日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - 午前零時の勾当台

2015-04-26 23:59:12 | 東北
48号線を順調に走り、西道路を抜けて仙台市街に入りました。出発からの走行距離は600kmをわずかに超えたところです。
仙台に車で来たのは、昨秋北海道への往路でフェリーに乗ったとき以来です。そのときはフェリーに乗るだけが目的だったため、訪ねたと称するにはいささかおこがましいものがあります。今回も長距離移動の途中に通ったというのが実態であり、実質的に滞在したのは一昨年の花見が最後です。かつては全国の中でもとりわけ足繁く通った仙台ですが、近年は車でも列車でも頻度が大きく落ちてしまいました。

日付も変わろうとする頃になって、わざわざ市街に立ち寄ったのは、勾当台公園の八重桜を目当てにしてのことです。一昨年まで、仙台は花見の旅における重要な中継点となっていました。花見の旅でありながら、とうに見頃を過ぎた仙台を経由するとは、一見すると無駄にも思える行程です。しかし、会津、置賜と南東北を周遊する前半戦から、弘前へ北上する後半戦との中間に、杜の都の新緑と八重桜が加わることによって、一週間を超す長旅に絶妙な幕間が生まれ、場面の変化がより引き立つというわけです。今回は日程が短く、仙台は真っ先に外さざるを得なかったものの、せめて八重桜だけ眺めて行こうと思い立ちました。
ここまでの開花状況からおよそ察しがついた通り、八重桜は今まさに最盛期を迎えています。暗い中で判然とはしないものの、街路樹の新緑も鮮やかなのでしょう。新緑といえば、桜にも勝る杜の都の風物詩だけに、機会を改めて再訪してみたいという考えはあります。しかし、それは少なくとも大型連休が明けてからとなり、その頃には八重桜も散っているわけです。街灯に照らされたつつましやかな姿とはいえ、一目見られたことを幸いに思います。
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東北縦断花見の旅 - 強行軍

2015-04-26 22:14:35 | 東北
287号線をひた走り神町駅にやってきました。花見の旅では毎度立ち寄り、昨秋は一夜の宿をとった場所でもあります。そのとき駅前広場が整備されると聞いて、駅舎にも影響が及ぶかと懸念したところが、背の高い個性的な木造駅舎は何一つ変わることなく健在です。
手順を変えると言いながら、会津若松を素通りした以外は、ここまで例年とほぼ同じ経路を走っています。当然ながら、地図を開く場面もほとんどありません。どこで右左折するかを含め、身体が無意識に覚えていることに気付きました。
ここからは48号線で県境を越え仙台に向かいます。出発からの走行距離が500kmを超えたため、給油は仙台で済ませなければなりません。まだ開いている銭湯があるなら、一風呂浴びてから東北道に乗ります。そのような野暮用を済ませてからとなると、間違いなく日付は変わっているでしょう。弘前まで300kmとはいえ、一睡もしないわけにはいかず、明朝の到着は厳しくなってきました。ただし、平日という条件もあり、混雑に関しては身構える必要もなさそうです。とりあえず、午前中に着ければよしとしておきます。

それにしても、大した休息もとらずに旅立ち、昨日は車中泊で済ませ、それに続いて今夜は深夜の長距離移動です。我ながらよく体力が続くものだと思います。正直なところ、この時間になるとさすがに疲れが出始めており、東北道に乗った瞬間たまった疲れが噴出するかもしれません。目の前には昨秋世話になった旅館もあり、ここに一泊して行きたいと考えるのは人情です。
しかし、車中泊と深夜の長距離移動を織り交ぜながらの強行軍は、過酷に思える一方で楽しくもあります。かつては年中繰り返していた芸当も、四十を過ぎるとさすがにきつく、近年では弘前まで一週間近くもかけて北上するのが恒例化していた中、今回は若かりし頃に戻ったような気がしています。北上する過程こそ花見の旅の真骨頂だとすれば、今が道中で最も楽しい時間なのかもしれません。
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東北縦断花見の旅 - 金ちゃんラーメン白鷹店

2015-04-26 20:40:58 | B級グルメ
さくら回廊の古木めぐりという宿願は、またしてもおあずけに終わりました。その代わりに、今日はもう一つの宿願を達成しました。金ちゃんラーメンの新規開拓です。
金ちゃんラーメンというと、自身行ったことがあるのは米沢、高畠の両店しかありません。県内にいくつかある他の店には、何度か振られたり、素通りせざるを得なかったりで、なかなか縁がなかったのです。たとえば、宮内の総本山には営業時間が短すぎてなかなか行けず、長井の店はいつも品切れで閉店しており、本日も見事なまでの返り討ちとなりました。谷地の店はご当地名物の肉そばとの兼ね合いで見送らざるを得ず、山形の店は駅からあまりに遠すぎて、汽車旅ではとても立ち寄ることができませんでした。この白鷹店も、昨秋米沢に泊まったときに素通りしており、今回ようやく念願叶った次第です。
そこまで待望したこの店の中華そばは、まさに期待通りの逸品でした。中華そばの280円増しという価格にやや躊躇しつつもチャーシューメンを選ぶと、運ばれてきたのは見た目にも迫力のある丼です。モモ肉のチャーシューが七枚、龍を描いた丼の淵に張り付く出で立ちは、高畠店にも通ずるものの、あちらの巻きチャーシューに対し、この店では腿肉のチャーシューが使われます。味付けをあまり濃くせず、肉の旨味と食感を味わうように調理されているのは、米沢店と同じ路線です。
味わいも全体的には米沢店に近いものがあります。スープの色はわずかに淡く、なおかつわずかに濁っており、一口含んだ瞬間の鮮烈さこそ一歩譲るものの、舌が慣れてくると麺、チャーシューを含めほとんど同じ味のように感じられます。同じ日にいただいたにもかかわらずそう思うのですから、丼を二つ並べて試食しない限り、それぞれの違いは分からないのではないでしょうか。これは取りも直さず、この店のラーメンが完成されているということでもあります。もちろん汁一滴残さず完食と相成りました。

金ちゃんラーメン白鷹店
西置賜郡白鷹町大字荒砥甲680-1
0238-85-3360
平日1100AM-1430PM/1700PM-2100PM
土日祝日1100AM-2100PM
チャーシューメン880円
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東北縦断花見の旅 - 釜の越桜

2015-04-26 20:13:59 | 東北
さくら回廊に数多ある名木の中でも、久保桜と並んで広く知られた釜の越桜を訪ねます。夜桜を目当てにしていたところが、いざ乗り込むと暗闇でした。
一昨年訪ねたときは、樹勢が弱まっているとの理由で、夜桜が八時半という半端な時間で終わりました。その後さらに終了時刻が繰り上がったのでしょうか。いくつかある投光器も、主役の越桜ではなく、その背後に二本並んだエドヒガンを照らすようになっており、それらを介して越桜が間接的に浮かび上がるという仕掛けのようです。七時過ぎまで残照があったことを考えると、仮に八時で終わるとしても、実質的な夜桜は一時間ほどしかないことになります。とはいえ、樹木の保護が目的ならば仕方はありません。
幸いだったのは、半月が出ており、月明かりに浮かぶ姿を見られたことです。ただし、月と重なる絵柄を探して、どうにか撮影を試みたものの、EOS-1D Xの性能をもってしても、「一応押さえた」という程度が精一杯でした。写真には頼らず、瞼にしかと焼き付けておきたい印象的な光景です。
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東北縦断花見の旅 - 久保桜再び

2015-04-26 18:51:04 | 東北
暦の上では間もなく初夏となる頃だけに、日の入りが遅いのはもちろんのこと、その後の時間も長くなってきました。山陰に日が落ちてから一時間経つというのに、西の空にはまだ残照が残っており、完全に暗くなるまで少なくとも30分前後はかかりそうです。しかし、夜桜としてはちょうどよい頃合いになってきたため、ここらで花見を再開します。
今日は昨日に比べて一段と気温が上がり、日中の気温は朝から15度を超え、最高では20度も超えました。しかし、日が落ちてから急に冷え、長袖シャツに着替えただけでは肌寒く、さらに上着を羽織るとちょうどよさそうに感じられます。つまり、体感温度としては昨晩と大差がないということです。それでいながら、数字の上ではまだ18度もあるというのが信じられません。気温と体感温度がこれほど離れるのは珍しいような気がします。
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東北縦断花見の旅 - 舞台は北へ

2015-04-26 18:08:02 | 東北
六時を前にしてまず小学校のソメイヨシノが、次いで久保桜が日陰に隠れ、それと同時に投光器の明かりがつきました。これから残照が弱まるにつれて、久保桜が再び浮かび上がってくるでしょう。本日の夜桜は、この久保桜と、釜の越桜の二本立てとなりそうです。

さて、置賜に残りたければ残り、一区切りつけば次は弘前だと今朝方申しました。結論としては、南東北での花見は今日で切り上げ、仙台から東北道で一気に北上します。
米沢以遠の置賜では、実に四年ぶりとなる好天だけに、宿願だったさくら回廊の古木めぐりに、もう一日かけたいのはやまやまなのです。しかし、繰り返し申している通り、今回は日程が例年の半分しかない以上、何かを切らなければ旅が成り立ちません。本日の開花状況からして、周辺の古木は見頃から散り際へ向かう頃と予想され、ソメイヨシノに多くを期待することもできない以上、さらに一日注ぎ込むかという問題が出てきます。加えて今日が日曜で、米沢に戻っても呑み屋の心当たりが一切なく、一杯やりたければ会津若松まで延々引き返さなければならないという事情もありました。
全体を通じて見れば、五日の日程を南東北と北東北のどちらに多く注ぎ込むかという選択でもあります。はるばる北上するならば、遠い方により多くの時間をかけるのが順当というものでしょう。朝の時点では、相当逡巡するかと思ったところが、いざ蓋を開ければさほどの迷いもなく決断に至りました。
夜桜見物を終えてどこかで一風呂浴び、腹ごしらえも済ませるとすれば、仙台に着くのは深夜になるでしょう。そのまま東北道に乗って体力の続く限り走り、力尽きたところで仮眠をとって、明朝なるべく早い時間に弘前へ乗り込むつもりです。
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東北縦断花見の旅 - 久保桜

2015-04-26 17:50:08 | 東北
予想通り、置賜に数多ある名所を一日で回りきれるはずもなく、夕日は間もなく山陰に隠れようとしています。しかし、明るいうちに真打を見られたのは幸いでした。もちろん「伊佐沢の久保桜」のことです。
主役の久保桜は散りかけてはいながらもまだ見頃、隣にある小学校のソメイヨシノは、やはりまばらに咲いているというのが本日の状況です。米沢、赤湯、宮内に伊佐沢と、本日訪ねた場所では一昨年とほぼ同じ開花状況となっています。暦としては今回の方が四、五日ほど早いとはいえ、遅咲きだった一昨年との比較では、平年並みといってもよいのではないでしょうか。
常々申している通り、千年を超すような樹齢になると、もはや桜というよりそれ自体が一つの存在と化してきます。個人的には、何本もの杭に支えられた老木より、矍鑠と自立している古木の方が好みではあるのです。しかし、今日の久保桜はなかなかのものでした。何度もカメラに収めてきた絵葉書的な構図はともかく、夕日が傾く時間帯だったこともあり、独特の立ち姿が影絵のようになり、花びらも白く光って実に印象的だったのです。さくら回廊の古木をめぐるという宿願は、今回も果たせないまま終わったものの、真打である久保桜の、出色といえる光景で締めくくれたのは幸いでした。
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東北縦断花見の旅 - 西大塚駅

2015-04-26 17:07:48 | 東北
西日は次第に傾き、今日も時間が押してきました。しかし、昨日の小野新町駅と同様、経路上必然的に立ち寄らざるを得ない場所があります。山形鉄道の西大塚駅です。
ローカル線らしい小柄な木造駅舎は、無塗装の羽目板もそのままに健在でした。毎年深い雪に閉ざされるにもかかわらず、特に傾いだ様子もないのは大したものです。改めて観察すると、小さな待合室に出札窓口と荷物窓口が並び、格子の意匠も凝っています。さらに、正面の壁には雪下ろしに使うと思しき木製の梯子が。何度となく訪ねたにもかかわらず、今の今まで気付かなかったのは、羽目板の風合いとそれだけ一体化していたからに他なりません。当時の職人の仕事ぶりが、ありありと感じられる名建築です。
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東北縦断花見の旅 - 慶海桜

2015-04-26 16:16:55 | 東北
眺陽桜をこの公園の表の顔とするなら、裏の顔といえるのが慶海桜です。園内の中心の、最も見晴らしのよい場所に立つ眺陽桜に対し、こちらは人通りのさらに少ない外周の通路に面しており、すぐ下には住宅があって、眺望に関しても一歩譲ります。しかし、立ち姿の味わいに関しては、この桜の方がむしろ上ではないかとさえ感じられます。
百五十年という樹齢は眺陽桜とほぼ同じでありながら、樹勢が弱っているのか、蕾さえつかない枝が相当数あり、一見すると枯れ木のようです。しかし、場所を少し変えると今がまさに見頃で、上の方が西日を浴び、下の方が日陰に隠れつつある状況は、昨日眺めた五斗蒔田桜をどことなく彷彿させます。
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東北縦断花見の旅 - 双松公園

2015-04-26 15:42:04 | 東北
県外にも広く知られた烏帽子山公園を表とするなら、いわば裏ともいえる名所が双松公園です。赤湯と並ぶ南陽市のもう一つの市街地である宮内に位置し、小高い丘の上にあるところはよく似通っていながらも、規模はやや小さく、見物客はごくわずかという違いが、実に好対照をなしています。
最盛期の様子を一度は眺めている烏帽子山に対し、初めてここを訪ねたのは桜があらかた散った三年前、次に訪ねたのはそもそも花が咲かなかった一昨年で、いずれも天候はよくありませんでした。それだけに、初めて晴れた今回、どんな眺めになるかという期待がある一方、赤湯の状況からして、ここでも花が咲かないのではないかという懸念を抱きつつの再訪となりました。
予想通り、ソメイヨシノの花は遠目に見てもまばらと分かります。しかし、烏帽子山と違いエドヒガンはまだ十分見頃で、この公園の真打である「眺陽桜」も午後の日差しを浴びて佇んでいました。なだらかな斜面に立つ枝垂桜が風に揺れ、その向こうには宮内の町並みが広がり、彼方には残雪の山々が連なります。過去二回は仮想するしかなかった光景に、三度目の正直でようやく出会えました。
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東北縦断花見の旅 - 烏帽子山公園

2015-04-26 13:50:55 | 東北
13号線を北上して赤湯に着きました。さくら名所百選の一つであり、花見の旅でも必須の目的地の一つとしてきた烏帽子山公園を訪ねます。
国道からそれて市街への道を直進すると、小高い丘にあるこの公園が、かなり手前の方から見えてきます。その時点で判別できたのは、最盛期には程遠いとうことでした。それと同時に疑ったのは、そもそも花が少ないのではないかということです。開花情報によれば、今年は米沢よりも赤湯の方が遅咲きだと聞いており、米沢の状況からしても、本来ならこちらはまだ見頃ということになります。それにもかかわらず、遠くからでも散ったように見えることからして、先ほど訪ねた西米沢駅と同じことが、ここでも起きているのではと直感したわけです。
そして、この予想は残念ながら的中しました。エドヒガンは既に散り始めており、ソメイヨシノについては満開の木もあるにはあるものの、その木でさえ花はかなりまばらに見えます。花のない場所から若葉だけが出ているのは、一昨年ここで見たのと全く同じ現象です。

ここの真骨頂といえば、何といってもめくるめく展開する場面の変化でしょう。ソメイヨシノ一辺倒ではなく、エドヒガン、紅枝垂など様々な桜が、小高い丘の起伏を活かして巧みに配され、寺に神社と恰好の点景もあり、小高い丘から赤湯の町を見下ろせば、彼方には残雪の飯豊山と朝日連峰が連なります。桜自体が見事なのはもちろんのこと、点景を含め変化に富んで、一瞬たりとも退屈しないという点では、ここが弘前と並ぶ東北の双璧ではないでしょうか。実際のところ、初めてここを訪ねた五年前は、絢爛豪華な夜桜に圧倒され、満開かつ快晴の条件で訪ねた四年前は、延々四時間半も滞在してしまいました。そのときに比べれば、今日の眺めは格落ちにならざるを得ません。手短に切り上げて先を目指した方がよさそうです。
それにしても、初回と二回目こそ圧倒的な眺めを体感したものの、その翌年はあらかた散った上に土砂降りの雨、さらに翌年は今回と同様花が咲かず、去年に至ってはあろうことか事故を起こして、ここにはたどり着けませんでした。福島から米沢にかけては、毎度好天、満開といった好条件に恵まれるにもかかわらず、ここからさくら回廊にかけてはどういうわけか空振り続きです。天気は文句なしの快晴だけに、今度こそはと思ったのですがorz
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東北縦断花見の旅 - 金ちゃんラーメン米沢店

2015-04-26 12:10:33 | B級グルメ
一日では到底回りきれないほどの名所があるにもかかわらず、あえて先を急がなかったのには理由があります。米沢に来た以上、お昼は「金ちゃんラーメン」をいただく以外の選択肢が考えられなかったからです。一区切りついたところで開店時刻がやってきたため、満を持して乗り込みました。
経験上、開店直後に入っても相当数先客がいるのは分かっていたため、開店時刻の少し前に乗り込むと、営業中の幟がまさに掲げられようとする絶妙な頃合いでした。それと同時に、駐車場で待っていた三組ほどが店内に入り、自分が本日の四組目となります。その後も次々お客が現れ、開店から10分少々経った頃には待ち客が出ているのですから、相変わらずたいそうな繁盛ぶりです。
当店の中華そばの中でもとりわけ秀逸なのが、一口目にスープをすすった瞬間立ち上る、カエシとスープの絶妙な風味です。この味わいを表現するのは、自分の語彙では到底できず、並のグルメレポーターでも難しいでしょう。もちろん汁一滴残さずいただきたい逸品ではありますが、食べ進めるにつれて舌が慣れてくると、スープの味わいが麺、チャーシューなどとなじんできて、結果的に一口目で感じる鮮烈さは判然としなくなります。それだけに、一口目こそこの店の中華そばの真骨頂だと私は思います。
ちなみに、五枚あるチャーシューのうち二枚が腿肉、三枚がバラ肉となったのは前回からでしたが、もう一つ変わったこととして、混雑時でも相席を一切させなくなった点が挙げられます。これにより、一人客でも四人掛けのテーブル、小上がりを占有できることになったわけです。その分だけ、開店と同時に満席という傾向は強まり、終わったら即出なければという無言の圧力も加わってはくるものの、広々した席でいただけるのは何にしてもありがたいことです。

金ちゃんラーメン米沢店
米沢市林泉寺2-3-28
0238-21-3000
1130AM-1400PM/1700PM-1930PM
月曜定休
チャーシューメン750円
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東北縦断花見の旅 - 西米沢駅

2015-04-26 11:23:17 | 東北
続いては、毎度おなじみ西米沢駅と、駅の近くの公園に立ち寄ります。駅舎の左右に立つ立派なソメイヨシノと、彼方に連なる残雪の飯豊連峰は実に見事です。それだけに、肝心の駅舎が建て替えられてしまったのがなおさら惜しまれますorz
ちなみに、市街の中心からわずかに離れたこともあり、桜は満開、枝によっては蕾も残っています。しかし、駅前でも公園でも、明らかに花が少ないという異変が。一昨年、四月の後半から五月の前半にかけて寒が戻り、東北が稀に見る遅咲きとなったとき、各地で似たような現象を目にしました。蕾の時期があまりに長いと、鳥に食われてこのようになるらしいのです。公園に雪が残っていたことからして、今年の米沢でも同じことが起きたのでしょうか。しかし、上杉神社でも、松川の桜並木でもそのような形跡は全くありませんでした。あらゆる桜に共通する症状ではなく、それでいながら、同じ場所に植えた桜は一様にそうなるというのが何とも不思議です。
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東北縦断花見の旅 - 米沢駅

2015-04-26 10:53:34 | 東北
花見の最中ではありますが、連休後半に予定している九州への汽車旅の構想がまとまってきたため、米沢駅で指定券の一部を押さえました。以前も九州までの指定券をここで買ったという記憶があります。懲りない人間です。
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東北縦断花見の旅 - 松川

2015-04-26 10:18:55 | 東北
続いては、米沢の穴場というべき松川の堤にやってきました。緩やかに蛇行する広々した河原に沿って高い堤が続き、その外側をなぞるように背の高い桜並木があって、彼方に残雪の山々が連なるという絵柄は毎度ながら秀逸です。それでいながら見物客がほとんどなく、地元の散歩客が時折行き交うだけという静かな雰囲気も好ましいものがあります。
この桜並木が最も映えるのは夕方だと私は思います。上流側を向いて、山並みを背にした桜並木が夕日に染まるのを眺めても、影絵になった立ち姿を堤の下から眺めてもそれぞれ様になるからです。その点午前中は、主役の桜並木が逆光になるという難点があります。しかし、今日に関する限りはこの時間帯も悪くはありません。はらはらと舞う花びらが、日差しを浴びて輝いています。ソメイヨシノならではの印象的な散り際です。
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