日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州 2015Part2 - 全行程終了

2015-04-19 22:28:03 | 甲信越
全行程終了です。佐久から上信越道、関越道を経由して帰ります。どれだけ疲れが出るかにもよるものの、粛々と走れば高速を下りるのが0時台、その後の走行を含めても1時台には帰れるのではないでしょうか。やはり、最後の移動距離が200kmを切ると負担が全く違います。
それにしても、今季最後の花見を終えたはずだというのに、まだ実感が湧きません。例年ならば、四国が前哨戦、地元と信州が序盤戦、東北が中盤戦で、北海道が終盤戦です。前哨戦を飛ばして序盤戦に入り、それを終えた段階で打ち切りといわれても、なかなか実感しきれないということでしょう。帰った後で次第に実感が押し寄せてくるのでしょうか。それともこのまま次なる旅へとなだれ込んで行くのでしょうか。いずれにしても、今日は心地のよい余韻に浸りながら帰れそうです。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 懐古園の夜桜

2015-04-19 22:07:29 | 甲信越
園内を一周し終わったまさにその瞬間、石垣を照らしていた投光器の明かりが消えました。ぼんぼりは引き続き点灯しており、何本かの桜は依然として投光器に照らされているため、夜桜としてはまだ十分成立します。しかしここらが潮時でしょう。
ぼんぼりによるささやかな夜桜という予想は、ある程度まで的中しました。しかし、それでも思った以上に楽しめたというのが実感です。門から城内へとつながる道に、ぼんぼりの明かりが点々と続き、満開の桜がぼんやり浮かび上がる様子は、投光器が落とされぼんぼりだけになった高遠のようで、これはこれで味があります。本丸を中心にライトアップはあるものの、強い照明で桜を直接照らすのではなく、石垣の下から控えめな照明を上方に向け、石垣と桜をぼんやり浮かび上がらせるという演出も秀逸でした。その一方で、本丸の一番目立つ場所に立つコヒガンザクラなど、とりわけ目立つ木には直接照明を当て、南側にある広場では、ぼんぼりの数を増やして明るくするなど、適度に変化をつけるといった工夫もあり、眺めていて退屈することがありません。
見物客が少なかったのも幸運でした。以前高遠で日中に雨が降り、その後上がりはしたものの、夜桜の時間になっても見物客が戻らず、拍子抜けするほど閑散としていたことがありました。今夜の懐古園もそのような状況だったのかもしれません。昼の部は見事なまでの惨敗でしたが、この夜桜で有終の美を飾れたことを喜ばしく思います。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 小諸再訪

2015-04-19 20:14:15 | 甲信越
昨日通った道を忠実になぞって小諸に着きました。皮肉にも雨は暗くなるのとほぼ同時に止み、路面もすっかり乾きました。気温は7.5度で無風、しかし10度を超えた昨夜比べてやや肌寒く感じられます。これから雨合羽を羽織って懐古園に向かうところです。
昨日園内を一周した限りでは、投光器の少ないぼんぼりを中心とした夜桜らしく、撮って絵になる場面はさほど多くはないかもしれません。しかし、おそらくは今季最後となる夜桜です。しみじみ名残を惜しむには、ささやかな夜桜がむしろおあつらえ向きともいえます。十時の消灯まで、実質的な持ち時間は一時間強あり、長からず短からずちょうどよさそうです。おそらくは消灯の時刻まで粘ることになると思われます。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 昼の部終了

2015-04-19 17:44:39 | 甲信越
桜並木を申し訳程度に散策し、自身とりわけ好む西北側で記念撮影を済ませました。名残惜しくはあるものの、昼の部はこれにて終了です。天候に関しては散々な一日だったとはいえ、到着後予報通りに雨が弱まり、傘要らずで乗り切れたのがせめてもの救いでした。
先刻申した通り、年に一度の恒例行事を一回しくじれば、その時点で二年の間隔が空くことになり、人生の残り時間を考えると計り知れない損失になります。それだけに、信州の中でもとりわけ思い入れのあるこの桜並木に、今年もどうにか立ち寄れたのは幸いでした。しかし、去年は日没間際に小雨が降る中での再訪となり、今年に至っては本降りの雨です。この桜並木が淡い西日を浴びたところは最高なのですが、そのような場面には一昨年を最後に出会えていません。来季こそ三年ぶりの再会を果たしたいものだと思います。
ちなみに、今回気付いたのは、ソメイヨシノばかりと思っていた桜並木に、ところどころエドヒガンが混じっていることです。やはり、同じ場所でも再訪すれば新しい発見があります。次回はどのような発見ができるでしょうか。それを含めて楽しみです。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 黒沢川

2015-04-19 16:38:47 | 甲信越
穂高から広域農道を南下し、このところ毎年立ち寄っている黒沢川の桜並木にやってきました。五時前という時間からして、今から他の場所との掛け持ちはできません。本日、そして今季の花見はこの場所で事実上の打ち止めとなります。
あれこれ寄り道するうちに時間が押したという面はあります。しかし、そもそも寄り道を繰り返したのは、雨にたたられ全く花見にならなかったからに他なりません。午前中は小雨程度で済んでいた雨が、午後からは本降りに変わってしまい、常時傘が手放せない状況なのです。四時頃には止むとの予報も下方に振れ、今のところ六時頃まで降り続くことになっています。的中すれば、残念ながら明るいうちに止むことはないわけです。これでは名残を惜しむどころではありません。結局、今季の花見の旅は信州の二回のみ、それも最後は本降りの雨という、何とも煮え切らない結末を迎えようとしていますorz
もっとも、今月に入って何日雨が降ったかを考えると、延べ四日のうち二日が晴れ、残り二日のうち一日もそこそこ楽しめたのは、むしろ上出来といってもよいでしょう。今季はもう立ち寄れないと思っていたこの桜並木にも、満開から散り際にかけての時期に再訪することができました。それだけでもう十分と考えることにします。

ただでさえ雨雲に覆われたところへ日も傾きつつあり、もはや撮影にはなりません。しかし、今から日没までにどこへ行く当てもありません。暗くなる前に雨が止むのを期待しつつ、しばらくこの場所で粘るつもりです。その後は往路と同じ道を引き返し、小諸の夜桜で締めくくろうかと考えています。
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花見の旅in信州 2015Part2 - わさび漬

2015-04-19 16:29:13 | B級グルメ
松本市街を後に、車を走らせ穂高にやってきました。目当てはもちろんわさび漬です。去年は立ち寄る機会が全くなかったため、これが約二年ぶりの再訪となります。
安曇野でわさび漬を買うというと、二軒回って店ごとの違いを味わうのが定跡です。ただし、二年ぶりともなると新規開拓の余地はなく、「小笠原わさび店」に「寺嶋わさび店」という、自身にとって最も手堅い組み合わせに落ち着きました。

★小笠原わさび店
安曇野市穂高5976-3
0263-82-2414
900AM-1830PM
木曜定休
わさび漬け200g800円

★寺嶋わさび店
安曇野市穂高6661
0263-82-2201
わさび漬け170g648円
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花見の旅in信州 2015Part2 - 中島酒店

2015-04-19 14:55:22 | 酒屋
松本市街を出る前に、これも毎度おなじみ中島酒店に立ち寄ります。先ほど買い求めた明鏡止水が東信の地酒だったため、今度は南信諏訪の「本金」を選びました。

中島酒店
松本市中央1-3-7 セントラルビル1F
0263-32-1158
900AM-1900PM
第三木曜定休
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花見の旅in信州 2015Part2 - 鯛萬の井戸

2015-04-19 14:19:07 | 甲信越
カリー、温泉、酒屋に続いて立ち寄るのは湧水です。市街に数ある湧水の中でも自分がとりわけ好む、鯛萬の井戸に今回も立ち寄ります。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 山崎精一商店

2015-04-19 13:58:42 | 酒屋
続いては毎度おなじみ山崎精一商店で酒を買います。見慣れないラベルの明鏡止水を選ぶのは、この店で過去何度となく繰り返されてきた展開です。
この店で酒を買うとき、決まって渡されるのが「Yamasakiだより」と題されたチラシです。おすすめ品の案内という内容はありがちでも、これがなかなか凝っています。おそらくは女将によって手書きされ、この時期らしく桜と花見の挿絵まで描かれるといった具合で、MOSの店舗の黒板を、さらに濃くしたようなものとでもいえばよいでしょうか。そのチラシで、今回選んだ明鏡止水が紹介されています。造り手によって全く異なる酒になるのが、原料米に使われた雄町の特徴とされ、この酒はキリッと辛口との触れ込みです。その寸評の当否については、帰着後早速試してみることにしましょう。

山崎精一商店
松本市元町1-8-17
0263-32-0020
平日900AM-2000PM
日祝日1000AM-1800PM
火曜定休
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花見の旅in信州 2015Part2 - 港の湯

2015-04-19 13:33:17 | 温泉
雨は小雨ながらも間断なく降ってきます。依然として花見にはならないため、時間稼ぎをしつつ天候回復を待つことにしました。まずはカリーでかいた汗を温泉で流します。立ち寄るのは浅間温泉の「港の湯」です。

★港の湯
松本市浅間温泉1-21-10
1300AM-2045PM
火曜定休
入浴料200円
泉質 単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
泉温 49.7℃
pH 8.9
湧出量 815l/min
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花見の旅in信州 2015Part2 - メーヤウ桐店

2015-04-19 12:10:44 | B級グルメ
残念ながら予報はおおむね的中し、城山公園に着いた頃から雨が落ちてきました。空は時間が経てば経つほど暗くなり、これでは花見になりません。しかし頃よく昼時がやってきたため、「メーヤウ」のカリーを遅い朝食兼昼食とします。
前回はバイキングの桐店を選んで、チキン、ポークの二枚看板がいずれもないという散々な目に遭い、これなら単品注文の信大前店でよかったと後悔しました。それにもかかわらず、性懲りもなくバイキングを選択したのは、一年ぶりの機会なら思う存分いただきたかったという理由によります。ただし、前回の二の轍は踏みません。店先の品書きに「ポーク」の文字があるのを確かめてから入りました。
まあ予想通りの結果ではありますが、店先の品書きで「チキン」とされていたのは、それより格落ちの骨なしチキンです。しかも、前回唯一の収穫だったビーフが、ポークと入れ替わる形で品書きから外れています。その結果、今回は必然的にポークを主役に据え、骨なしチキンとレッドで脇を固める形となりました。双璧を擁した頃に比べて見劣りはするものの、角煮のような巨大な肉がいくつも入ったポークの出来は最高です。
それにしても、チキンが格落ちの品に成り下がって、ポークとビーフもいずれか一方しか出ないということになると、1300円近い出費に見合った価値があるかどうかは疑問です。一時下げ止まったバイキングの質が、再び落ちてしまったのは残念と言わざるを得ません。しかし、二十年来通い続けて、この店にも浮き沈みがあるのは分かっています。いつか再び浮上することもあろうと、淡い期待を抱いている次第です。

メーヤウ桐店
松本市桐1-2-35 コマツプラザ
0263-33-6504
1130AM-2030PM(LO)
水曜定休
カリーバイキング1296円
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花見の旅in信州 2015Part2 - 宿願ならず

2015-04-19 10:51:17 | 甲信越
アルプス公園を訪ねたところ、駐車場が一つ残らず埋まる大盛況。少し離れた駐車場に止めるという選択もあるにはあったものの、この空模様では満開の桜も絵にはなりません。昨日の夜桜だけで十分と割り切り、そのまま城山公園に下ってきました。
過去には満開かつ快晴の条件下で訪ねたこともあります。それだけに、天候は明らかに格落ち、しかも時刻は10時を回ったばかりという状況で、これほど混むとは全くの予想外でした。城山公園の見頃は過ぎたと見て、アルプス公園に見物客が集中したのでしょうか。こちらの桜も遠目にはまだ十分見頃なのですが。

しかし、それ以上に痛いのは、アルプス公園のお立ち台からの眺めを、去年に続いて見逃したことです。青空に浮かび上がる残雪の北アルプスの稜線と、眼下に広がる安曇野の眺めは、それはもう見事という他なく、これを眺めるのが松本を車で訪ねたときには必須の行程となっています。しかし、例年早春、花見と最低二度の機会を作ってきた中、去年は花見の一回限りとなってしまい、そのときの天候は薄曇りでした。今季も北陸詣でに明け暮れ松本には手が回らず、丸一年ぶりの機会でも宿願達成はなりませんでした。来年まで持ち越しとなれば、結果として三年ぶりということになるわけです。
常々申している通り、心身共に健康でいられるのは、長くともあと二十年がせいぜいです。二年に一度となればあと十回、三年に一度ならあと六回、七回ほどの機会しかありません。そう考えると、年に一度の機会を棒に振るのは、人生における重大な損失といっても過言ではないのです。次の機会が早く来てくれることを願っています。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 松本美須々ヶ丘高校

2015-04-19 10:04:38 | 甲信越
続いて訪ねるのはもちろん松本美須々ヶ丘高校です。護国神社と同様、ソメイヨシノはかなり散ってきてはいるものの、青空の下で花吹雪が舞い上がれば、それなりの絵にはなるのだろうと想像できます。しかし、空は予報通りに曇ってしまい、そのような光景は残念ながら望むべくもありません。
ちなみに現在の気温は13度で無風。昨日の今頃は10度そこそこで汗ばんだにもかかわらず、今日は長袖シャツに雨合羽を羽織ってちょうどよく感じられます。日差しの有無で体感温度が大きく違ってくるのは、時節柄紫外線が強くなったからでもあるのでしょう。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 護国神社

2015-04-19 09:25:47 | 甲信越
天気予報に鑑み、酒を買うなどの野暮用は後回しにして、雨が降り出す前に花見を済ませておくことにしました。最初に立ち寄るのは護国神社です。昨晩の結果から、開花状況が去年と全く同じなのは分かっています。こちらでは、本殿の背後に突き出たエドヒガンの枝垂桜が葉桜に変わりつつあり、ソメイヨシノが遠目にも散ったと分かる一方、八重紅枝垂が満開という状況です。
この神社と道路を挟んで向かい合った体育館にも、かなりの数のソメイヨシノが咲いており、すぐ近くには校庭の桜並木が印象的な松本美須々ヶ丘高校もあります。昨晩うどん屋のおばちゃんから聞いたのは、かつてはこの一帯に今以上の桜があったという話です。倍ほどあったという話の真偽はともかく、今以上にあったという時点で、相当なものだったのは明らかです。おそらく市内でも一番の名所だったのではないでしょうか。
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花見の旅in信州 2015Part2 - 静風荘

2015-04-19 08:24:42 | 甲信越
出発します。昨晩世話になったのは「静風荘」でした。開花状況を踏まえ、先週末は信州、今週末は会津という前提で一旦宿を押さえたところが、信州で二週連続花見ができるという予想外の事態を迎えるに至り、急遽押さえたのがこの宿です。
このような事情もあり、数日前に調べた時点では、松本の呑み屋街から歩ける常識的な価格の宿は皆無に近く、過去二回続けて世話になった横田温泉にさえ空きがないという状況でした。そのような中、横田温泉よりも多少遠い程度で済む宿が空いていたため、そこへどうにか滑り込んだ次第です。
この宿でまずよいのは立地です。女鳥羽川に面した閑静な住宅街の一角に位置し、窓の外には常念岳から有明山へと続く北アルプスが見えます。一見するとごくありふれた商人宿のようでありながら、館内はどこもかしこもきれいに改装されており、案内されたのはツインの洋室でした。英文の表記が各所にあることからして、おそらく海外からの慣れた旅行客を相手にしているのでしょう。しかし、家庭的な雰囲気は昔ながらの旅館そのものです。
その一方で、呑み屋街からの距離は予想をかなり上回っていました。地図の上で見る限り、横田温泉とは大差がないにもかかわらず、実際には三割、四割増程度に感じられます。よくよく考えると、南北方向で見れば二軒ある「メーヤウ」の中間に位置するわけで、それなら自転車を漕いでもそれなりの距離です。ましてや歩くなど、不可能とはいわないまでもかなりの覚悟が必要でしょう。酒場で呑むのも松本に泊まる目的の一つである以上、ここを定宿にするのは難しそうです。
とはいえ、立地と居心地は最高でした。この宿がなければ、そもそも今回松本に泊まるという選択が考えられず、引いては信州の旅そのものが成り立たなかったかもしれません。助け舟となってくれたこと、一晩快適に過ごさせてもらったことに感謝しています。
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