11月の降雪は54年ぶりという東京ですが、ほとんどの人は降ってもみぞれかな位に思っていたのではないでしょうか。所謂上雪(かみゆき)なので、善光寺平でも南部の方が積雪が多かった様です。昼頃、所要のついでに妻女山へ寄ってみました。今年は早めにスタッドレスに交換しておいて正解でした。ただこの雪には放射性物質が含まれています。濡れたり食べたりは厳禁です。喜んでいる場合ではありません。
妻女山(旧赤坂山)展望台から見る松代方面。上信越自動車道や下の国道403号は、路面に雪はなく順調に流れていました。降雪を知らずに東京方面から冬タイヤをはかずに車で来てしまった観光客は焦ったかもしれません。
展望台から茶臼山方面。中腹から上は雪雲の中です。横に広がる黒い筋は千曲川。
(左)妻女山展望台。積雪は10センチぐらい。ブーツで階段の除雪をしました。(中)その南にある戊辰戦争以降の戦没者を祀った妻女山松代招魂社。(右)そのすぐ南にある駐車場。普段なら休憩する会社員の車が何台かあるのですが、流石に誰もいません。
(左)ここから右の林道を登って行きます。(中)湿雪なので、途中落葉松や山桜の落枝が度々あり、それらを片付けながらゆっくりと。(右)長坂峠から見る斎場山(旧妻女山)。山頂は謙信本陣跡と地元で伝わる古代科野国の円墳です。
長坂峠から北の善光寺平を俯瞰。中央にAC長野パルセイロのホームスタジアムが見えます。冬の信州に来たら、ぜひ「おしぼりうどん」を食べてください。信州でも更科と埴科だけで食べられる郷土料理です。坂城のねずみ大根や信州地大根などの「あまもっくら」といわれる甘みのある激辛の地大根の絞り汁に味噌を溶いて地粉で打った熱々の手打ちうどんを食べる料理。箸休めは野沢菜の本漬けで。こたつに入って熱燗で一杯。
(左)さらに300mほど車を進めて、謙信陣城跡と伝わる陣馬平へ。貝母の群生地です。ヨシの根とノイバラの根を除去して、種を蒔いたり球根を埋めたので、来春どれだけ増えるか楽しみです。(中)鮮やかな緑は、山桑。(右)森の珊瑚と私が呼んでいるクマノミズキ。
陣馬平全景。手前は旧建設省の菱形基線測点。4つでワンセットで、全国に16箇所あります。雪は昼頃には止み、午後3時過ぎには山の木々の樹上の雪もほとんど消えました。木にも体温があるからです。広葉樹の方が早く消え、赤松などはまだ残っています。明朝の最低気温は、−6.4度。晴れて放射冷却で相当冷え込みます。雪がなくても路面の凍結には充分注意してください。ブラックアイスバーンは、スピードを出していたらスタッドレスも効きません。もうひとつ怖いのは積もった落ち葉。これもスタッドレスは無力です。下が凍結していたり泥濘状態だと止まりません。安全運転を。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
妻女山(旧赤坂山)展望台から見る松代方面。上信越自動車道や下の国道403号は、路面に雪はなく順調に流れていました。降雪を知らずに東京方面から冬タイヤをはかずに車で来てしまった観光客は焦ったかもしれません。
展望台から茶臼山方面。中腹から上は雪雲の中です。横に広がる黒い筋は千曲川。
(左)妻女山展望台。積雪は10センチぐらい。ブーツで階段の除雪をしました。(中)その南にある戊辰戦争以降の戦没者を祀った妻女山松代招魂社。(右)そのすぐ南にある駐車場。普段なら休憩する会社員の車が何台かあるのですが、流石に誰もいません。
(左)ここから右の林道を登って行きます。(中)湿雪なので、途中落葉松や山桜の落枝が度々あり、それらを片付けながらゆっくりと。(右)長坂峠から見る斎場山(旧妻女山)。山頂は謙信本陣跡と地元で伝わる古代科野国の円墳です。
長坂峠から北の善光寺平を俯瞰。中央にAC長野パルセイロのホームスタジアムが見えます。冬の信州に来たら、ぜひ「おしぼりうどん」を食べてください。信州でも更科と埴科だけで食べられる郷土料理です。坂城のねずみ大根や信州地大根などの「あまもっくら」といわれる甘みのある激辛の地大根の絞り汁に味噌を溶いて地粉で打った熱々の手打ちうどんを食べる料理。箸休めは野沢菜の本漬けで。こたつに入って熱燗で一杯。
(左)さらに300mほど車を進めて、謙信陣城跡と伝わる陣馬平へ。貝母の群生地です。ヨシの根とノイバラの根を除去して、種を蒔いたり球根を埋めたので、来春どれだけ増えるか楽しみです。(中)鮮やかな緑は、山桑。(右)森の珊瑚と私が呼んでいるクマノミズキ。
陣馬平全景。手前は旧建設省の菱形基線測点。4つでワンセットで、全国に16箇所あります。雪は昼頃には止み、午後3時過ぎには山の木々の樹上の雪もほとんど消えました。木にも体温があるからです。広葉樹の方が早く消え、赤松などはまだ残っています。明朝の最低気温は、−6.4度。晴れて放射冷却で相当冷え込みます。雪がなくても路面の凍結には充分注意してください。ブラックアイスバーンは、スピードを出していたらスタッドレスも効きません。もうひとつ怖いのは積もった落ち葉。これもスタッドレスは無力です。下が凍結していたり泥濘状態だと止まりません。安全運転を。
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インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。