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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

14世紀のルビーが教えてくれたこと

2009年06月19日 05時04分10秒 | 宝物
写真は、14世紀のヨーロッパのリングです。

橋本コレクション「指輪を手に取る会」から、

14世紀といえば、日本では、鎌倉時代の

後期から室町時代でしょうか。

いまお召しになられていても全然おかしく

ないデザインですし、ミャンマー産もしく

はその近辺の接触変成岩起源のルビーです。

丸くカボションカットされた中央あたりに

天然無処理石特有の赤色の強い部分と弱い

部分がまだら模様のようになっています。

今では、欠点としてとらえられるポイント

ですが、色のムラを真ん中に堂々と持って

きて研磨しているところに感動します。

人が自然に合わせているのです。

今のように「地球にやさしい」とか変な事

を行っていません。「地球のおかげです」

みたいな。。

それだけルビーが貴重なものだった

ことをうかがい知ることができますし、

人間の力ではどうしようもない、

逆に自然を崇拝する気持ちが伝わって

きます。

今も輝いて、それを私たちに教えてく

れている様な気がしてなりません。



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