日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - 舞台は北へ

2015-04-26 18:08:02 | 東北
六時を前にしてまず小学校のソメイヨシノが、次いで久保桜が日陰に隠れ、それと同時に投光器の明かりがつきました。これから残照が弱まるにつれて、久保桜が再び浮かび上がってくるでしょう。本日の夜桜は、この久保桜と、釜の越桜の二本立てとなりそうです。

さて、置賜に残りたければ残り、一区切りつけば次は弘前だと今朝方申しました。結論としては、南東北での花見は今日で切り上げ、仙台から東北道で一気に北上します。
米沢以遠の置賜では、実に四年ぶりとなる好天だけに、宿願だったさくら回廊の古木めぐりに、もう一日かけたいのはやまやまなのです。しかし、繰り返し申している通り、今回は日程が例年の半分しかない以上、何かを切らなければ旅が成り立ちません。本日の開花状況からして、周辺の古木は見頃から散り際へ向かう頃と予想され、ソメイヨシノに多くを期待することもできない以上、さらに一日注ぎ込むかという問題が出てきます。加えて今日が日曜で、米沢に戻っても呑み屋の心当たりが一切なく、一杯やりたければ会津若松まで延々引き返さなければならないという事情もありました。
全体を通じて見れば、五日の日程を南東北と北東北のどちらに多く注ぎ込むかという選択でもあります。はるばる北上するならば、遠い方により多くの時間をかけるのが順当というものでしょう。朝の時点では、相当逡巡するかと思ったところが、いざ蓋を開ければさほどの迷いもなく決断に至りました。
夜桜見物を終えてどこかで一風呂浴び、腹ごしらえも済ませるとすれば、仙台に着くのは深夜になるでしょう。そのまま東北道に乗って体力の続く限り走り、力尽きたところで仮眠をとって、明朝なるべく早い時間に弘前へ乗り込むつもりです。

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