日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2021 - モスバーガー小樽静屋通店

2021-10-31 09:40:23 | MOS
北海道の寒さは一枚上手です。自転車でしばらく走ったにもかかわらず、身体は全く温まりません。朝食がてら暖を取るつもりでMOSを訪ねると、店頭にはモスチキンのご予約カードがありました。秋から冬への移り変わりを実感させられる一幕です。

モスバーガー小樽静屋通店
小樽市稲穂2-16-3
0134-33-8899
900AM-2300PM
第502号
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北海道花見の旅 2021 - モスバーガー小樽静屋通店

2021-05-08 09:26:41 | MOS
宿併設の駐車場は一泊1500円でした。しかし、札幌はともかくとして小樽なら、それより安い時間貸が必ずあると思っていました。24時間900円のところに車を止めたまま、小樽の街を歩きます。朝食がてら立ち寄ったのは静屋通のモスバーガーです。店先に並ぶ鉢植えと、緑色をした看板の彩りが調和しています。レジで迎えてくれたのは、店主と思しき歳風体の人物でした。昔ながらの赤看板は架け替えられても、古きよき時代の雰囲気だけは変わりません。

モスバーガー小樽静屋通店
小樽市稲穂2-16-3
0134-33-8899
900AM-2300PM
第502号
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東北縦断花見の旅 2021完結編 - モスバーガー弘前駅前店

2021-04-25 09:59:37 | MOS
九時を過ぎると日が射して、すわ雨上がりの青空かと色めき立つも、元の木阿弥となりました。再度予報を調べてみると、回復が少し遅れているようです。しかし幸い、天気待ちにはお誂え向きの題材がありました。駅前のMOSに立ち寄ります。
駅前を名乗りながらも数分歩くという立地は、二昔前の店舗を彷彿させます。実際のところ、公式には弘前中野店の移転開業という触れ込みで、前身の頃も含めるとかなりの歴史を持つ店舗です。外観は遠目に見ても安普請ながら、床、壁、天井に白木を奢った客席の造りは上々です。テーブルだけは紛い物かと思いきや、叩いたときに固い音が鳴ることからすると、本物の板が奢られているのかもしれません。一枚板というわけではなく、細長い板を何枚かつなぎ合わせたものではありますが、張りぼての安物が当たり前となって久しい中、歓迎すべき変化です。

モスバーガー弘前駅前店
弘前市大字駅前2-10-7
0172-55-7321
700AM-2300PM
第8145号
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春まだ浅い房総へ - モスバーガー千葉大学前店

2021-02-23 19:07:04 | MOS
古きよきMOSの宝庫が名実ともに終焉を迎えました。千葉大学前店が全面改装されていたのです。
多くの人は、明るくきれいになったと思うのかもしれません。実際のところ、外観からして安っぽい近時の店舗に比べれば、まともな部類ではあります。しかし、同じく全面改装された土気駅前店に比べて、個性の点では譲ります。加えて興醒めするのが全自動のレジです。いわゆるセルフレジの要領で支払った後、フードコートによくある電子式の呼び鈴を渡され、鳴り次第カウンターへ取りに行くという無粋な仕組みは、物騒なご時世を受けた苦肉の策の一つでしょうか。社会情勢を考えればやむを得ないこととはいえども、懐古主義者の一人として、あの店舗がこうも変わってしまったかと嘆きたくなるのは人情です。
思えば前回訪ねたとき、改装の告知が出てはいたのです。ただしそれは開店を数時間繰り下げるというものでした。その程度の時間で何もかも変えられるはずはなかろうと、高を括っていたものの、結果としてはあれが見納めとなりました。せめてもの救いは、白いMマークを掲げた店先の行灯が、厨房に立つ跡取り共々、引き続き務めを果たしていることです。レジカウンターの前にある持ち帰り客向けのベンチと、洗面台も残りました。古きよき時代の名残が、わずかとはいえ保たれたのはせめてもの救いです。

モスバーガー千葉大学前店
千葉市稲毛区緑町1-26-6
043-247-5655
1000AM-2000PM
第745号
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春まだ浅い信濃路へ 2021 - 旧モスバーガー塩山駅前店

2021-02-13 11:33:16 | MOS
引き続き県道を走って甲府盆地に下りました。塩山のMOSの跡地を定点観察していきます。
店舗ありし頃の造りはそのまま残っているものの、気になる変化が一つあります。建物がもぬけの殻になっているのです。こちらの記憶がたしかなら、客席にあったテーブルと椅子が残されていたにもかかわらず、それらも撤去されました。その背景にあると思われるのは、MOSと同じ一階にある店舗の跡に掲げられた破産の告知です。建物を所有していた大家が破産し、それに伴い空家になったと考えれば辻褄が合います。しかし、一つだけ不可解なのは、告知の日付が平成31年、つまり一昨年だということです。blogの記録を繙くと、去年こちらを訪ねたときは、店舗の跡地が半公営の休憩所になっていました。大家が破産したことによりもぬけの殻になったとすると、店舗の跡地が利用されていたことの説明がつきません。真相のほどはさておき、今後の動向が気になるところです。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - モスバーガー仙台六丁の目店

2020-12-31 12:02:02 | MOS
市内及び郊外にいくつもある利久の中から大和町店を選んだのは、一石二鳥を狙ったために他なりません。東へ少し走ったところにMOSがあるという寸法です。仙台六丁の目店を一年ぶりに再訪します。
去年も大晦日に訪ねました。物騒なご時世につき客席が間引かれてはいるものの、持ち帰り客が次から次へと訪れる様子はあの日と変わりません。飲食店には厳しい状況が続く中、健在であってくれたことを幸いに思います。

モスバーガー仙台六丁の目店
仙台市若林区六丁の目西町3-41
022-288-6355
900AM-2300PM
第4861号
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明かり煌めく仙台へ 2020 - うめや商店

2020-12-28 16:43:29 | MOS
詳しくは後で述べますが、結局悪魔のささやきに負けました。会津若松へ舞い戻ったことにより、忘れ物を取り戻すことができます。立ち寄るのはうめや商店です。
忘れ物と表現するのは、ここに寄るのをすっかり忘れていたからです。植木屋商店、渡辺宗太商店の二軒に比べて付き合いが浅く、自分の中での存在感が希薄だったためでしょう。しかし、会津の地酒の品揃えは既存の双璧にも引けを取りません。

うめや商店
会津若松市大町1-2-39
0242-22-1547
900AM-1900PM(祝日 -1800PM)
日曜定休
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明かり煌めく仙台へ 2020 - モスバーガー会津喜多方店

2020-12-28 14:52:06 | MOS
会津若松を出るまでは順調だったにもかかわらず、喜多方での八連敗で時間を消費し、雲行きが俄に怪しくなってきました。もう一泊と悪魔が囁き始める中、ひとまずMOSで腹ごなしをしていきます。
昔ながらの佇まいを残したMOSも、年々少なくなってきました。あまつさえ一連の騒動が追い打ちをかける中、当店の動静が俄然気になるところでした。幸いにして店は健在だったものの、一切無縁というわけにもいきません。玄関にあったのは、当面八時で店仕舞いする旨を告知する張り紙です。レジカウンターには例によってビニールの幕が貼られています。二人掛けのテーブル席は向かいの席を撤去して一人用となり、四人掛けのテーブルも向かい合わせで二席分に減らされ、間には衝立が置かれるようになりました。世知辛いご時世を否応なしに感じる光景です。
しかし、年代を感じさせないほど艶やかに磨かれ、気の利いた小物で飾られた店内は健在です。紙ナフキンを収めるコーヒーカップを模した容器はおそらく手作りでしょう。中央にあしらわれた赤いMマークが心憎いばかりです。かつてない苦境の中、この店舗が受け継がれていくことを願ってやみません。

モスバーガー会津喜多方店
喜多方市字井戸尻4129-1
0241-22-1342
900AM-2000PM
第540号
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晩秋の大地を行く 2020 - モスバーガー小樽静屋通店

2020-10-17 12:42:30 | MOS
下山して小樽市街に戻りました。長きにわたり足止めされ、MOSに寄るのも八ヶ月ぶりです。小樽静屋通店で遅い朝食兼昼食をいただきます。
今回の渡道に先立ち知ったのは、帯広駅前店が残念ながら閉店し、郊外型の店舗に置き換えられたことです。あまつさえ、滝川店まで閉店し、古きよき時代の面影を残す道内のMOSとしては、当店が事実上最後の砦となりました。しかし、物騒なご時世を反映して席の数が減らされ、使われているのは二人掛けのテーブル四つだけです。そのテーブルさえ全てが埋まってはいない現状からも、苦境のほどが窺われます。この状況を乗り越えて、いずれ再会できることを願ってやみません。

モスバーガー小樽静屋通店
小樽市稲穂2-16-3
0134-33-8899
900AM-2300PM
第502号
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春まだ浅い信濃路へ 2020 - 旧モスバーガー塩山駅前店

2020-02-29 10:52:37 | MOS
左回りに周回して甲府盆地に下りました。続いてはMOSの跡地を定点観察していきます。
一昨年ここを訪ねたとき、現役当時のレジカウンターが残っているのを窓越しに見て驚きました。ただしその時点では、居抜きで入っていた店が撤退した後のようでした。後釜の店が入れば全面的に改装されてもおかしくはありません。一抹の不安を抱きながらも現地へ乗り込むと、果たせるかな跡地には代わりの店子が入ったようです。
屋号は9K舎とあります。その名の通り、誰でも寄れる休憩所だそうです。駅前にありながら、なかなか借り手がつかないことから、役所か何かが借り上げたのかもしれません。惜しむらくは月水金しか開放されないことですが、レジはもちろん客席がほぼそのまま残っているのは窓越しにも分かります。ここだけのために休みをとるのは現実味に欠けるとしても、信州へ行くついでならありでしょう。いずれ訪ねてみることも検討する必要がありそうです。
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冬晴れの駿河を行く 2020 - モスバーガー大井松田店

2020-02-02 21:11:51 | MOS
年末に比べ日の入りが40分延びたことにより、清水を出るのがその分遅くなりました。一方、前回は東名の事故渋滞に巻き込まれ、小一時間余計にかかったという違いがあります。それぞれの影響が打ち消し合い、大井松田には九時過ぎに着くというほぼ同様の結果です。今回もMOSで小旅行を締めくくります。

モスバーガー大井松田店
足柄上郡大井町金子95-9
0465-83-5300
900AM-2200PM
第364号
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新春の四国を行く 2020 - モスバーガー松山フライブルク通り店

2020-01-06 18:20:35 | MOS
出発前からの既定方針を踏襲し、今夜は松山に連泊します。最短経路は国道317号線ですが、距離以外に利点はないと去年走って思いました。往路と同じ196号線を経由して戻れば、沿道にMOSが現れます。久々に松山フライブルク通り店を訪ねました。
決して大きくはない集合住宅の1階にある、ドライブスルーもない手狭な店舗です。それでも時代の荒波を乗り越えて、比較的近年まで赤看板を掲げていました。緑に交換されたのは五年前のことです。それで見切りをつけたつもりはないものの、毎年のように訪ねていたこの店舗から、その後はなぜか足が遠のいて現在に至ります。
いつのことだったか、公式サイトの店舗紹介で、この店が改装されるという情報を小耳に挟んだような気がします。往年の雰囲気を色濃く残す店内が、改装により一変していないかが気になるところではありました。しかし、幸いにも大きく変わったところは見受けられません。一目で分かる違いといえば、テーブルが叩けば鳴る安物に交換されてしまったことだけです。二つある間仕切りも、改装により付け加えられたものでしょう。あとは客席の照明が替わったのかもしれません。逆にいうと、それ以外は何もかも残ったということを意味します。レジカウンターの中央にはめ込まれた赤いMマークも、店先に鎮座する白いMマークを戴いた行灯もそのままです。こちらの再訪を待っていてくれたかのような健在ぶりは、何とも感慨深いものがありました。

モスバーガー松山フライブルク通り店
松山市生石町153
089-931-5255
900AM-2400PM
第917号
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明かり煌めく仙台へ 2019 - モスバーガー郡山新さくら通り店

2019-12-31 18:32:22 | MOS
先ほど最後の一軒と申したばかりですが、図らずも前言撤回となりました。移動の前に再びMOSを訪ねます。
MOS一軒で満腹にするためには、千円を大きく超える出費が必要です。それだけ出すまでもなく、より満足できる選択肢はいくらでもあります。その結果、小腹を満たす程度にとどめ、居心地を楽しむことに重きを置いているのが実情です。しかし、今日は朝から二食続けてMOSとなり、それだけでは帰着まで持ちそうにありませんでした。さりとて再び腹ごしらえをしようにも、大晦日ではめぼしい選択肢もありません。そのような状況において、頃合いの距離に未踏の店舗があったため、この機会に訪ねてみたというのが真相です。
暗い中でも安普請だと一目で分かる店舗が最近多い中、こちらの店舗は一昔少々前に流行った南欧風の店舗です。ドライブスルーの構造上、四面ある壁のうち二面については注文口と受渡口に充てられますが、残る二面にはアーチが連続するテラスが張り出しており、小洒落た佇まいに仕立てられています。店内も、南欧風店舗が流行った当時を彷彿させる、白と焦茶を基調にした色彩です。叩けば鳴る張りぼてのテーブルこそいただけないものの、床から立ち上がる大きな窓の向こうにはテラスのアーチが見えており、暗い中でも客席からの眺めは上々です。大きな三角屋根の内側は吹き抜けになっており、白木の板で仕上げられた天井を、艶やかに光るニス塗りの木組みが支えます。古きよき店舗を二軒回ったその後に、最近開店した安っぽい店舗など訪ねては、蛇足になりはしないかが懸念材料でした。しかし幸い杞憂に終わってくれました。

モスバーガー郡山新さくら通り店
郡山市堤2-28-1
024-962-4020
900AM-2400PM(土日祝日 800AM- )
第5012号
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明かり煌めく仙台へ 2019 - モスバーガー福島鎌田店

2019-12-31 15:57:10 | MOS
今月に入ってMOSを訪ねる頻度が俄に上がりました。しかしこれがおそらく今年最後の一軒になるでしょう。トリを飾るのは福島鎌田店です。偶然とはいえ、東福島駅から国道4号線への経路上という立地は出来過ぎています。
こちらの店舗を久々に訪ねたのは去年のことです。一年という短い間合いでの再訪だけに、店内に特段変わったところは見当たらないものの、これは往年の雰囲気が保たれているということでもあります。それに加えて気付いたのは、玄関の周囲のプランターに色とりどりの花が咲いていることです。殺風景になりがちなスーパーの一角に、花壇で彩りを添えようということなのでしょう。心温まる計らいは、同じくスーパーに間借りする会津喜多方店を彷彿させるものでした。最後を飾るにふさわしい一軒です。

モスバーガー福島鎌田店
福島市鎌田字一里塚9-19
024-553-9705
700AM-2400PM
第740号
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明かり煌めく仙台へ 2019 - モスバーガー仙台六丁の目店

2019-12-31 11:25:49 | MOS
牛タンの店が開くのを待って入るのが、仙台に泊まった翌日の定跡です。しかるに大晦日という条件が災いし、めぼしい店はことごとく正月休みに入ってしまいました。代わりにどこへ行くかと考えたとき、閃いたのはMOSでした。久々に六丁の目店を再訪します。
公式サイトの紹介でも、仙台市内最古参を掲げる店舗です。その矜持の表れか、近年まで赤看板を掲げていた店舗の一つでもあります。最後に訪ねた三年前は、その看板が緑に交換されながらも、それ以外はことごとく健在なのを確かめました。千葉の二軒を始めとして、往年の姿を保ってきた店舗が、近年の改装により様変わりするところも散見される中、こちらの店舗の動静も気になるところではありましたが、幸い何一つ変わったところはなさそうです。
「なさそう」というのは、客席が若干改装されていると、前回訪ねたときの記録にあるからです。ざっと見回す限りでは、中ほどに三つある円卓と椅子は、明らかに最近交換されたものです。テーブル席に四脚ある椅子についても同じでしょう。しかしそれ以外は何もかもが昔のままといっても過言ではありません。艶やかに磨かれたニス塗りのテーブルがよい味を出しています。
それにしても、大晦日ということもあるのか、昼時を前にたいそうな賑わいになってきました。その大半がテレフォンオーダーの持ち帰りです。正月休みで外食の選択肢が限られ、さりとて家事は休みたい大晦日、我が家に持ち帰っていただこうという方々が多いのでしょうか。必然的に注文は立て込み、飛び込みのお客には30分近くかかるとの一言も。着くのがあと少しでも遅れれば、飲み物だけしかいただけなかったかもしれません。またしても年の瀬を実感する一幕でした。

モスバーガー仙台六丁の目店
仙台市若林区六丁の目西町3-41
022-288-6355
900AM-2300PM
第4861号
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