日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2019 - サンライズ出雲

2019-01-06 22:57:30 | 中国
慌てることはなかったものの、毎度のことながら紙一重です。中華そばをすすって駅に戻り、ホームに下りるや出発信号機が青に変わりました。個室に入って荷物を下ろすと、さほどの間も置かずに列車が動き出すという顛末です。
実は、岡山に着いた時点で新幹線への変更も考えました。というのも、週明けからの業務がまたもや切迫しそうな情勢だからです。寝台で休めるとはいえ、朝帰りでは否応なしに疲れが出ます。あの時点ですぐ乗り換えれば、新大阪で最終の「ひかり」に乗り継ぐことができ、「サンライズ」が出る30分少々後にはもう帰れていただけに、それはそれで悪くない選択だったのです。しかるに結局見送ったのは、岡山で呑むという貴重な機会をむざむざ捨てがたかったからに他なりません。
そのようなわけで、今回は極力疲れを残したくないという事情があります。道後で一風呂浴びた後、汗を全くかいていないため、今回は風呂を省略し、その分早めに休むつもりです。

★岡山2234/サンライズ出雲(5032M)/708東京
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新春の四国を行く 2019 - 山富士

2019-01-06 22:05:22 | B級グルメ
「鳥好」の小鍋で一杯やるにもやぶさかではなかったものの、既に三合飲み干して、酒についてはもう十分です。代わりに「山富士」の中華そばで締めくくります。
以前昼間に訪ねたことがあります。京都、和歌山、徳島などとの共通性を感じる、西日本らしい中華そばという印象でした。実際のところ、濁ったスープと縮れのない細麺を組み合わせ、チャーシュー、青葱、メンマを乗せた出で立ちには、和歌山との共通性がとりわけ色濃く感じられます。ただし、スープはかなり赤っぽく、濃い味で煮込まれ、なおかつかなりの歯応えがあるチャーシューも独特です。中華そばにも四枚乗るチャーシューを、チャーシュー中華にすれば何枚になるのでしょうか。腹具合が万全ならば、このチャーシューをおかずに白飯をかき込みたいところでした。

山富士 本町店
岡山市北区本町5-13
086-225-6147
1130AM-200AM
水曜定休
中華そば650円
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新春の四国を行く 2019 - 鳥好

2019-01-06 20:37:54 | 居酒屋
列車も手配し一安心。あとは一杯やるだけです。岡山の駅前といえばこの店しかありません。「鳥好」の暖簾をくぐります。
ここを初めて知ったのは二年と少し前のことです。駅前の一角に大衆酒場が二軒並んでいるのに気付き、いずれ訪ねてみるのもよさそうだと思っていたのでした。実行に移したのはその年の暮れです。「酒場放浪記」にでも出てきそうな大衆的な雰囲気がよく、岡山で呑むなら次もここだと思いました。ただし、岡山で呑む機会など滅多になかろうとも思いました。思いがけない展開により岡山から帰ることになった結果、貴重な機会が実現したことになります。

前回同様、店内は先客で八割方埋まった盛況。カウンターとテーブルを選ぶよう指南されカウンターと即答するも、これがいささか曲者です。長い長いカウンターの一番手前、つまり玄関のすぐそばにあたり、おすすめの黒板と短冊の品書が見にくいばかりか、お客が出入りするたびに寒風が吹き込みます。慣れた客なら選ばないであろう末席であり、空いていたのもそのためでしょう。経験不足を露呈してしまいました。
そうなるに至って店内を改めて見回すと、テーブル席もあながち悪くなさそうです。テーブル席とはいっても、相席の横にそれが三組並んでいるという配置であり、独酌にも使えないことはありません。しかも、先客で隙間なく埋まっているカウンターと違い、テーブルなら好みの位置に着席できます。寒いからと理由をつけて席の移動を乞い、一番手前のテーブルにつくと、果たしてこれが正解でした。広い店内を対角線上に見渡せるだけでなく、隣の席に荷物も置けて一石二鳥だからです。上席に首尾よく移り、心置きなく呑めるようになったのは助かりました。

天候に関しては最後まで今一つの活動でしたが、飲み食いついてはむしろ充実していました。徳島の中華そばを二軒、讃岐うどんを五軒はしごし、「アサヒ」と「ことり」の鍋焼うどんもいただきました。はしご酒こそ松山だけだったものの、その分一軒毎の内容は濃いものとなり、最後は全く予定になかった岡山にも寄れました。天候こそ振るわなかったものの、それ以外については完全勝利と言い切りましょう。

鳥好
岡山市北区本町5-8
086-233-1969
平日 1600PM-2330PM(LO)
日祝日 1600PM-2230PM(LO)

御前酒・伊七・聖昇平
さわら刺身
あんこう唐揚
イイダコ
クリームコロッケ
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新春の四国を行く 2019 - 元の鞘

2019-01-06 20:10:55 | 中国
二転三転したものの、最後は元の鞘に収まりました。岡山駅で列車を手配したところです。
元々予定していた行程は、徳島、松山、高松の順に駒を進め、ジャンボフェリーで神戸に戻り、そこから「サンライズ」で帰るというものでした。当日の新幹線でも一応帰れる状況ではあったものの、神戸に着いてから駐車場を探す手間を考えると、かなり慌ただしくなることが予想されました。ならば一杯やってから「サンライズ」で帰ればよかろうと思ったのです。その後しまなみ海道を渡るという構想が浮上した結果、今度は岡山から乗る可能性が出てきました。それさえも土壇場で立ち消えとなり、今治から戻って岡山に至るという経過です。その過程で一悶着がありました。
元々三ノ宮から押さえていた寝台券を、岡山からに変更したいと願い出たところ、今治駅では一旦解約するしかないとの返答がありました。端末では満席となっており、変更するには一旦手放す以外にないが、その瞬間に予約が入れば乗り損なう、それを承知の上でなければ取り扱えないという説明です。おそらく大丈夫だろうとは思いながらも、その場では決断できずに取り下げ、とりあえず岡山まではそのまま移動。そこで再び申し出たところ、やはり同旨の返答を受けるも、今度は代わりの手段がないかどうか調べるとの発言があり、係員は窓口から別室に去りました。しばらくしてから、わずかな差額と引き替えに、岡山からの寝台券が手渡されるという顛末です。
券面に乗車変更の表示がないことからすると、やはり一旦解約して取り直したのでしょうか。とはいえ、万一逃した場合を考えると、乗客の了承なしにできるものとも思われません。どのような手段で発券されたのかは不明ながら、ともかくこれで一件落着です。
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新春の四国を行く 2019 - しおかぜ26号

2019-01-06 17:45:39 | 四国
このような結果になろうとは、つい先ほどまで全く想定できませんでした。今治駅に戻ったところで一旦終了とします。
直前の記事をまとめた時点では、しまなみ海道を渡っていくつもりでいたのです。しかし、曇り空が暮れていく中、ただ走るだけに終わる可能性が濃厚となりました。それではあまりに空しいと考えたとき、ここで切り上げるという考えが突如として閃いた次第です。
今治に車を置いて一旦帰り、三連休の初日に戻れば、明るいうちにしまなみ海道を渡れます。当日の天候も今のところ期待はできないものの、直前で好転する可能性がないわけではありません。万一賭けに敗れても、今回立ち寄れなかった高知へ行くという選択肢が出てくるため、いずれにしてもこれ以上駒を進めるよりはましです。駐車場の算段がついた時点で、大逆転の結末と相成りました。
そのようなわけで、出発から1140km走ったところで第一部は終了です。先ほどの時点から駅までの走行が加わり、通算21万kmまではあと53kmとなりました。どこで到達するかを含め、再開後の活動も楽しみです。

★今治1704/しおかぜ26(26M)/1911岡山
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新春の四国を行く 2019 - 糸山公園

2019-01-06 15:22:01 | 四国
しまなみ海道を目指して道後から国道317号線を走行。来島海峡大橋を一望する糸山公園にやってきました。海沿いの196号線で行きたいのはやまやまながら、今回に関する限り今治に直行し、浮いた時間をしまなみ海道に回したかったのです。予想通り、山間を淡々と行く、車窓については特段見るべきもののない道ではありましたが、適度な交通量で走りやすいのは助かりました。
しまなみ海道を走ったことは、たしか二度しかありません。「たしか」ということは、当時の印象も薄れるほど長らく無沙汰しているということでもあります。去年を含め、新春の活動で何度となく挑んだにもかかわらず、途中から曇ってしまって断念という結果が続いていたのでした。実は、そのときと比べても大差のない天候です。所々青空が広がってはいながらも日は射さないという、本活動を象徴するかのような空模様となっています。10分から15分に一回程度、瞬間的に日が射すことはあるものの、一分と経たないうちに曇ってしまい、全景が晴れるとは到底期待できません。こうなると分かっていながら走ってきたのは、通算21万kmという節目が迫っているからに他なりません。高松方面へ向かう場合、沿道にさしたる見所がないことは分かっています。それ相応の場所を選ぶということになると、天候はさておきしまなみ海道が最もふさわしかったのです。
今のところ、節目まであと60kmとなっています。最寄りの今治北から尾道大橋までが48kmあるため、まっすぐ走ると10kmほど残るという計算になります。それぞれの島で下り、遠回りしつつ走ると、尾道へ着く頃に達成できるかもしれません。既に日は傾いており、明るいうちに走りきるのは厳しくなってきましたが、暮れなずむ尾道市街で達成ということになれば、恰好の記念になってくれそうです。
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新春の四国を行く 2019 - 道後温泉本館

2019-01-06 13:32:35 | 温泉
朝風呂を浴びずにそのまま宿を出たのは、ここへ寄るつもりだったからに他なりません。お約束の道後温泉本館を訪ねます。
趣味と実益を兼ねて、旅の記念に買い集めた手拭いが相当数に上ります。その結果分かったのは、手拭いもピンからキリまでだということです。100円では使い捨て同然の安物が多く、何回か使い回す前提なら、最低でも二、三百円はするものを選ぶべきというのがおおよその目安となります。かような観点から最も理想的なのがここの手拭いです。220円という比較的手頃な価格ながらも、道後温泉本館の名と鶴の絵が刺繍で入り、適度な厚みがあって吸水力が高く、肌触りについても上々。今治という名産地を擁する愛媛だけに、半端なものは作れなかったということでしょうか。最近旅先で最も愛用しているのがここの手拭いです。今回も記念に一本買いました。

★道後温泉本館
松山市道後湯之町5-6
089-921-5141
600AM-2230PM(最終受付)
入浴料410円
泉質 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 47.8度
pH 9.1
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新春の四国を行く 2019 - 六時屋

2019-01-06 12:55:26 | B級グルメ
松山銘菓といえば一六タルトと思っていました。しかしそれは余所者の発想だと知りました。というのも、昨晩「北山軒」で六時屋タルトが振る舞われたのです。一六本舗はたしかに商売上手だが、味ならここだというのが女将の弁でした。かなり酔った状態ながらも、一六タルトに比べて柚子の風味を控えめにし、その分餡の風味が活かされていたという印象があります。両方土産に買ったため、帰り次第比べてみるつもりです。

★六時屋 道後店
松山市道後湯之町14−22
089-943-6060
900AM-2100PM
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新春の四国を行く 2019 - アサヒ

2019-01-06 11:47:50 | B級グルメ
短い間合いを経て戻ると、「アサヒ」の店先にはわずかとはいえ待ち客が。しまった、手遅れだったかと思ったのも束の間、座敷なら入れるとの案内があり、こちらもどうにか滑り込みと相成りました。
十年一日のごとく変わっていないかのように見える当店ですが、今回は変わった点が三つあります。まず、定休日に第二第四火曜が加わり、うどんが50円値上がりして600円になりました。新聞の値段と同様、一方の値上げが遅れて他方に及ぶ傾向があるだけに、いずれ「ことり」に波及するかが注目されるところではあります。
もう一つ変わったのはうどんのコシです。箸でつかんだだけでも切れてしまうほどやわらかかったうどんが、今回は一度も切れませんでした。茹で方が変わっただけで、こうも違いが出てくるとは思われず、うどん自体が変わった可能性もあります。このコシが次回以降どうなるかにも注目です。
ちなみに、玄関の衝立に掲げられる新春の句、今年は「三味線の音に聴き入り年始め」でした。

アサヒ
松山市湊町3-10-11
089-921-6470
1000AM-1800PM(売切御免)
水曜及び第二第四火曜定休
鍋焼うどん600円
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新春の四国を行く 2019 - みんなのひろば

2019-01-06 11:38:59 | 四国
昼時がますます迫ってくる中で、すぐさま「アサヒ」へ飛び込むことも考えました。しかし、急いだばかりにおいしくいただけないのでは本末転倒です。やはり最低限の間合いを置くのが賢明でしょう。そのようなとき立ち寄るのが、商店街の一角にある小公園です。
それまで車を止めていた時間貸の駐車場が、あるときから模様替えされてできた公園です。ところが今回訪ねたところ、月末で閉鎖との張り紙が。「みんなのひろば」なる愛称があること、社会実験の一環として設置されたことなどを、その張り紙で知りました。四年の務めを終えて閉鎖されるとの説明です。ここで一息入れるのはどうやら最後になりそうですが、今まで世話になったことに感謝します。
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新春の四国を行く 2019 - ことり

2019-01-06 11:23:57 | B級グルメ
松山城に上ってみようとも思いました。しかし、さらに引きずり昼時に重なれば、「ことり」と「アサヒ」が混み始めるのは必至です。昨日より多少はましと思える程度の曇り空では、その危険を冒してまで行く理由がありません。どうにか11時台の前半に駆け込むと、テーブルこそ全て埋まっていたものの、厨房の様子が見える小上がりに通されるという顛末です。

ことり
松山市湊町3-7-2
089-921-3003
1000AM-1400PM(売切御免)
水曜定休
鍋焼うどん550円
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新春の四国を行く 2019 - 愛媛県庁

2019-01-06 10:58:08 | 四国
松山での行動が、近年固定化される傾向にあります。暗くなってから投宿して一杯やり、翌日鍋焼うどんをいただいてから道後温泉に寄るというもので、それ以外の場所をほとんど知りません。松山城も一度訪ねたことしかなく、それも二昔以上前のことです。周辺を今一度歩いてみようと思い立ち、やってきたのは愛媛県庁です。
中央にドームを戴く威風堂々たる佇まいの庁舎です。石段を登って入る玄関へ、弧を描きつつ上っていくロータリーは、軒下に張り出すこれまた立派な車寄せに続いており、その両脇には蘇鉄が二本並ぶなど、細部の造りも凝っています。
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新春の四国を行く 2019 - チェックイン松山

2019-01-06 08:49:08 | 四国
昨晩は定宿の確立しない高松に泊まり、宿探しに余計な時間を費やしてしまいました。その点松山には定宿があり、無駄なく動けるはずでした。ところが宗旨替えという意外な結果となりました。
理由は偏に料金です。松山ニューグランドホテルをこれまで愛用してきたのは、低料金、繁華街に近い、大浴場付き、当日でも手配できる十分な収容力といった条件が、自分が宿に求めるものをことごとく満たしていたからに他なりません。最安値ではないものの、わずかな価格差を補って余りある価値がこの宿にはあったのです。ところが、今回は無視し得ない料金差がありました。狭かったり眺望がなかったりという、曰く付きの部屋については安いものの、それ以外は六千円を超える価格帯だったのです。それより千円以上安い値段で、同じく大浴場付きの宿が複数選べる状況だったため、その一つであったここに鞍替えした次第です。
結論からいえば、ほぼ同じ料金ならともかく、千円以上も差が付くなら、ここで十分事足りると実感しました。立地、客室、その他の設備は、ことごとく松山ニューグランドホテルと同等だからです。明らかに違うことといえば、繁華街の只中の一方通行路に面しており、なおかつ駐車場が分散しているため、駐車に若干手間取ることですが、料金差を考えれば十分受け入れられる程度の違いに過ぎません。今後は当日の料金次第で使い分けるのも一案でしょう。
ここならではの利点もあります。駐車場が14時まで使えることです。「アサヒ」と「ことり」も近いため、出庫の前に行ってきます。
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新春の四国を行く 2019 - 五日目

2019-01-06 08:26:56 | 四国
おはようございます。昨晩は久々に羽目を外し、「北山軒」を出て宿に戻ったのは二時過ぎでした。当然ながら、これだけ夜更かしすれば翌朝にも響いてきます。目が覚めたときには八時近くになっていました。今のところ、快晴とは行かないまでも淡い朝日が射しています。ただし、予報の上では終日曇となっており、この空模様が続くかどうかは微妙です。五日間のうち期待通りに晴れたのは、徳島にいた一日しかなく、昨日に至ってはさっぱりでした。安定した晴天を期待できることが、正月の四国を恒例行事にしてきた理由でもありますが、今回は残念ながら空振りに終わってしまうかもしれません。
こうなることは昨日の時点でも分かっていました。天候に多くを期待できそうにない状況を踏まえ、このまま切り上げ神戸に戻り、松山には時期を選んで再訪するという選択を、一時は真剣に考えました。しかるにそのまま走ってきたのは、松山と高知を両方残してしまうと、四国を少なくとも二度再訪する必要が出て、何かと面倒だったという事情によるところが一つです。しかし本当の理由はそれ以外のところにあります。今回はさておき、次回の活動に向けての布石を打っておきたかったのです。
昨日の時点で神戸に戻ったとすると、今日は米原あたりに車を置いて一旦帰り、次の三連休で北陸へ行くという流れに傾きます。つまり、何度も走った経路をなぞるだけということです。しかし、松山を起点にすると、しなまみ海道を渡って尾道、福山あたりまで駒を進め、そこを拠点に一時帰京するという選択肢が出てきます。これにより、長らく走っていない中国地方を回れるという寸法です。
そのような狙いもあり、基本的にはしまなみ海道経由の方向に傾いていますが、来た道を引き返し、坂出から帰る可能性がないわけではありません。いずれにしても「サンライズ」に乗り、翌朝帰着の予定です。
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新春の四国を行く 2019 - 北山軒

2019-01-06 01:10:25 | 居酒屋
奈良、徳島、高松と渡り歩いてきた中で、居酒屋はいずれも一軒限りにとどめました。今夜が道中最初で最後のはしご酒です。もう一軒続けざまに行く余裕はさすがにありません。しかし、宿に一旦退却し、そのまま眠りに落ちるかと思いきや、意外なほどに余力があります。一呼吸置いてから出直しました。続いて訪ねるのは「北山軒」です。
「小判道場」の店主らにも近い年代と思しき、高齢の女将が仕切るカウンターだけの店です。お世辞にもきれいとは言い難い店構えからしても、いかにも中高年のたまり場然としています。それででも老若男女問わぬ地元客が訪れるのは、鹿児島の名店「のり一」を彷彿させる、呑んだ後の胃に優しい中華そばと、温厚で社交的な女将の人柄のおかげでしょう。この味と女将が健在である限り、挨拶がてら足を運びたいと思う一軒です。

北山軒
松山市二番町2-2-10
089-945-9920
1830PM-400AM

石鎚
おでん二品
ラーメン
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