るいうちに走ってみたいというのが直接の動機です。加えて、例年の行程では夕暮れ時に訪ねることが多いため、時間帯を変えて再訪してみたいという考えもありました。バイバスで一気に南下してから東へ回っていき、時間切れになり次第那覇に戻ります。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - ロコイン沖縄

2017-10-23 20:26:31 | 沖縄
三日月が沈んでいくのを眺めつつ、58号線を南下して那覇市街に戻りました。北海道でもなかなかない、200km超もの距離を一日で走ったことになります。
昨晩予告した通り、二泊目は定宿に回帰し、ロコイン沖縄の世話になります。宗旨替えをするに至った直接の理由は、無料だった駐車場が有料化されてしまったことですが、すぐ近くに時間貸の安い駐車場があったため、そちらに車を止めてきました。200円ほどの違いとはいえ、せめてもの自衛策を採れたのは助かります。
チェックインの際にポイントカードを提示したところ、積算されたポイントにより無料で宿泊できるとの案内があったため、今回はその恩恵に与ることになりました。ポイントで無料になったというと、会津のフジグランドホテルで一度あっただけのような気がします。あちらに匹敵するほど散々世話になったことに感謝している次第です。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 屋我地ビーチ

2017-10-23 17:54:00 | 沖縄
本部半島を時計回りに周回し、屋我地ビーチに着いたところで日が暮れました。先ほど夕日が小高い山の陰に隠れたところです。
たとえば東北の汽車旅、あるいは花見の旅のように、毎年同じ時期に同じ土地を旅することによって、行程が固定化されてくることがあります。九州と沖縄を掛け持ちする今回の旅についても然りです。特に中日は、那覇から58号線沿いに北上していき、名護から本部半島を周回するという経路を繰り返しており、今回も見事なまでに同様の展開をたどりました。
ここへ行きたいという強い意志があったというより、気の向くままに走った結果こうなったというのが実態です。何度も走った経路だけに、地図もほとんど見ていません。我ながら、多少趣向を変えてもよさそうな気がしないではありませんが、今日に関していえばこれでよかったと納得しています。去年は途中から曇ってしまい、実質的に往復の移動だけで終わってしまったのに対し、今日は時折日が陰りながらも最後まで晴れたからです。出発前は滞在中一貫して雨などという予報だったことを考えると、奇跡の逆転勝ちといってよいでしょう。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 残波岬

2017-10-23 13:00:09 | 沖縄
昨日と同様雲が多く、時折日が陰る場面はあるものの、おおむね過ごしやすい好天が続いています。こうなると、月並みながら寄りたくなるのが残波岬です。観光客が群がる灯台の周辺を避け、東に回った崖の上から見渡すのを自分は好みます。嵐が去ってもここだけは相変わらずで、海の方から強い風が吹き、荒波が絶壁に打ち寄せて砕け、飛沫が崖の上にも飛んできました。誰が撮っても様になる完成された眺めです。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 那覇新港

2017-10-23 09:48:34 | 沖縄
このところ中国人観光客が少なくなったような気がしていましたが、泊の漁港は相変わらずで、何台もバスが乗り付け取り付く島がありません。冷やかすだけで切り上げて、那覇新港にやってきました。
唯一発着していた阪神航路が廃止され、待合所はどうなるのかと思いきや、何事もないかのように開放されていました。フェリー乗り場としての役割こそなくなったものの、船会社の事務所が入居しているため、建物はこのまま使うつもりなのでしょう。旅客輸送の廃止後も貨物輸送が残り、かつての駅舎がそのまま使われているようなものと思えばよいのでしょうか。同様の例が他にあるかは不明ながら、貴重な物件には違いなさそうです。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - ホテルタイラ

2017-10-23 08:00:34 | 沖縄
那覇で不動の定宿となってきたのはロコイン沖縄ですが、その決め手の一つとなっていた無料の駐車場が有料化されたことに伴い、かつてほどの圧倒的な優位性は失われ、無条件に連泊するのもためらわれました。代わりになりうる宿はないかと模索の末に選んだのが、昨晩世話になったホテルタイラです。
宿に極力金をかけないという基本方針からして、料金を重視するのは当然ですが、安ければ安いほどよいというものでもありません。同じ料金でも、安かろう悪かろうのところと、料金以上に満足できるところはあり、泊まるなら後者を選ぶに越したことはないわけです。去年世話になったサン・コーラルの場合、もともと安普請の建物が年代以上にくたびれて見え、値段なりの割り切りは必要でした。その結果、さらなる選択肢を模索の末、この宿にたどり着いた次第です。

場所はロコインと同じ松山、それも最も賑わう交差点に面しており、あそこに宿があったのかと初めは思いました。何度も通っているにもかかわらず気付かなかったのは、大勢の客引きがたむろする最も猥雑な一角だけに、脇目も振らず通り抜けていたからかもしれません。しかし、宿はもちろん怪しげなものではなく、「沖縄で最も古いビジネスホテル」を謳う、創業42年の老舗です。
居酒屋が古いことは信用の証だと教祖はいいますが、その理はこの宿にも当てはまるような気がします。古さを感じる佇まいではありますが、館内は必要に応じて改装されており、だからといって無闇に替えないという姿勢に好感が持てます。たとえば壁紙は張り替えられ、机も交換されているものの、その机には空調、ラジオのスイッチと目覚まし、照明を一体化した、よそでは見たことのない年代物の箱が鎮座します。これらもついでに交換してしまえば、その方がむしろ安上がりだったのではないでしょうか。安く造って使い捨てる風潮が世間に蔓延する中、使えるものは長く大事に使うという姿勢が好ましく感じられました。
手狭な部分もあるにはあり、快適さに関してはロコインが上回ります。そう考えると、駐車場が有料となってもなお、ロコインには料金に見合った価値があるのかもしれません。ただし、現行の料金では無条件に連泊しづらいのも事実ではあります。今後は一泊をここ、もう一泊をロコインという形で使い分けるのも一案でしょう。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 三日目

2017-10-23 07:15:37 | 沖縄
おはようございます。昨夜は11時前に店を出て宿に戻り、そのまま眠りに落ちました。もう一軒という考えはありながらも、身体がついて行かないという、前夜と同じ結末です。こうなることは当然予想できたものの、hinodeですっかり満腹になってしまい、すぐさま二軒目に移るのは厳しいものがありました。
かねがね思っていたことなのですが、一品の分量が思った以上に気前よく、すぐ満腹になってしまうという点では、長岡の「魚仙」に通ずるものをこの店は持っています。去年よりも一泊少ないという条件を考えると、一軒限りとなってしまったのはもったいないようでもありますが、心行くまで呑めたという点では、これでよかったのだろうと納得しています。
六時過ぎに目覚めたとき、東の空は明るくなり始めたばかりで、七時過ぎにようやく朝日が射してきました。西へ下ってきたことを実感する一幕でした。上空には所々雲が出ており、これ以上増えれば昨日のように日差しが遮られるかもしれません。しかし、少なくとも予報の上では、この晴天が明日まで続くことになっています。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 三日月

2017-10-22 19:44:19 | 沖縄
本島南部を反時計回りに周回して那覇に戻りました。初日は70km弱の走行でした。
嵐は過ぎ去り、あとは晴れる一方かと思いきや、那覇市街を出てからかえって雲が増えてしまい、晴れそうに見えながら最後まで晴れることはありませんでした。その一方で塩分を含んだ強風が吹き荒れ、飛沫で窓が曇りました。これほどの潮風にさらされたのは昨秋の道北以来です。

印象的だったのは、多くの慰霊碑に花が手向けられていたことです。嵐の日にも花があるということは、慰霊碑を毎日守っている御方がいらっしゃるのでしょう。敬服しつつ手を合わせてきた次第です。
それとともに印象的だったのが、雲の切れ間に浮かんでいた三日月です。来る日も来る日も雨が降り、月を見るのも久々でした。風蓮湖でさらに細い上弦の月を眺めたのが一月前、そこからはるばる列島を縦断してきたかと思うと感慨深いものがあります。この月が満ちていき、十三夜を迎えるのは来月の一日です。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 赤嶺駅

2017-10-22 14:49:59 | 沖縄
まずは国内最南端の赤嶺駅を訪ねます。もちろん過去に訪ねたことはあるものの、いつでも行けるという安心感からかえって足が遠のき、長らく無沙汰をしていたためです。立派な石碑が建つのを除けば、無味乾燥なモノレールの駅であり、それがわざわざ立ち寄る気にならなかった理由でもあるのですが。
相変わらずの強風ですが、それ以上に驚くのは雲の流れる速さです。今日より風の強い日は何度も経験してきたのに対し、これほど早く流れる雲は初めてかもしれません。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 出発

2017-10-22 14:12:48 | 沖縄
レンタカーを引き取って出発します。今回の相棒はスズキスイフトです。
移動も手続きも面倒な豊見城の営業所に代わり、壺川の営業所を利用するようになったのは一昨年からですが、外国人向けの宿泊施設併設という条件からか、去年訪ねたときは外国人係員の拙い応対に眉を顰める場面がありました。しかし、今回は要領のよいお姉さんの仕切りにより、つつがなく出発できたのは助かります。
台風一過で蒸し暑くなるかと思いきや、気温は26度と過ごしやすく、耐え難い暑さだった去年とは雲泥の差です。ただし、時折車が揺れるほどの強風が吹いてくるため、心して走りたいと思います。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2017 - 完勝

2017-10-22 13:51:47 | 沖縄
到着地荒天につき出発見合わせという案内に一瞬身構えたものの、幸い小幅の遅れで出発。順調に航行して那覇空港の滑走路に進入しながら、接地まであと少しのところで着陸復行という展開に一瞬焦るも、客観的に見れば慌てるような話ではなかったのでしょう。二度目の進入で無事着陸と相成りました。
幸運だったのは、三列席を独占できただけでなく、隣と斜め前、後ろには誰もおらず、前の席におばちゃんが一人座っているだけ、しかも主翼の前で眺望もよいというこの上ない条件だったことです。搭乗前に空席の状況を再度確認したところ、本来先に埋まっていくはずの前方にまとまった空きが出ていたため、そこに変更するという結果でした。台風を警戒した団体客が、直前に出発を取りやめたのでしょうか。おかげでさほどの苦痛も感じずに乗り切れました。台風一過の快晴に恵まれたことを含め、完勝といってよい結果です。船ならそもそも沖縄へ渡ること自体が叶わなかったわけで、今回ばかりは航空機の恩恵を認めざるを得ません。ともかく助かったというのが本音です。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2016 - 那覇空港

2016-10-30 14:40:20 | 沖縄
那覇空港に移動し搭乗手続を済ませました。ターミナルの正面に海が広がる長崎空港と違い、那覇空港に降り立ってもそこには車寄せと立体駐車場とゆいレールの高架しかありません。これでは名残を惜しむにも興ざめです。早々と検査場を通過し搭乗口にやってきました。
沖縄へ通い続けて十余年、経験を重ねるうちに、この時期が気候面では一番よいということに気付いてきました。九州を介することで、無味乾燥な空路の移動を極力避けるという対応も確立した感があります。職場の事情で日程を繰り上げた結果、宿が混むなどの弊害がいくつか出たり、10月とは思えない暑さに難儀させられたりといった場面はありながらも、おおむね予定通りに運んだというのが実感です。
一方反省点としては、行程があまりに固定化されてしまい、新鮮味が次第に乏しくなってきたことが挙げられます。好天に恵まれたにもかかわらず、シャッターを切った数が北海道より格段に少なかったのはそのせいでもあります。船で渡るという宿願を果たすことができれば、趣向も当然大きく変わるとは思うのですが。一年後に向けて構想を少しずつ練り上げていくつもりです。
コメント

九州沖縄縦断ツアー 2016 - 平和祈念公園

2016-10-30 12:34:34 | 沖縄
結局手近なところを選択し、与那原から海沿いを時計回りに周回してきました。平和祈念公園に寄ったところで時間切れです。あとは内陸の県道を経由して那覇に戻ります。
去年は安座真の海水浴場まで行って戻って終わりましたが、今回気付いたのはそこから先が好車窓だということです。やや内陸寄りの高台を上下しつつ海を遠望するという眺めで、高さと海岸までの距離感が絶妙でした。必ずしも写真映りのよい眺めというわけではないものの、悠長に立ち止まってもいられない状況では、その方がむしろ好都合だったともいえます。南部の海岸を周回していき、時間がなくなり次第内陸に回って引き返すのが、最終日の行動としては理にかなっていることに気付いてきました。
コメント