日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(5)

2015-04-23 22:35:47 | 旅日記
結局、土壇場で元の鞘に収まりました。花見の旅を連休前半まで延長します。
北東北の早咲きに鑑み、花見を切り上げ九州へ行くと一旦決断したにもかかわらず、東北がにわかに再浮上してきたのは一昨日のことでした。そのとき理由として挙げた九州の天候については、実は改善されており、今のところ三日のうち二日は晴れることになっています。それにもかかわらず再び東北へ傾いたのは、九州以上の好天が見込まれ、なおかつ実質的な活動時間も延びるからに他なりません。
すなわち、九州へ行こうとすれば、初日と最終日がほぼ移動となり、実質的に使えるのは中間の三日しかありません。前半と後半を分けるわずか二日のために、鹿児島から一時帰京するのも厄介です。連休後半は自走での移動が中心となり、前半以上に実質的な滞在時間が限られるという事情もあります。これに対し、東北ならば初日の朝から最終日の日没まで活動できる上に、前半は前半で完結させ、後半は心機一転他の目的地へ向かうという切り替えができます。散り際に間に合うかどうかの瀬戸際とはいえ、晴天ならばどこへ行ってもそれなりの絵にはなるでしょう。今しかできない旅はどちらかという観点からしても、ここは東北だろうと思い至った次第です。

会津、置賜、仙台、弘前と進むのが定跡化していた東北での花見ですが、今季は先例のない手順となります。日程は例年の半分程度に過ぎず、開花状況も大きく異なるため、どこまで北上するかについては流動的です。よって、例年通り夏井の千本桜を振り出しにしつつも、日が暮れた時点でさらに北上したければ進み、去りがたければ残り、時間がなくなり次第そこで折り返しという方針をとります。
脇目も振らずに東北道を疾走すれば、弘前の花吹雪にも間に合いそうな情勢とはいえ、仙台からでも片道300kmを要するだけに、どこかで徹夜走行をはさまなければたどり着きません。南東北に長居してしまえば、弘前まで遠征するのは現実的ではなくなります。逆に、弘前にさえこだわらなければ、全体の行程にはかなりの余裕が出るため、今季に関する限りはそれも悪くなかろうと考えています。あえて行くなら平日でしょう。開花状況からしても天気予報からしても、日曜の晩に徹夜で走り、翌朝乗り込むのが順当ではないでしょうか。日曜の花見を終えた時点で、その気力が湧くかどうかが分かれ目となりそうです。
なお、連休後半については、今のところ九州への汽車旅とする方向で検討中です。それ以上のことは花見が終わってから改めます。
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