日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(3)

2015-04-15 23:28:17 | 旅日記
週明けから降り続いた雨が止み、三日ぶりの青空が広がりました。前回晴れた日曜には信州にいたため、八重桜が見頃を迎えてからは初めての晴天です。しかし、月の前半を終え、15日のうち10日で日照時間が0という、梅雨時でもあり得ないような天候不順には閉口させられます。数少ない晴天が高遠の最盛期に重なったのは、僥倖だったと改めて思います。
この悪天候で足踏みを続けていた桜前線でしたが、昨日は盛岡を通り越し青森で開花したとの情報が入ってきました。弘前の開花予想も大幅に繰り上がり、開花が明日で花吹雪が24日などという信じ難い状況になっています。もし的中すれば、連休後半どころか前半を待たずに散るわけです。
最新の予想によれば、会津と置賜の方が北東北より遅咲きとなります。単なる早咲きならば、それに合わせて早く動けば済む話とはいえ、今季は開花の順序が狂っており、さらには天候も振るわないため、どう動けばよいかの見通しが全く立ちません。もはや二週三週先のことを考えても意味はなく、目先の活動に集中するしかなさそうです。

それでは目先の活動をどうするかと考えたとき、にわかに浮上してきたのが信州を二週続けるという奇策です。もちろん、限られた時間ながらもできる限りのことをやり尽くしたという点で、前回の活動の結果には満足しています。しかし、今週末の主戦場と考えていた中通りと会津の天候が今一つなのに対し、信州では二日とも好天が期待でき、なおかつ場所を選べばまだ花見ができるのです。小諸と諏訪では今週末が見頃と予想されており、それとの類推からすれば安曇野の桜にも間に合うでしょう。一泊二日で回るには理想的な範囲ということもあり、気分は信州に傾きかけている次第です。直前まで見極めますが、天候と開花状況が互角であれば、信州を選ぶ可能性は高いと思われます。
二週続けて信州ということになると、自身にとっては五年ぶり二度目です。信州で桜前線が足踏みする中、青森でもう開花したという現実は、今季の桜がいかに特異であるかを物語っています。
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