日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

四国北陸縦断ツアー 続編 - 糸吉言侖

2019-01-28 11:06:47 | 北陸
引き続き宿に車を置かせてもらい、卯辰山の寺院群をひとしきり歩いてから戻りました。11時までに切り上げることについては決めていました。その頃から降り出すと予想されていたのに加えて、名古屋へ行くかどうかを決断する事実上の期限でもあったからです。結論から申しますと、このまま走って帰ります。
要するに、「やりきった」という心情が、「まだやれる」という心情に勝ったということです。やり残したことが何一つないわけではありません。来週末に再訪しても、それなりに楽しめるのだろうとは思います。しかし、すぐに再訪したいと思っているわけではありません。今回の活動を通じ、冬の一番よい時期を満喫できたという実感があるからです。
そもそも、さらに一週延ばそうと考えたのは、雨の中を走るのが面倒なのと、有給休暇を一日節約したいことの二点に尽き、いずれも後ろ向きな理由に基づいています。暖かくなるまでの間に、もう一度北陸を旅するにはやぶさかでないものの、間髪入れずに戻るより、もう少し春らしくなった頃に訪ねた方が楽しめそうな気がします。その結果、わずかばかりの未練を残し、今日はこのまま帰ろうという結論に落ち着いた次第です。
予報は見事に的中し、11時まであと5分となったところで降り出してきました。引き続き的中するなら、先週同様の本降りになると予想されます。時々轟々と吹く風も、この先の難航を予想させます。しかし、それでもなお帰るという決断をしたのは、「やりきった」と心から思えたということでもあります。無情の雨を嘆くより、北陸の冬を心行くまで満喫できたことに感謝したいものです。

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