本日は少し早めの全行程終了です。船は金華山の沖合を通過し、三陸沖を北上しています。
船内で通過時刻も案内される金華山ですが、船上からの眺めは特にどうというほどではありません。大きい灯台だと暗い中でも一目で分かる明かりを除けば、周囲はただの暗闇です。瀬戸内海航路と違い、陸地には町の明かりもなく、視界を航行するのも自船のみ。さらに、進行方向右側には漆黒の太平洋が広がっています。太平洋航路はここまで単調だったかと拍子抜けしたところが、ここで思わぬ展開が待っていました。
雲間から星が出てきたかと思うと、さほどの間もなくすっかり晴れて、やがては月が出てきたのです。気付けばその月が航跡を照らし、彼方には金華山の灯台がまたたくという、実に印象的な光景が広がっていました。本四架橋の通過のような、一瞬たりとも目の離せない劇的な展開というわけではありません。しかし、印象深さという点では、さる五月、霧多布から帰る途中に眺めた月夜の太平洋が思い起こされます。
今夜がこの月夜なら、明日も晴れてくれるのでしょうか。次は明朝お会いしましょう…
船内で通過時刻も案内される金華山ですが、船上からの眺めは特にどうというほどではありません。大きい灯台だと暗い中でも一目で分かる明かりを除けば、周囲はただの暗闇です。瀬戸内海航路と違い、陸地には町の明かりもなく、視界を航行するのも自船のみ。さらに、進行方向右側には漆黒の太平洋が広がっています。太平洋航路はここまで単調だったかと拍子抜けしたところが、ここで思わぬ展開が待っていました。
雲間から星が出てきたかと思うと、さほどの間もなくすっかり晴れて、やがては月が出てきたのです。気付けばその月が航跡を照らし、彼方には金華山の灯台がまたたくという、実に印象的な光景が広がっていました。本四架橋の通過のような、一瞬たりとも目の離せない劇的な展開というわけではありません。しかし、印象深さという点では、さる五月、霧多布から帰る途中に眺めた月夜の太平洋が思い起こされます。
今夜がこの月夜なら、明日も晴れてくれるのでしょうか。次は明朝お会いしましょう…