モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

シオカラトンボ・恋の季節(妻女山里山通信)

2010-06-19 | アウトドア・ネイチャーフォト
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  水がはられ田植えが終わった棚田にシオカラトンボが舞い始めました。雄は雌が飛来するのを待ち、見つけるやいなや連結交尾を始めます。交尾をしながら飛び回るトンボに、それを追いかけるいく匹もの雄たち。草の茎に留まって動かなくなったところを接近して撮影しました。

 写真の上が雄で、下のやや黄みがかったのが雌。ムギワラトンボともいわれます。交尾中は、雄の腹部がヒクヒクと動いています。結構長い交尾が終わると、田んぼの水面に飛んで行って雌は水面に産卵します。雄はそれを守るようにホバリングしながら見ています。産卵が終わると再び交尾を始めたりします。結構慌ただしい交尾です。

 田んぼの脇では、イボタノキの白い花が咲いていました。ゼフィルスが舞い始めるのもまもなくです。帰りに森の中を通ると、たくさんのヤブ蚊にとりつかれたのには参りました。そして、今年初めてオオスズメバチに接近遭遇。その距離はわずか60センチほど。威嚇ではなく巡回飛行の最中にたまたま側を通っただけなのですが、あの大きな唸るような羽音と、ハチとは思えないような大きさには、いつも驚かされます。

 去年は四回ほど威嚇され、一度は三十メートルほど追いかけられました。山の草刈りをしていて羽音で目を上げると目の前60センチにオオスズメバチがホバリングしていて、こちらを睨みつけていました。ゴーグルはしていましたが、瞬間的に逃走。なんとか逃れましたが、冷や汗ものでした。こんな世界最強最大の殺人ハチが、アマゾンでもアフリカでもなく日本の里山に普通にいるというのが驚異です。

 ただ、このオオスズメバチもミツバチが大勢でとりついて、その体温で殺してしまうということもあるのです。日本代表も、個ではかなわなくても大勢でとりついてオランダを撃破してほしいものです。日本がカメルーンを撃破という番狂わせ?が世界を驚かせましたが、フランス、スペイン、ドイツが次々と破れています。ゴール量産といわれたボールは、反対にゴールが少ないという皮肉な結果が出ています。なんだか次々とミラクルが起きそうな今回のワールドカップです。

★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、地衣類、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。

★夏の信州のトレッキングは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】にいくつかアップしてあります。菅平高原の大松山アップしました。ご覧下さい。

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