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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

手作り信州味噌の仕込み。挽いて丸めて投げつけて叩いて仕込む。大豆も栽培、塩麹も手作り(妻女山里山通信)

2017-02-12 | 男の料理・グルメ
 雪も舞う厳寒の土曜日に待望の味噌の仕込みをしました。思えば昨年の6月に一反の畑に大豆を蒔いて、草取りしたり収穫したり脱粒したり選別したりして、やっと8ヶ月目に味噌の仕込みとなりました。薪ストーブをガンガン焚いての作業でしたが、シャッターを開けなければならず、寒いので皆重装備で。

(左・中)前日の夜に大釜でK氏とS氏とで大豆を茹でました。満月が昇っています。(右)仕込み当日の土曜は、最低気温がマイナス9度、最高気温が2度の寒い日でした。妻女山展望台から見る松代城方面。

(左)大釜の大豆は、非常に柔らかく煮上がっていました。そのまま食べても美味です。(中)それを味噌作り名人のおばあちゃんと30キロの大豆で物々交換した大豆を挽く機械で潰していきます。(右)こんな感じでモンブランの様な大豆が続々出てくるのです。シンプルですが、なかなか優れもの。

(左)バットにとった大豆に塩麹をまぶします。この麹もK氏が米から自作したものです。(中)これをまぶして練っていきます。(右)練上がったら玉にして仕込む容器に投げ入れ、押し付けて空気を抜きます。

(左)こんな作業が延々と続きます。(中)この機械で挽肉も挽けるでしょうか。なにか他にも使えそうですが。(右)塩麹が足りなくなったので作っています。

(左)メンバーの分は樽に仕込んで、その他にジップ付きのビニールパウチにも仕込んでいきます。これらはサブメンバー用や贈答用になります。(中)エタノールで殺菌します。(右)12袋できました。一応出来上がりはお盆の頃ということです。楽しみです。新味噌はコウナゴをまぶして熱々ご飯にのせて食べると超美味です。焼きおにぎりも美味そうです。

(左)昼はK氏手作りの幻の小麦イガチクオレゴンで打った手打ちうどん。具は豚バラ、鶏もも、信州人のソウルフード・スギヨのビタミン竹輪、じこぼう(ハナイグチ)、長ネギ。そこへ二人が見ていない間に大豆をお玉一杯入れました。(右)丼にうどんをよそい、私が持参した長芋をとろろにして載せ、生卵を月見に。馬鹿旨で二杯食べましたが、お腹いっぱい。体もポカポカ温まりました。来るはずだったN氏(どこに行ってたのかな)と私の長男が欠席で、うどんが余ってしまいました。結局わたしが鍋ごと持ち帰りました。
 次回は3月に豆腐作りをする予定です。湯葉や豆乳、厚揚げや油揚げも考えています。豆腐は、絹ごしの様なやわなものではなく、島豆腐の様な密度の高いしっかりしたものをと考えています。ざる豆腐もいいですね。塩麹が大量に余ったので分けました。トロトロの塩麹を仕込んで、豚バラ肉や鶏肉を漬け込み冬野菜と共に蒸し料理にすると絶品です。

 翌日曜日はうって変わって晴天。千曲川左岸から見る右の高みが斎場山(旧妻女山)。山頂は上杉謙信の本陣と伝わる古代科野国の円墳です。左の低い高速道路に削られたのが現在の妻女山(旧赤坂山)。展望台と戊辰戦争の戦没者を祀った妻女山松代招魂社があります。大きな駐車場があります。ここから鞍骨城跡や鏡台山へのルートがあり、拙書でも詳しく紹介しています。

 その妻女山展望台から見る松代城方面。上信越自動車道の松代パーキングエリアの奥辺りが松代城跡。『真田丸』で観光客やハイカーが増えた松代の向こうにそびえるのは、左から東条氏の尼厳山。右へ奇妙山。雲がなければその右奥に根子岳と四阿山が見えます。右へ大松山、保基谷岳、ノロシ山。手前に皆神山。右手前の長い尾根は象山。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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