日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - 帰着

2015-04-30 23:15:21 | 東北
五日にわたる東北での花見が終わりました。帰着は三時前と、決して早くはありませんでした。ただし、二本松から須賀川までと、矢板から先については一般道を経由した上での結果です。しかも、総行程は約1720kmに達し、一日あたりにすれば仙台までの片道と比べてもほぼ変わりません。夜は車中二泊とカプセル二泊で乗り切りました。そのような強行軍にもかかわらず、二時台に帰れたのはむしろ上出来といってよいのではないでしょうか。自分にもこれほどの体力が残っていたかというのが実感です。
信州での花見から帰着したときは、花見はこれで最後と決断していたにもかかわらず、あまりの呆気なさで実感が湧きませんでした。それに対して今回は、近年希に見る強行軍を乗り切り、東北六県に最低一度は足跡を残せたという点で、やれる限りのことをやり切ったという実感があります。
まさに見頃の桜といえば、初日の観音寺川と四日目の岩木山麓がせいぜいであり、その他については葉桜同然だったり、そもそも花がほとんど咲かなかったりで、純然たる「花見」としては今一つだったともいえます。しかし、桜を追って北上する「花見の旅」として捉えた場合、今回の旅もあながち悪くはありませんでした。やはり、北上する過程こそ花見の旅の醍醐味だと再認識した次第です。
花見の旅を完全燃焼で終え、これでようやく心機一転次なる旅へと進むことができます。今日を含む中二日の平日をやり過ごした後、九州への汽車旅に出ます。大型連休の最盛期に重なり、またしてもカプセル連泊の強行軍ではありますが、佐賀、長崎以外の九州各県と山陽地方を、五日の日程で周遊する予定です。
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