日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(4)

2015-04-16 22:47:47 | 旅日記
一時停滞していた桜前線が再び北上を開始し、昨日弘前で最初の一輪が咲いたとの情報が入ってきました。これにより、東北の桜は連休前半で見納めとなることが確定的となりました。異例としかいいようのない北東北の早咲きに鑑み、こちらも大幅な軌道修正を行います。今週末で花見を一旦切り上げ、大型連休の目的地を九州に振り替えるというものです。
花見の旅は、過去五年にわたり続けてきた春から初夏にかけての年中行事であり、前年秋から続く旅の暮らしの中でも、終盤最大の山場といえるものです。しかし、大型連休を待たずして打ち切るにあたり、さほどの迷いはありませんでした。以前申した通り、花見の旅の醍醐味とは、桜前線とともに列島を北上して行く過程そのものであり、ただ花見ができればよいというものでもないからです。
少なくとも連休前半までは、場所を選べば十分花見は成り立ちます。脇目も振らずに北上すれば、弘前の桜吹雪に間に合うかもしれません。しかし、例年の半分ほどしかない日程に無理矢理予定を詰め込み、東北を駆け足で一周したとしても、消化不良となるのは明白というものでしょう。函館ですら今月中に散るとの予想が出ている中、連休後半にどう動くかという問題もあります。例年に比べて格落ちとなることが避けられないのであれば、今季は潔く切り上げて、他の使い道を考えた方がよかろうと思い至った次第です。
これにより、花見は今週末で一旦打ち止めとなります。五月の中旬以降に道東へ行く可能性は残されているものの、東北を飛ばして北海道にだけ行ったとしても、取って付けたようになるのは避けられず、決行するかどうかは微妙になってきました。しかし落胆しているわけではなく、むしろ九州で久々に大型活動ができるという楽しみの方が今は勝っています。構想も徐々に固まりつつあるため、今週末の活動から戻った頃にまとめてみます。
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