日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - 金ちゃんラーメン白鷹店

2015-04-26 20:40:58 | B級グルメ
さくら回廊の古木めぐりという宿願は、またしてもおあずけに終わりました。その代わりに、今日はもう一つの宿願を達成しました。金ちゃんラーメンの新規開拓です。
金ちゃんラーメンというと、自身行ったことがあるのは米沢、高畠の両店しかありません。県内にいくつかある他の店には、何度か振られたり、素通りせざるを得なかったりで、なかなか縁がなかったのです。たとえば、宮内の総本山には営業時間が短すぎてなかなか行けず、長井の店はいつも品切れで閉店しており、本日も見事なまでの返り討ちとなりました。谷地の店はご当地名物の肉そばとの兼ね合いで見送らざるを得ず、山形の店は駅からあまりに遠すぎて、汽車旅ではとても立ち寄ることができませんでした。この白鷹店も、昨秋米沢に泊まったときに素通りしており、今回ようやく念願叶った次第です。
そこまで待望したこの店の中華そばは、まさに期待通りの逸品でした。中華そばの280円増しという価格にやや躊躇しつつもチャーシューメンを選ぶと、運ばれてきたのは見た目にも迫力のある丼です。モモ肉のチャーシューが七枚、龍を描いた丼の淵に張り付く出で立ちは、高畠店にも通ずるものの、あちらの巻きチャーシューに対し、この店では腿肉のチャーシューが使われます。味付けをあまり濃くせず、肉の旨味と食感を味わうように調理されているのは、米沢店と同じ路線です。
味わいも全体的には米沢店に近いものがあります。スープの色はわずかに淡く、なおかつわずかに濁っており、一口含んだ瞬間の鮮烈さこそ一歩譲るものの、舌が慣れてくると麺、チャーシューを含めほとんど同じ味のように感じられます。同じ日にいただいたにもかかわらずそう思うのですから、丼を二つ並べて試食しない限り、それぞれの違いは分からないのではないでしょうか。これは取りも直さず、この店のラーメンが完成されているということでもあります。もちろん汁一滴残さず完食と相成りました。

金ちゃんラーメン白鷹店
西置賜郡白鷹町大字荒砥甲680-1
0238-85-3360
平日1100AM-1430PM/1700PM-2100PM
土日祝日1100AM-2100PM
チャーシューメン880円

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