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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

山菜狩りで懐かしい人達と邂逅・・(妻女山里山通信)

2011-05-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 GW最終日の日曜は、山の手入れと山菜採り。遠足の小学生も通る林道に倒れるかもしれない状態になっていた15mほどある立ち枯れの落葉松を切り倒したので、その処理を。倒せる角度が10度ぐらいしかなく、外れると掛かり木になってやっかいなので慎重に作業を進めました。まず360度から観察して重心がどちらの方向か見極めます。受け口を作ってそちらに倒れる様にし、反対側から切り倒します。なんとか思い通りに倒しましたが、落葉松は林道を跨いだ状態。やはり切って正解でした。立ち枯れとはいえ重さは1トンぐらいあるはずです。

 作業終えて蕗と山椒の若葉を採りにある場所へ。山蕗(沢蕗)は、まだ小さめですが灰汁も少なく、伽羅蕗を作るにしても薄味で楽しめます。ここ数日で森は芽吹きが進みすっかり若葉の季節になりました。樹上ではオオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ウグイスなどが盛んにさえずっています。時折アオバズクの恋歌も聞こえます。ウソは明らかにメロディーに聞こえる恋のさえずりをします。

 昼近くなったので山菜を採って妻女山の駐車場に戻ると、実にたくさんの車が来ていました。すると向こうから見た事のある男性がダブルストックで歩いてきました。坂城の鳴海さんでした。冠着山(姨捨山)の佐良志奈神社からの廃道になっていたルートを復活させた方です。そのトレッキングルポはこちらです。その時の話をしていると、また男性が。川中島のホテルの支配人をされているYさんでした。二人とも鞍骨城へ登るとのこと。

 これはいい機会と、斎場越しの旧道を案内して、陣場平と堂平大塚古墳へ案内することにしました。陣場平では、ここが川中島合戦の時に上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わるということ。一角にある積石塚古墳の紹介。昔薬草畑だったなごりのバイモの紹介などをし、堂平大塚古墳へ。ログハウスのKさんは、ちょうど昼で帰ったようで炉の煙だけがくずぶっていました。昔は野菜の貯蔵庫として使われていた横穴式円墳を案内。けっこう広い内部も見学しました。そこから林道へ戻り、天城山(手城山)の登山口で別れました。

 重りを背負ってボッカ仕様の登山スタイルのYさんは、行けるところまで行くと言われていましたが、どこまで行けたのでしょうか。昨年私が御姫山まで行ったルポはこちらですシロバナエンレイソウが咲いていました。

 妻女山の麓では、ハルザキヤマガラシとクサノオウ、ヤマブキ、タンポポの黄色が鮮やかです。タンポポは、麓へいくほど交雑種が多くなり、山上でも林道脇は交雑種、林内の草地にあるものはシナノタンポポです。林道脇ではウワミズザクラも満開です。

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★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。

★【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】ニホンカモシカに遭遇したトレッキングも数多くあります。

★妻女山(斎場山)について研究した私の特集ページ「「妻女山の真実」妻女山の位置と名称について」。「きつつき戦法とは」、「武田別動隊経路図」など。このブログでも右下で「妻女山」でブログ内検索していただくとたくさん記事がご覧いただけます。

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